【少年時代の「バック転ができるようになりたい夢」を31才になって叶えた話③】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
※僕が子供の頃から夢見ていた「バック転ができるようになりたい!」という願望を叶えた時の体験談のつづきです。
 
 
僕は体操教室の生徒たちの連続バック転のレベルの高さを見て、自分が別世界に来てしまったことを実感しました。
 
 
ここにいる子供達は、みんな当たり前のように美しいフォームでアクロバット技を練習しています。
 
 
僕は、自分がやりたいことがとてもちっぽけに思えてきました。
 
 
僕:「1回だけバック転ができるようになれば満足なんです。」
 
 
オーナー:「1回だけできればいいの?それならここに通わなくても、今日すぐにでもできるようになりますよ。」
 
 
僕:「え??今日??」
 
 
オーナー:「バック転は体操の技の中でもカンタンな部類だから、一番練習時間が少なくて身に付くんですよ。さっきの子達のように連続でまっすぐ進めるようになるには、かなり練習が必要だけど、1回だけなら今日すぐできますよ。」
 
 
僕:「でも僕は今まで、体操とかやったことない初心者なんですが・・・」
 
 
オーナー:「あぁ、経験は関係ないですよ。じゃあちょっと練習用マットを用意するんで、しばらくここで待っててください。」
 
 
僕:「あ、ありがとうございます!」
 
 

非日常の世界

僕は話が急展開したせいで、心の準備ができないまま、しばらく待っていました。
 
 
みんなの練習風景を眺めていると、本当に自分が別世界に来たことを実感します。
 
 
目の前では、小さな子供たちが当たり前のように連続バック転を美しいフォームで決めています。
 
 
鉄棒の方に目を向けると、さっきまでは小さな小学生ぐらいの子達がやっていましたが、今度は中学生ぐらいの子達がやり始めました。
 
 
身体が大きくなっているので、大車輪などの回転大技がすごい迫力です!!
 
 
鉄棒がきしむ音と、身体が風を切って「ブン!ブン!ブン!」とすごい迫力の音を出しています。
 
 
だいぶ離れているのに、ここまで風が感じられそうなぐらいの迫力です!!
 
 
マット運動も、みんなすごい空中技を披露しています。
 
バック転どころではありません。手を床につかずに、空中で何回転も宙返りした後に、見事に着地するような技を、連続で繰り出しています。
 
 
しかも何よりすごいのは、みんなの表情です。
 
 
特に気合いを入れて必死になっている表情ではなく、涼しい顔で当たり前のようにやっているのです。
 
 
僕らが道を歩くのと同じ感覚で、連続宙返りをしているように見えました。
 
 
見学者の僕に対しても、「どうだ?スゴいだろ?」みたいな表情をしている子は誰もいません。
 
 
みんな淡々と、いつもの練習をこなしている感じでした。
 
 
この子達にとっては、この光景が日常なのでしょう。
 
 
でも僕にとっては非日常すぎて、驚きの連続でした。
 
 
さすがオリンピック選手を輩出するために作られた教室です。
 
 
僕は思いました。
 
 
あ~こんな世界があるんだぁ・・・まだまだ未知の世界はあるもんだな。
 
 
それにしても、人間は鍛えるとこんなスゴいことが当たり前にできるようになってしまうのか。
 
 
ここでは、俺が少年時代に憧れたジャッキー映画の中でしか見れなかった動きを、当たり前のようにやっている。
 
 
なんて居心地の良い空間なんだ!ずっとここにいたい気分だ。ここにいると、バック転することなんて大したことなく思えてくる。自分もできる気になってくる。
 
ここは最高の空間だなぁ・・・
 
 

自主練スタイル

僕はみんなの練習風景を眺めながら、ひとつ気付いたことがありました。
 
 
それは「みんな自主練スタイルで動いている」ということです。
 
 
トレーナーのような人は2人ほどいますが、全員に対して指示を出しているわけではなく、新しい技を練習中の生徒にだけ指導している感じです。
 
 
他の生徒たちは、みんな各自ローテーションで場所を移動しながら練習しています。
 
 
たとえば、10人ほどの「小学校低学年グループ」が長いマットの上での連続バック転を10分ほど繰り返したら、次は鉄棒の方に移動していきます。
 
 
すると、こんどは別の「小学校高学年グループ」がマットの方に移動してきて、連続バック転を練習し始めるのです。
 
 
みんな特に誰かに指示されている風でもなく、時間になったら勝手に移動して練習している感じです。
 
 
おそらく、最初に動きのコツをトレーナーが教えたら、後は何度も個人練習を積み重ねることで上達する仕組みなのでしょう。
 
 

英語の音読トレーニングも同じ

この時の見学経験は、僕が10年後に英語トレーニングを始めた時に役立ちました。
 
 
最初はネイティブのお手本の発音をマネして丁寧に音読する作業を何度かしたら、後はひたすら個人練習で同じ英文を読み上げて、英文パターンを身体に刷り込んでいきます。
 
 
そして、無意識レベルで英文が読み上げられるぐらいになるまで練習するのです。
 
 
この感覚は、体操の技を身につけるのと同じです。
 
 
僕が音読トレーニングをしている時には、体操教室で見た非日常の光景が脳裏によみがえってきました。
 
 
・・・つづく。
 
 
 

※このブログに読者登録をしていただくと、最新の記事を1日1回、メールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
    ↓↓↓

 

 

From  師範代Shinya(新村真也)

英語の達人養成ジム 師範代)

※もくじは、こちら

自己紹介は、こちら

こちらですアップ

 

 

 

 

 

師範代Shinyaの書いた本

↓↓↓

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください