【前編】高性能なカメラを買っても、僕が絶対にやらないこと

最近、僕は新しい動画撮影用のカメラを購入しました。

DJIというメーカーのオズモポケットシリーズです。

このシリーズは、手のひらに収まるほど小さいのに、とてもきれいな映像が撮れるのが特徴です。

カメラ部分が自動で動いて手ブレを抑えてくれるので、歩きながら撮影しても映像が安定します。

僕は以前からこのシリーズを愛用していて、セブ留学にも持って行きました。

セブ留学の様子を撮影した動画は、ほとんどがオズモポケット3というカメラを使っています。

今回も同じシリーズで新しいモデルの、オズモポケット4Pを手に入れました。

新しいカメラを買う時に、やっぱり気になるのが他の人のレビュー動画です。

YouTubeで色々なガジェット系ユーチューバーのレビューを見ていたのですが、そこであることに気付きました。

それは、ほとんどのレビュアーが動画で「Log(ログ)撮影」という本格的な方法を使っていることです。

しかも、プロの映像クリエイターだけでなく、子どもの成長記録や家族での週末のお出かけを手軽に撮影する方法を発信する「パパカメラマン」を名乗っている人たちまで、Log撮影を使っているのです。

これを見て、僕はちょっと不思議に思いました。

「えっ?みんな、そんなに面倒なことをやってるの?」と。

 Log撮影とは何なのか?

Log撮影というのは、簡単に言うと、「撮影した後にパソコンなどで色を細かく調整することを前提にした撮影方法」です。

普通はカメラで動画を撮影すると、空は青く、木々は緑色に、人の肌も自然な色合いに仕上がります。

ところが、Log撮影した映像をそのまま見ると、全体的に色が薄く、白っぽくなります。

コントラストも低い、なんだか眠たい感じの映像になるのです。そのままでは、当然使えません。

さらに、Log撮影する時には明るさの調整機能に制限が付くことが多く、特に晴れた日には画面が真っ白になる「白飛び」と呼ばれる状態になりがちです。

そこで、カメラのレンズに、サングラスの役割を持つ「NDフィルター」というアイテムを装着して撮影するのです。

家族で外出中に、カメラを出すたびにNDフィルターを付けて、白飛びしていないか明るさをチェックするとなると、撮影自体がかなり面倒になります。

子どもの決定的な瞬間を撮り逃すこともあります。

その代わり、Log撮影した動画は明るい部分や暗い部分の情報を残しやすく、後から自分好みの色を調整する自由度が高い、というメリットがあります。

調整がうまくいくと、眠たい感じの映像が一気に鮮やかになったり、映画のような色合いになったりします。

ただ、その調整が一手間かかります。

場合によっては、一手間どころか、二手間、三手間かかることもあります。

僕も以前、Log撮影に挑戦したことがある

実は僕も、以前使っていたOsmo Pocket 2で、Log撮影を試したことがあります。

せっかく高性能なカメラを持っているんだから、その性能を最大限に引き出してみたい。

そんな気持ちがあったからです。

実際にLogで撮影して、パソコンでLUT(ラット)と呼ばれる、一発で全体に色を乗せるプログラムを実行してみました。

LUTを使うと、細かく各色を調整しなくても、それなりに良い感じに仕上がるのです。

ところが、やってみた感想は、

「うわっ!面倒くさい!」

でした(笑)

僕の場合、撮影した動画はYouTubeで使うこともあれば、家族の記録として残すこともあります。

ただでさえ動画の編集には時間がかかるのに、さらに色の調整までしなければならないとなると、作業が増えてしまいます。

しかも、Log撮影をしたからといって、必ず自分好みの映像になるわけでもありません。

結局、僕は一瞬でLog撮影をやめて、普通の撮影モードに戻しました。

それ以来、Log撮影を使おうと思ったことはありません。

ユーチューバーの自称パパカメラマンたちは、本当にこんな面倒な作業を、毎週末やっているんだろうか?作業時間は間に合うのか?と疑問に感じました。

家族ビデオの優先事項は、「いつやってくるか分からない決定的な瞬間を、逃さず記録すること」です。

そのためには、何度もカメラを取り出して撮影し、長時間録画しておく必要があります。

映像クオリティーを最優先する作品づくりとは、ジャンルが違うのです。

 レビュー動画の美しい映像は、誰でも再現できるのか?

今回、新しいカメラのレビュー動画を見ていて、もう一つ気になったことがあります。

それは、パパカメラマンたちのレビュー動画に登場する美しい作例映像の多くが、Log撮影をして、後から色を調整したものだったことです。

確かに、映像はきれいです。

青空の色も美しいし、人物の肌もいい感じに仕上がっています。

でも、それを見ながら僕は思いました。

「この映像って、普通にオートで撮影したら、どんな感じになるんだろう?」

僕が知りたいのは、むしろそっちなんですよね。

例えば、子どもと公園に行った時に、カメラを取り出して電源を入れ、録画ボタンを押す。

それだけで、どのぐらいきれいに撮れるのか?

室内で子どもを撮影した時に、肌の色が自然に映るのか?

夕方の少し暗くなった時間帯でも、ノイズが少ない映像を残せるのか?

そういうところを知りたいのです。

もちろん、Log撮影の性能を検証するレビューにも価値はあります。

ただ、パソコンで色を調整した後の映像ばかり見せられても、僕の普段の使い方とは違うので、あまり参考になりません。

その色は、僕のパソコンとスキルでは再現できない可能性の方が高いからです。

 カメラの性能を100%使い切る必要はあるのか?

そもそも、僕がカメラを買う目的は、最高画質の映像作品を作ることではありません。

YouTubeの動画を撮影したり、家族との旅行や子どもの成長を記録したりするためです。

もちろん、映像はきれいな方がいいです。

でも、そのために毎回パソコンで色を調整するとなると、僕にとっては面倒さの方が勝ってしまいます。

撮影する時にも、白っぽい画像で撮っても完成イメージがわきません。

それなら、カメラが自動で色も明るさも調整してくれる普通の撮影モードで、十分きれいな映像が撮れれば満足です。

仮にLog撮影を使うことで、映像のクオリティーをさらに高められるとしても、僕はそこまで求めていません。

せっかく高性能なカメラを買ったのに、性能を100%使い切らないのはもったいない。

そんな考え方もあると思います。

でも、僕は逆に考えています。

「性能を使い切るために余計な時間や手間をかける」方が、僕にとってはもったいないのです。

そして、こんなことを考えているうちに、ふと気付きました。

これって、英語学習にも似たようなことが言えるんじゃないか?

英語を勉強していると、知らず知らずのうちに「もっと高いレベル」を目指すことが目的になってしまう場合があります。

でも、本当にそこまでの英語力が必要なのか?

次回は、このカメラの話と英語学習の共通点について、もう少し詳しく考えてみたいと思います。

P.S.

今回のカメラの話にも通じますが、英語学習でも、必ずしも難しい教材や高度な勉強法を使う必要はありません。

今の自分に必要なことを、自分に合った方法で学ぶ方が、結果的に続けやすいと僕は感じています。

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From  師範代Shinya(新村真也)

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