【新刊:万年初心者でもパッと出る英会話レビュー②】

 (→前回のつづき)

前回の記事では、英語の勉強を始める前に、まず「英語の勉強法」を学ぶことの大切さについてお話ししました。

そして、その勉強法を学ぶ時に役立つのが、「第二言語習得論」をベースにした学習法です。

世界中で蓄積された研究データを元に、科学的なメソッドで学ぶ方法が分かります。

ただ、第二言語習得論は専門的な学問なので、一般の英語学習者にとっては、少しハードルが高いという問題があります。

そんな中で、第二言語習得論を身近なものにしてくれたのが、川崎あゆみ先生の本です。

今回は、これまでに発売された、あゆみ先生の3冊を比較しながら、それぞれの特徴をご紹介したいと思います。

 1冊目:専門的な理論を一般の人にもわかりやすく

まず、最初に発売されたのが、

『英語が日本語みたいに出てくる 頭のつくり方』

 

 

 

 

 

 

です。

この本は、第二言語習得論の専門的な内容を、一般の英語学習者にもわかりやすく解説した本です。

発売と同時に一気に売れて、ベストセラーになりました。

それまで、こうした研究成果を知ろうと思ったら、難しい専門書や英語の論文を読む必要がありました。

それを、一般の人でも理解できるように、かなりかみ砕いて説明してくれているんですね。

この本は、英語の先生や、長年英語学習を続けてきた人たちから、非常に高い支持を得ました。

僕自身も読んで、すごく勉強になったし、共感できる部分が多いと感じた一冊です。

ただ、一方で、英語学習の初心者にとっては、まだ少しハードルが高い部分もあったようです。

というのも、この本は約300ページあり、かなり読み応えがあります。

僕の周りでも、

「買ったけど、最後まで読み切れなかった」

「内容は面白いけど、一度読んだだけでは頭に入りきらなかった」

という声を聞くことがありました。

専門的な内容をわかりやすく書いてくれているとはいえ、そもそも初めて聞く考え方がたくさん出てくるので、理解するのに時間がかかるのも無理はないと思います。

 2冊目:理論を実際の英語学習に取り入れる

そして、その後に発売されたのが、

『思ったことを英語にできる 3ます英語』

 

 

 

 

 

 

です。

こちらは、1冊目で紹介されていた第二言語習得論の考え方を、実際の英語学習に取り入れるためのワークブックのような位置づけです。

1冊目の方にも、後半にワークはあったのですが、メインはあくまで「英語はどうすれば上達するのか?」という理論を学ぶ本でした。

そして2冊目は、「その理論を使って、実際にどう練習するのか?」をステップバイステップで体験できる本です。

説明もとてもわかりやすく、実際に手や口を動かしながら学べるのが大きな特徴です。

ただ、こちらも約250ページあります。

しかも、ワークブックなので、単に読み進めればいいというわけではありません。

途中にたくさんのエクササイズが用意されているので、実際に取り組みながら進めていく必要があります。

その分、しっかり取り組めば得られるものは大きいと思いますが、最後まで完走するには、それなりの時間と労力が必要です。

中には、買ったものの途中までしか進められていない、という方もいらっしゃるかもしれません。

 3冊目:マンガでサクッと第二言語習得論を学べる!

そこで今回登場したのが、

『マンガでわかる!万年初心者でもパッと出る英会話』

 

 

 

 

 

 

です。

この本の大きな特徴は、なんといってもマンガを使って解説していることです。

そして、ページ数も約160ページと、今回の3冊の中では一番少なくなっています。

1冊目が約300ページ、2冊目が約250ページだったことを考えると、かなりコンパクトになりました。

マンガが中心なので、文字ばかりの本を読むのが苦手な人でも、気軽に読み始められると思います。

しかも、単にマンガで読みやすくしただけではありません。

実際に読んでみると、第二言語習得論の大事な考え方が、しっかり盛り込まれていることに気付きます。

理論の説明だけでなく、実際に英語を使うためのエクササイズも、程よく入っています。

正直、最初はタイトルや表紙の印象から、もっと軽い内容なのかな?と思っていました。

でも、読み進めてみると、意外なほどしっかり情報が入ってきます。

マンガのストーリーを楽しみながら読んでいるうちに、英語が上達する仕組みや、効果的な練習方法について学べるようになっているのです。

初めて学ぶ人にも、途中で挫折した人にも

僕は今回の本を読んで、第二言語習得論を初めて学ぶ人には、かなり良い入口になるんじゃないかなと感じました。

最初から300ページの本に挑戦するのは大変でも、マンガを使った160ページの本なら、だいぶ気軽に読み始められますよね。

そして、以前の2冊を買ったものの、途中で止まってしまっている人にもおすすめです。

今回の本で全体像をつかんでから、改めて1冊目の理論書や、2冊目のワークブックに戻ってみる。

そうすると、以前は難しく感じた内容も、また違った見え方になるかもしれません。

もちろん、今回の本だけで第二言語習得論のすべてが学べるわけではありません。

でも、最初からすべてを理解しようとする必要もないと思うんです。

まずは、英語が上達する仕組みを大まかに知って、自分の勉強法を見直すきっかけにする。

そのための一冊として、今回の本はとても良いと思いました。

次回は、実際に本の中で紹介されている内容を取り上げながら、僕が特に面白いと感じたポイントを詳しくレビューしていきたいと思います。

P.S.

3冊とも、それぞれに違った良さがあります。

個人的には、今回のマンガ本から入って、もっと詳しく知りたくなったら1冊目へ、実際に練習したくなったら2冊目へ、という読み方も良いんじゃないかなと思っています。

今回ご紹介した新刊はこちらです。

『マンガでわかる!万年初心者でもパッと出る英会話』

 

 

 

 

 

 

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From  師範代Shinya(新村真也)

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