From 師範代Shinya(新村真也)
ふだん瞬間英作文トレーニングをしている「瞬間英作文バー」の人たちの悩みを聞くと、
①例文が教科書的で、会話で使うシーンが想像できない
②単調でモチベーションが続かない
③難易度が高くて挫折しそうになる
という声が多い印象です。
①の例文の実戦性に関しては、以前別の記事で、
「瞬間英作文トレーニングの例文は実戦的である必要はない」
ということをお伝えしました。
瞬間英作文トレーニングは、あくまで文の「型」を学ぶためのものです。
だから、例文そのものがそのまま会話で使えるものである必要ないのです。
とはいえ、
「できれば会話で使える例文が入っているテキストを使いたい」
「口からポン!と出るようになったフレーズを、そのまま会話の中で使えたら嬉しいな」
というのが、瞬間英作文バーの本音だと思います。
特に初心者の頃は、「習ったフレーズを実際の英会話の中で使えた時」に、大きな喜びを感じることが多いです。
たったひと言でも通じた経験があると、それだけでモチベーションが上がります。(僕もそうでした)
「瞬間英作文トレーニングで習ったフレーズを、丸ごと会話で使えたら・・・」
そんな願いを叶えるテキストを、最近発見しました。
それが、「コーパス口頭英作文」です。
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瞬間英作文バーの3つの悩みを解決するテキスト
このテキストは、先ほどの3つの悩み、
①例文が教科書的で、会話で使うシーンが想像できない
②単調でモチベーションが続かない
③難易度が高くて挫折しそうになる
を解決するために生まれた本です。
①例文が実戦的で、会話の中で使えるフレーズだけで作られています。
②例文は文型ごとに並んでいますが、使われている英単語や使う場面に変化があるので、飽きづらい作りになっています。
③例文は短くて、初心者でも使いやすいものがメインです。
特に①の「会話で使えるフレーズ」というところが、このテキストの最大の特徴です。
何を根拠に「会話で使える」と言えるのか?
「会話で使える~」とか「実戦英会話~」などのタイトルが付いた本は、本屋さんでよく見かけます。
そういった本は多くの場合、著者がネイティブの先生だったり、英語圏に長く住んで仕事で英語を使いまくっている日本人の先生が書かれた本が多い印象です。
ただ、この場合、「会話で使える」という根拠は、「著者の体験の範囲の中だけ」に限られます。
ネイティブの先生だからといって、すべての会話文に詳しいわけではありません。
実際にどのぐらい会話で使われているか?は、けっこう「肌感覚」な部分が多い気がします。
僕も日本語ネイティブとして、
「日本語の会話の中でよく使われている例文だけで書かれたテキストを作ってください」
と言われた場合、自分の人生経験の中で考えるしかありません。
もし誰かに、
「何を根拠に、会話で使えると言い切れるんですか?」
と聞かれたら、
「僕がふだん聞いたり使ったりしている例文だからです。」
と答えるしかありません。
でも、それは「根拠」と呼ぶにはちょっと信頼性に欠けます。
科学的な根拠のある例文
そんなあいまいさを打ち破ったテキストが、この「コーパス口頭英作文」なのです。
この本は、タイトルの通り「コーパス」というデータベースを元に作られています。
コーパスというのは、ひと言で言うと
「世界中で実際に使われている言葉を集めたデータベース」
のことです。
新聞、雑誌、本、文字で書かれた話し言葉などを大量に集めて、コンピューターで分析できるようにしたのが、コーパスなのです。
コーパスに集まっているデータは、実際に使われている言葉だけを集めているので、「事実」にもとづいています。
コーパスに入っている英語は、科学的根拠のある「生の英語」なのです。
コーパスを元に作った瞬間英作文用テキスト
この「コーパス口頭英作文」のテキストは、
①中学レベルの基本文型
の中に、
②アメリカ人の日常会話データ(会話コーパス)
を組み込んだ例文が収録されています。
その結果、「会話の中で丸々使える例文だけで作られた瞬間英作文トレーニング用テキスト」が完成したのです!
これは、新しい発想だと思います。
これまでにも、コーパスを使った「会話で使えるフレーズ集」みたいなコンセプトの本はありました。
でも、それらのほとんどは「文型ごとに例文が並んでる瞬間英作文トレーニング用テキスト」ではありませんでした。
つまり、「フレーズ丸暗記型のテキスト」になっていたのです。
フレーズ丸暗記型のテキストでは、応用がききません。
いざという時に、アレンジしながら自分の言葉で話すことができないのです。
瞬間英作文トレーニング用のテキストの強みは、「応用がきくので自分の言葉で話せるようになる」ことです。
これまであった
①コーパス会話表現集
②瞬間英作文トレーニング用テキスト
の「いいとこ取り」をしたようなテキストが、今回の「コーパス口頭英作文」なのです。
次回は、この本の例文がどんな感じか?一緒に見ていきましょう。
・・・つづく。
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