【アメリカ発祥のコーチングを学んだ体験談③】

 from 師範代Shinya

(→前回のつづき)

※英語学習のモチベーションを引き出すスキルを身につけるために、僕が最近学んだ「Co-Active コーチング」のセミナー体験談の続きです。

僕が今回のセミナーで一番感銘を受けたのは、「スキルの言語化」でした。

1つ1つの言葉のやりとりが、すべて分析&言語化されていて、的確な指示やフィードバックができるようになっているのです。

僕がこれまでにこのジャンルで読んできた本や参加したセミナーでは、どうしてもぼんやりした表現が多くなりがちでした。

たとえば、

「愛を持って相手に接する」

「相手への思いやりの気持ちを向けながら、話を聞く」

「相手に共感しながら聞く」

などです。

これらは、スポーツの世界で言えば、「ガンバれ!」「気合いだ!」といった、神論に近いものを感じます。

共感、思いやり、愛などの言葉は、なんとなく言いたいことは分かるのですが、

「じゃあ、具体的にどうやって共感すればいいの?共感できている時とできていない時の差は、どうやってジャッジすればいいの?」

と思うこともありました。

フィードバックを生かすのがムズカしい

練習でクライアント役の人からのフィードバック内容が、

「共感されている感じがしました。」

と言われた場合と、

「共感が少し足りない気がしました。」

と言われた場合の、違いがよく分からなかったのです。

もちろん、自分がフィードバックする側になった時にも同じです。

あくまで自分の主観で答えるので、改善ポイントを伝えたとしても、「じゃあ具体的にどこをどう直せばいいのか?」までのアドバイスはムズカしいと感じました。

「思いやりを感じました。」

というフィードバックは、リアルなクライアントさんからであれば良いと思います。

でも、「学んで練習する場」ではあまり役立ちません。

具体的にどこがどう良かったのかよく分からないので、再現性がないと感じるのです。

結局、その日の自分のノリに影響されるような気がします。

もちろん、友達同士とのおしゃべりなら良いのですが、プロとして対価をもらって話す場では、できるだけムラをなくしたいと思っていました。

このぼんやりした感じを、もう少し明確に言語化できないものか?

次回に生かすための、具体化の方法はないものか?と感じていたのです。

スキルがハッキリ言語化されている魅力

その解決策が、今回の Co-Active コーチングセミナーにありました。

すべてのスキルが、1つ1つハッキリ言語化されているのです。

コーチがクライアントに向て言う質問やコメントの1つ1つに、ちゃんとした意図と目的があり、それぞれに名前が付いています。

具体的なフレーズ例も、いくつか用意されています。

たとえば、

・拡大質問のスキル:「もし、それができたら、どうなると思いますか?」

・認知のスキル:「あなたは今日、あえて話しにくいテーマを持ってこのセッションに臨みました。本当に勇気がありますね」

などです。

もちろん、1つのスキルに対するセリフ例は何パターンかあり、自分で自由にアレンジできます。

僕が参加した基礎コースでは、全部で18パターンのスキルを学びました。

「ここまでハッキリ言語化できるまでには、相当長い期間の研究が必要だったに違いない!」

と僕は思いました。

これは後から調べて分かったのですが、僕が受けたセミナーの「CTI」という団体は、33年の歴史があるそうです。

Co-Active コーチングを教える機関としては世界最大で、33年の間に、世界100カ国以上でトレーニングを実施し、10万人以上の受講生を教える中で積み上げてきた、知恵の量と厚みを感じました。

すべてのスキルが、「クライアントとコーチが対等な関係を築くためにある」と感じます。

スパルタ式だと、どうしても上下関係が生まれがちです。

コーチが上、クライアントが下、みたいな図式です。

僕は個人的に上下関係のあるスタイルが苦手なので、今回のCo-Active コーチングは、自分にとても合っていると感じました。

フィードバックが具体的になる

スキルが明確化されているメリットは、フィードバックが明確になることです。

クライアント役の人が、コーチ役の人にフィードバックする時に、

「○○のスキルが使えていましたね。」

「このタイミングで、○○のスキルを入れると、もっと良かったと思います。」

「ここでは、○○のスキルよりも、○○のスキルを使ってもらった方が、気持ちよく話せた気がします。」

といったように、すごく具体的に伝えることができます。

その結果、次に何を意識すればいいのか?がとても明確になるのです。

さらにもう1つ、言語化することで感じるメリットがありました。

 

・・・つづく

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From  師範代Shinya(新村真也)

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