from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
※英語学習のモチベーションを引き出すスキルを身につけるために、僕が最近学んだ「Co-Active コーチング」のセミナー体験談の続きです。
僕が今回学んだコーチングのスタイルは、とても西洋的だなと感じました。
Co-Active コーチングでは、「コーチとクライアントが対等な関係を築くこと」と最も重視しています。
・コーチが上から目線で引っ張るのでははく、
・クライアントが「お金を払ったんだから、何とかしてくれよ!」とおんぶに抱っこではなく、
あくまで、コーチとクライアントが2人で強力しながら、一緒に築き上げていく場なのです。
そのため、Co-Active コーチングのスキルは、すべて「対等な関係を土台」にして成り立っています。
「この対等であること」は西洋文化で一番重要視されている部分だと思います。
・男女が対等であること
・人種が対等であること
・親子が対等であること
・先生と生徒が対等であること
・上司と部下が対等であること
・政府と国民が対等であること
など、色んな場面で対等を重視した社会作りをしているのです。
もちろん、すべてできているわけではありません。
・実際にアメリカで人種差別がなくなっているかどうか?
・上司と部下が本当の意味で対等に機能しているのか?
などの現状は、議論を呼ぶところがあるでしょう。
ただ、西洋の国民の多数派が、
「対等な社会の実現に向かっていこうよ!」という方向性は、間違い在りません。
個人的な好み
これは個人的な好みになると思いますが、僕は対等な関係を重視する西洋式のコーチングが好きです。
その方が、コーチングを受けるクライアントが、自立できるからです。
英語学習でCo-Active コーチングを取り入れれば、クライアントさんは自分の価値観に自分で気づき、ブレない方向性を手に入れることができます。
その結果、「自立した英語学習者」になれるでしょう。
自立した英語学習者は、英語のレッスンやコーチングを受ける時にも、しっかり考えた上で上手に利用します。
たとえば、
「ふだんの音読トレーニングは自分でできるけど、音読する前の英文の精読にけっこう時間と労力がかかるから、時間と労力を節約するために、師範代Shinyaの動画セミナーを受けよう!」
とか、
「音読を続けるモチベーション維持が大変だから、師範代Shinyaの通学コースに通って、毎週音読の成果を発表する場に身を置こう!」
というように、上手に利用するのです。
すると、英語力が確実に積み上がって伸びていきます。
コンサルタントを育てる先生の言葉
僕は以前、ネット集客コンサルタントの養成講座を受けたことがあります。
その時の講師の方は、コンサルタントを育てる立場の人です。
その先生が、講座内でこんなことを言っていました。
「本当に優秀なコンサルタントは、クライアントに依存させないんです。
『あなたがいなければ、できません!』と言われるのは、気持ちが良いかもしれません。
でも、本当に優秀なコンサルタントは、自分が不要になるところまで、クライアントを導くんですよ。
『あなたナシでもできるようになりました。ありがとうございます!』
と言われるのが、私たちコンサルタントのゴールなんです。」
このセリフを聞いた時に、僕は英語の先生にも同じことが言えるのでは?と思いました。
必要なタイミングで出入りできる仕組み
僕の生徒さんたちが、僕に依存するのではなく、必要なタイミングで一定期間、僕のレッスンやコーチングを利用する。
そして、新しい視点や習慣を手に入れたら、また自立してしばらく続ける。
その後、新しい目標ができて、新しい英語学習法や習慣が必要な時が来たら、また一定期間、僕のレッスンやコーチングを受ける。
その後、再び自立していく。
といった関係性です。
つまり、「自由に出入りしやすい環境」です。
この環境を維持しやすくするために、僕の動画セミナーや通学コースでは、3ヶ月や6ヶ月で一区切りにしたり、動画セミナーも最長9ヶ月で1つのコースが終わるようにしています。
そうすることで、生徒さん達がいったん離れて、また戻る、というサイクルを作りやすくしているのです。
また、妻のサヤが作ったFacebookグループ「本気の英語学習者の会」では、生徒さん同士の交流や自習会が活発に行われています。
この会では、他の英語の先生の講座を受けていることを公表してもOKにしています。
なぜなら、僕にも得意不得意があって、僕が不得意なジャンルを得意とする先生もいるからです。
「今の自分が伸ばしたい部分を教えるのが得意な先生を見つけて、サポートを受けること」
は、自立した英語学習者にとって大事なことです。
もちろん僕自身も、自分が提供できるサポート内容の幅を広げ、深めていきたいと思っています。
そして今回、Co-Active コーチングを学んだことで、さらに深く英語学習者のモチベーションサポートができるようになる予感がしています。
次回は、英語学習にCo-Active コーチングを取り入れたらどうなるか?を検証してみます。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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