中学を卒業した後に「単身LAに移住してダンススクールに通う」というすごい決断をしたHさん。
その後のHさんの人生と、結婚式に呼ばれた時の体験談をお伝えしました。
実は、Hさんの「常識にとらわれない行動」には、続きがあります。
それは、新婚旅行でした。
仕事を辞めて、世界一周
なんと、Hさんと旦那さんは、2人とも仕事を辞めて、世界一周の新婚旅行に出かけたのです!
Hさんは、自分が経営する会社を、仲間に譲って身を引きました。
旦那さんは会社員だったのですが、新婚旅行のために退職しました。
普通は結婚したら、「今まで以上にバリバリ働いて、残業ガンバります!」みたいになるところを、辞表を提出したのです。
「世界を回る資金はどうするの?もう何年も働かなくても十分に生活できるお金を貯めてあるの?」
と思われるかも知れません。
実は、そうではないらしいです。
クラウドファンディングを使って、応援したい人達から出資してもらう、というスタイルでやっていました。
今でこそ、クラウドファンディングはだいぶ定着してきた感がありますが、当時はまだ個人の活動をクラウドファンディングで出資しってもらう手法は、かなりレアだったような気がします。
正直、僕もHさんの説明を聞いて、あまり理解できていませんでした。
ただ、今までのHさんの行動を知っているので、
「また新しいことに挑戦するってことか!Hらしいな!」
と納得しました。
Hさんのその後
それから、僕はHさんと旦那さんの2人の新婚旅行の様子を、Facebookで見て楽しませてもらいました。
Hさんは、今いる国や、そこで体験したことなどを写真と文章で定期的にアップしていました。
長く旅行していると、だんだん「旅行生活=日常生活」になっていくのが伝わってきました。
Hさんたちはクラウドファンディングに加えて、オンラインでできる仕事をパソコンでこなしたり、現地人のお手伝いをして、食べ物や寝床を提供してもらったりと、色んな手法で旅行生活を続けていました。
2人の姿を見ていると、
「十分なお金を貯めなければ、世界一周旅行はできない」
という一般概念をひっくり返される感じがしました。
もし普通の日本人が世界一周旅行をしようとしたら、
①世界一周にかかる費用を計算して、
②万が一に備えて、旅先で病気になった時の資金も加えて貯めて、
③日本に帰ってきてから求職期間が半年以上続いても生活できるお金を貯める。
というようなことを考えるでしょう。
「旅行しながら、必要資金を稼ぐ」という発想にはならない気がします。
日本人は特に、「できるかどうかの確証」が事前にないと、行動しづらい気質だと思います。
でも、上記の①~③の必要資金を貯めようと思ったら、すごい時間がかかってしまうかもしれません。
(とはいえ、世界一周を実行しようとする人は元々ある程度、無鉄砲な生活な可能性が高いので、見切り発車するケースが多いような気もしますが)
帰国後はカフェ経営
Hさんと旦那さんは帰国後、Hさんの地元の静岡でカフェを開業しました。
世界を回った経験を活かして、味のある雰囲気のカフェになっています。
本当はお店のメニューや味などを詳しく描写したいところですが、実はまだ僕はこのカフェに行ったことがないので、写真でしか見たことがありません。
行きたいと思っているうちに、コロナ禍になってしまい、静岡に帰省すること自体ができなくなりました。
そのうち娘が生まれてバタバタしているうちに、あっという間に時間が経ってしまった感じです。
娘がもう少し大きくなって、日本の全国的なムードが「東京からの人の移動も全然OK!」というような感じになったら、ぜひHさん夫妻のカフェに立ち寄るつもりです。
Hさんは、一緒にダンスをしていた頃からしっかり自分を持っていて、圧倒的な行動力で周りに勇気を与えるキャラクターでした。
今でも、その雰囲気はまったく変わりません。
Hさんと話していると、外国人と話した時のような感覚になります。
「あ、こういう価値観で生きることもできるんだ!」
「日本の常識って、世界の常識じゃないんだよな~」
「周りからは無謀に見えるようなプランでも、真剣に考えて前に進めば、道が開けるものなんだなぁ~」
などなど、新しい学びで目が開ける感覚です。
僕は、今になって改めて、ダンススクールでHさんと出会えて良かったと感じました。
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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