【僕が「習い事」に感じた夢と希望:ダンス編6】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
 
最初は一部の若者の間だけで流行っていたHIPHOPダンスは、僕が20代なかば頃には芸能界の影響で一気にスポットライトを浴びるようになりました。
 
 
最初はスピード、ダパンプ、EXILEなど、ストリート系のダンスを踊るアイドルグループが人気になりました。
 
 
そこから徐々に火がつき始め、次第にジャニーズ系のアイドル達もHIPHOPなどのストリートダンスを振り付けに導入し始めました。
 
 
国民的スターのキムタクも、見事なストリートダンスを披露して、視聴者の度肝を抜きました。
 
 
影響力のある芸能人たちがこぞってストリートダンスを取り入れてテレビで披露するようになりました。
 
 
おかげで日本でのHIPHOPダンスの知名度は、わずか数年間で一気に上がりました。
 
 
僕はそれを見て、嬉しくて仕方ありませんでした。
 
 

歴史は繰り返す

 
ちなみに、ストリートダンスが日本のテレビで流行したのは、これが最初ではありませんでした。
 
 
僕が小学生の頃に、ビートたけしさんがやっていた「天才・たけしの元気が出るテレビ」という人気番組がありました。
 
 
その番組の中に、「ダンス甲子園」というコーナーがありました。
 
 
ダンス甲子園の中では、高校生のダンサーたちがグループで出場して、日頃から磨いた腕前を披露し合っていました。
 
 
当時の出場グループは色んなジャンルのダンスをやっていましたが、ストリート系のダンスグループが人気を博したようです。
 
 
僕は当時はダンスにはあまり興味がありませんでしたが、初めてダンス甲子園を見た時の衝撃は今でも覚えています。
 
 
テレビ画面の中で高校生が踊っているストリートダンスの動きは、僕が大好きなジャッキー・チェンのカンフー技に似たものがありました。
 
 
「なんだこのダンスは!!カッコいい!!」と感じて、録画ビデオを何度も巻き戻して見返しました。
 
 
このテレビ番組が人気だった当時の80年代は、日本の中高生を中心にストリートダンスが流行したようです。
 

 

ストリートダンスの種類

 
ちなみに、ストリートダンスは時代によって新しいジャンルが生まれて進化してきました。
 
 
ざっくり情報ですが、だいたいこんな流れです。
 
 
↓↓↓
 
【初期】
 
・ブレイクダンス(床の上でバク転したり、両足を広げてクルクル回る派手なダンス。カンフーの動きがベースになっている)
 
 
・ポップダンス(手足を波のようにクネクネと動かしたり、全身に電撃が走ったようにビクン!と止まる動きが多いダンス)
 
 
・ロックダンス(素早く動いてピタッと止まる、という動きを繰り返すダンス。人差し指を伸ばしてピタッと止まったり、操り人形のようにカクカク動くイメージ)
 
 
【中期】
 
・ニュージャックスウィング(MCハマーという歌手が踊ってブレイクしたダンス。全体的に動きが激しくて、体力がいる。その場で走っているように見える「ランニングマン」というステップは、この時代に生まれた)
 
 
・ロボットダンス(カクカクした動きで、ロボットが踊っているように見えるダンス。源流は初期のポップダンス)
 
 
【後期】
 
・ヒップホップダンス(これまでの初期~中期のダンスの要素を色々ミックスして、さらに新しい動きを加えて進化したダンス。身体を柔らかく使って滑らかな動きをする技が多い)
 
 
・アニメーションダンス(アニメのコマ送りのような人間離れした動きを繰り返すダンス。ロボットダンスと同じく、初期のポップダンスが源流で、ユニークで新しい動きを加えながら進化し続けている。)
 
 
・ハウスダンス(リズムの速いハウスミュージックに合わせて、足の細かいステップを中心に、滑らかに踊るダンス。ニューヨークで生まれたダンスなので、オシャレでスタイリッシュな雰囲気がある。)
 
 
という感じです。
 
 
ダンスの歴史に詳しい人がこの解説を見たら、
 
 
「こんなざっくりした解説じゃダメだ!!」
 
 
「正確にはこのダンスは○○年代には生まれているぞ!」
 
 
などと言われてしまうかもしれませんが、とりあえず全体像はこんな感じです。
 
 

知られていない英単語

 
ちなみに、この初期、中期、後期のことを、ダンス業界の英語でこんな風に呼びます。
 
 
初期=Old School(オールド・スクール)
 
中期=Middle School(ミドル・スクール)
 
後期=New School(ニュー・スクール)
 
 
このschoolとうのは、「学校」という意味ではなく、スタイルや雰囲気のことを言います。
 
 
old school の意味を辞書で引くと、
 
 
・保守的な、時代遅れのもの
 
 
というネガティブな訳が出てきます。
 
 
でも実は、スラング(俗語)として使うと、
 
 
・古いけど魅力的なもの、古き良き
 
 
みたいなポジティブな意味が出てきます。
 
 
This is my old school camera.
 
と言えば、「これは私のお気に入りのカメラで、古いけど味があってカッコいいんですよ!」というニュアンスになります。
 
 
ダンス業界には、横文字がいっぱいあります。
 
 
今思い返すと、ダンスを習い始めたことで、英語に興味がわくきっかけになった気がします。
 
 
・・・つづく。
 
 
 
 

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