【僕が「習い事」に感じた夢と希望:ダンス編81】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
 

※僕が24才の時に始めたHIPHOPダンススクールの体験談の続きです。

重い鉄のドアを開けると、その先には広い空間が広がりました。

てっきり僕らが一番乗りだと持っていたら、違いました。

すでにものすごい数の出場ダンサーがいて、みんなすでに着替えてウォーミングアップしていました。

ここは、東京の蒲田にあるデパートで開催されるダンス大会の出場者控え室。

その部屋で僕は、圧倒されてしまいました。

みんな軽く流しているだけなのに、スゴい動きをしているのです。

特に目についたのは、「アニメーションダンス」と呼ばれるダンスをしている人達でした。

 

アニメーションダンス

アニメーションダンスというのは、まるで昔のアニメの中のキャラのように、カクカクした動きをするダンスです。

アニメーションダンスは昔流行った「ロボットダンス」から派生したジャンルで、人間の動きとは思えないほど不思議に見えるので、とてもインパクトがあります。

アニメのようなカクカクした動きに、全身の筋肉を一瞬で弾いてビクン!と動いて止まる「ポッピング」と呼ばれるダンスの技術を入れると、さらに非日常的な動きに見えます。

ただ、このアニメーションダンスやポッピングは、色んなジャンルのダンスの中でも、特に難易度が高いです。

全身の筋肉の動きをすごく丁寧にコントロールする技術が必要だからです。

他のジャンルのダンスは、とりあえず振りの動きだけマネできれば、それっぽく見えます。(素人目には)

 

習得が難しいジャンル

でもアニメーションダンスは、振りだけ覚えても全然それっぽく見えません。

実は僕とY君も、一度アニメーションダンスのレクチャービデオを見て魅了され、しばらく練習したことがありました。

しばらく続けた後に、あまりにも成果が感じられないので、イヤになって辞めてしまいました。

だからこそ、その難しさが分かっていました。

その難しいアニメーションダンスを、目の前にいるダンスチームの人達が踊っているのです!

しかも、1チームだけではありません。

見えるだけでも、4~5チームぐらいの人達が、アニメーションダンスの動きをしています!

僕はY君とO君を振り返って見ました。

2人とも、口をポカンと開けて、アニメーションダンスチームのウォーミングアップに見入っていました。

僕に声をかけられて我に返った2人は、目を見合わせて言いました。

Y君:「これ、めちゃくちゃレベル高くないっすか?」

O君:「ヤバい!ヤバい!素人の俺の目にもスゴさが分かる!」

僕:「H先生の言ってたことと違うじゃん!ローカルでショボい大会だから、たいしたダンサーが集まらないよって言ってたのに・・・めちゃくちゃスゴい奴らばっかじゃん!」

Y君:「もしかして俺たち、とんでもない場所に来ちゃったんでは・・・」

O君:「俺ら、こんな奴らと同じステージに立つの?」

僕:「やべ、もう帰りたくなってきた・・・」

 

続々と現れる出場者

僕ら3人は、肩身のせまい気分になりながら、リハーサル部屋の一番奥のすみに自分たちの荷物を置きました。

その後も、次々と控え室に他のダンスチームが入ってきました。

僕らは順番的には真ん中ぐらいだったようです。

30分後には、最初来た時に比べて2倍ぐらいの人数に増えました。

広い控室が、満杯になりました。

全体の年齢層は、20代なかば~30代前半ぐらいに見えます。

Y君とO君から見たら、年上が多い印象でしょう。

アニメーションダンスの人達以外にも、他のジャンルのダンサー達も増えてきました。

女性だけのチームもけっこういます。

それぞれのチームのウォークミングアップしている動きは、どれも人間離れしていました。

これまでダンスレクチャービデオの中でしか見たことのなかった動きを、生で目の前で見ると、迫力がぜんぜん違います。

みんな、ただウォーミングアップで流しているだけなのですが、その力を抜いた動きがスゴいので、

「彼らが本気を出したらどうなるんだろう?」

という想像をかきたてられるのです。

僕ら3人も、本当はみんなと同じようにウォークミングアップをした方が良いのでしょうが、こんなにスゴい動きを見てしまった後に、自分たちの振りを練習するのが恥ずかしく感じてしまいました。

僕らは、周りでウォーミングアップしている人達の動きに見とれたまま、時間だけが過ぎていきました・・・

・・・つづく。

 

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