from 師範代Shinya
「英語で環境問題について話す」
この言葉を聞いた今この瞬間、あなたはどう感じましたか?
・使われる文法や単語がムズカしそう・・・
・そもそも、自分の意見が出てこない・・・
・自分にはあまり縁の無い世界のような気がする・・・
と感じたかもしれません。
あるいは、
・ネイティブと対等に渡り合える会話力、というイメージがあるから、憧れる。
・英検で今より上の級を狙うには、このレベルの英語力が必要な気がする。
・ニュース英語が聞き取れるようになりそうで、ワクワクする。
・日常会話とは違った、知的な会話を楽しめそう。
という風に感じたかもしれません。
あなたの今の英語レベルと、トピック興味や関心があるかどうかによって、印象は変わると思います。
「英語で環境問題を語る」と聞くと、おそらく多くの人が尻込みしてしまう人が多いと思います。
でも、そんなハードルを取り払う本が新しく出ました。
中学3年~高校1年程度の文法だけで書かれた、「英単語 Issue :環境編800」です。
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英検準2級を持っていたら、いけちゃう!
中学3年~高校1年ということは、英検レベルで言うと準2級です。
もしあなたが英検準2級を持っているなら、この本を使うための文法力の下地は備わっていることになります。
すでにあなたは、環境問題を英語で話す準備ができているのです。
そう考えたら、思ったより身近に感じられませんか?
同じレベルの他のテキスト
もしあなたが英検を受けたことがなくてピンと来なければ、他のテキストと比べるのが良いと思います。
以前このブログやYouTube動画でご紹介した、「英語で日本を話すための音読レッスン」のテキストも、同じ英検準2級レベルです。
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また、速読速聴英単語シリーズの「Daily1500」も、同じく英検準2級レベルです。
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もしあなたがこれまでに、「Daily1500」や「英語で日本~」のテキストを音読で仕上げていたら、今回の新刊「英単語Issue」は、あなたの次の射程圏内に入っていることになります。
もちろん、環境問題を話すときに必要な英単語のレベルは英検準2級よりも上になるので、英文全体のパッと見のレベルは高く感じると思います。
でも、「構文も英単語も分からない英文」を読むのと、「構文は理解できて、英単語だけ新しく覚える必要のある英文」を読むのとでは、大きな差があります。
速読速聴英単語シリーズとの共通点
この本は、大人気の「速読速聴英単語シリーズ」の姉妹編として登場しました。
姉妹編なので、速読速聴英単語シリーズとは別ラインです。
とはいえ、共通点はあります。
まず、この本の監修は、同じ松本茂先生です。
そして、「文脈の中で英単語を覚える」というスタイルも同じです。
1つのまとまりのある文章の中に、ターゲット英単語がちりばめられていて、ストーリーの中で英単語を覚えられます。
よく受験生がやっている「英単語→日本語訳」という、機械的な覚え方とは違い、「文章での使われ方を通して、英単語のニュアンスをつかむ」ことができるのです。
文脈の中で英単語を覚えた場合、別の場所で同じ英単語を見たときに、
「あ~、この英単語の意味、なんだっけなぁ~」
という反応ではなく、
「あ!この英単語は、Daily1500の中の、天気予報の話の中で出てきたぞ!」
というように、ストーリーで思い出せるのです。
ストーリーで覚えるメリット
この、「ストーリーの中で英単語を覚える」というコンセプトは、人間が言葉を覚える上で一番自然にできます。
僕ら人間は、物語が大好きです。
子供の頃には、学校で紙芝居を見たり、親に絵本を読んでもらったり。
大人になったら、小説を読んだり、ドラマや映画を見たりして、楽しみます。
その結果、母国語の単語をストーリーの中で覚えていくのです。
たとえば、
・むか~し昔、あるところに、おじいさんと(1)○○が住んどった。
問い:○○に入る単語を下から選びなさい。
と聞かれたら、おそらく下の選択肢など見なくても「おばあさん!」と答えられるでしょう。
それは、子供の頃からストーリーの中で「おじいさん&おばあさん」がセットで脳内インストールされているからです。
また、ふだん日常生活で使わない単語でも、ストーリーで覚えられます。
・おばあさんが川で洗濯していると、大きな桃が○○○、○○○、と流れてきた。
問い:○○○に入る単語を下から選びなさい。
と聞いたら、おそらく下の選択肢など見なくても、
「どんぶらこ!」
と答えられるでしょう。(地域によっては、「どんぶりこ」とも言うらしいです)
「どんぶらこ」なんて単語は、日常生活で使う機会はほとんどありません。
でも、今でも即答できるほど、記憶に定着しています。
それは、ストーリーの中で覚えたからです。
もしこの単語を、
どんぶらこ=重みのある物が水に浮き沈みしながら流れる様子を表す擬音語。(※ウィキペディアより)
という感じで、「言葉の定義」だけで教えられたとしても、おそらくすぐ忘れてしまうでしょう。
でも、ストーリーの中で覚えたことで、たとえ日常で使わない単語でも、瞬間的に思い出すことができるのです。
これが、「文脈の中で単語を覚えるパワー」です。
この文脈パワーを応用して、難しい英単語も覚えちゃいましょう!というのが、速読速聴英単語シリーズのコンセプトなのです。
今回の新刊、英単語 Issueにも、そのコンセプトがバッチリ受け継がれています。
ただ、もちろん「姉妹編」として出すからには、違いもあります。
次回は、その違いについて深掘り解説していきます。
・・・つづく。
「英単語 Issue :環境編800」はこちら
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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