【英検2級レベルで深いトピックが話せるようになる本:英単語Issueキャリア・学び編①】

from 師範代Shinya

「英語で深い話がしてみたい!」

「日本人の友達と話すのと同じようなトピックで、外国人の友達と話せるようになりたい!」

という願望を、1度は抱いたことがある人が多いのではないでしょうか。
英会話を始めたばかりの頃は、

・How was your weekend? への受け答えで、週末のことを話す

・What do you do? への受け答えで、自分の仕事についてちょっと話す

といったことで満足できます。

でも、だんだん慣れてくると、

「自分が今までやってきた仕事全般について話したい。」

「今、日本社会で問題になっていることについて話したい。」

という欲が出てくることが多いのです。

また、ある程度仕事の話で盛り上がれる英語力がつくと、「過労死」や「ブラック企業」といった、世界的に有名な(悪名高い?)テーマについて、聞かれたりすることも出てきます。

実は日本の過労死やブラック企業などの言葉は、世界的にも有名だそうです。

また、仕事の話からさかのぼって、学校教育の話になることも多いです。

「自分が子供の頃の学校教育はこうだったけど、今の時代の子供達は学校でこんな教育を受けている」

とか、昔と今で全然変わっていない部分とか、話を広げたくなってきます。

「キャリアと学び」は、切っても切れない関係です。

いったいどのぐらい勉強すれば、深い話ができるようになる?

ではいったい、どのぐらい勉強すれば、深い話ができるようになるのでしょうか?

TOEIC900点?英検1級?

もしそうだとしたら、まだまだ遠い道のりだなぁ・・・

と感じるかもしれません。

でも実は、そこまで遠い道のりではないのです。

僕自身の経験の中では、「英検2級」が1つのボーダーラインでした。

英検2級に受かった頃から、キャリアや学びに関してある程度深い話ができるようになってきたと感じるようになりました。

僕は高卒なので、18才から働き始めて、英会話を始めた28才の時には、社会人歴10年目、仕事は3つ目でした。

さらに、途中で役者の道を目指して、演技のスクールに通っていた期間もありました。

そういう、キャリアや学びの経験を外国人の友達と話せるようになってきたのが、ちょうど英検2級に受かった頃だったのです。

それができるようになると、世界が変わりました。

僕が通っていた外国人バーで出会った、アメリカ人、イギリス人、フランス人、オーストラリア人、ドイツ人と、キャリアや学びについて語り合いました。

それぞれの国々の人たちの考え方を聞くうちに、僕の中でこれまでの常識が、ガラガラと音を立てて崩れ落ちていくのを感じました。

「あぁ、自分は何て狭い世界で生きてきたんだろう・・・まったく違う生き方があることを知ってしまった今、1度日本を飛び出す経験をしないと、絶対後悔するな。」

と思ったのです。

そこで、当時7年間続けていたジーンズショップの店長の仕事を辞めて、単身カナダにビジネス留学しました。

海外旅行に行ったこともなく、パスポートすら持っていなかった僕が、いきなり海外に飛び出したのです。

そのきっかけになったのは、あの時外国人バーで「色んな国の人たちと、キャリア&学びについて語り合った経験」でした。

英検2級レベルはかなりスゴい!けど・・・

実際、英検2級は日常会話を超えてフォーマルなボキャブラリーも含まれるので、かなり語彙レベルは高いです。

具体的な英単語レベルで言うと、「6,000語レベル」と言われています。

これは、大学受験のレベルに匹敵します。

でも、実際に英検2級を取った人たちからよく聞く声は、

「確かに知っているボキャは増えたけど、思ったよりしゃべれません・・・」

「相手の言っていることは分かるけど、自分の言葉でフォーマルな英単語を使って文章を組みたれられません・・・」

といった声を聞くことが多いです。

英検2級の勉強で身に付けた英単語が会話で使えない理由の1つは、「英単語を単体で覚えている」ことだと、僕は思います。

たとえば、

①lifetime employment = 終身雇用

②hire = 雇う

という英単語を覚えたとします。

でも、これらをぶつ切りで覚えても、いざ会話をしようとした時に、どう文章を組み立てて、これらの英単語を入れ込めばいいのか分かりません。

そこで、これらの英単語を「文章の中で」覚えるのです。

たとえば、

①In Japan, many companies still have a lifetime employment system.

(日本では、まだ多くの企業が終身雇用制を取っている。)

②Conmpanies hire workers as soon as they graduate from University.

(企業は大学を卒業したばかりの人たちを雇う。:新卒採用の説明)

といった例文の中で覚えたら、覚えた例文をそのまま口から出せばいいのです。

さらに、できれば①と②がつながりのあるストーリーになっていると、より良いです。

ストーリーを丸ごと音読して覚えた場合、外国人の前でそのまま言えば、通じてしまいます。

そして、相手が自分の意見を言う時にも、そんなにトピックがそれることはないし、あれこれ質問してきたりしても、だいたい覚えている英単語や文章の中で答えられることが多いです。

でも、そんなにトピックが限定されていて、ちょうど良いレベルの英語テキストなんてあるの?

と思われるかも知れません。

それが、あるんです!

今年の春に発売されたばかりの、

英単語Issue キャリア・学び編800

です。

実は上記の英文(終身雇用と新卒採用について)も、この本の中からの引用です。

この本を音読すれば、キャリアと学びのジャンルの中で、英語で深く話せる力が身に付きます。

次回の記事では、この新しい英語テキストについて、詳しくレビューしていきます。

 

・・・つづく

 

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