from 師範代Shinya
(→前回の続き)
「DUOですか?」
初めてのMRI検査を受けに行った先の医師の先生から、まさかの質問を受けた僕は、すっかり度肝を抜かれてしまいました。
僕がホワイトボードに書いた英単語の写真を見せただけで、その先生はDUOだと見抜いたのです。
先生:「もうだいぶ前ですが、留学前にDUOをやり込んだんですけど、現地で使う機会はなかったですね~」
僕:「そうなんですか!例文を暗記する感じでやったんですか?」
先生:「そうです。ただ、使うシーンがなくて・・・その後にやった、ターゲット1900の方が、私の場合は役立ちましたね。」
僕:「ターゲット1900ですか!あれも名著ですもんね!医学の世界で留学すると、やっぱりフォーマルな表現の方が使えますよね。」
肝心の診察はそっちのけで、僕たちは英語テキストの話題で盛り上がってしまいました。
しばらく話した後に、僕たちはお互いに我に返り、先生は診察を始めました。
先生によると、寝不足でホワイトボードに文字を書いた状況だと、脳がレム睡眠に近い状況になって、平衡感覚がおかしくなっていたかもしれない、ということでした。
また、
・この1年間は特に同じような症状が出ていなかったこと。
・他に気になる症状は特にないこと。
などを考えると、多分大丈夫だろうという感じでした。
ただ、もし心配であれば、MRIで精密検査をすることもできますよ、ということでした。
もともと僕はそのつもりだったので、お願いすることにしました。
健康診断の一環として受けると、通常3~4万円ぐらいかかるそうです。
けっこう高価ですよね。
でも今回は気になる症状があって、診察を受けた後なので、保険診療が適用されて、7,000円程度で受けられることが分かりました。
だいぶ安く済みます。さらに、まさかのDUOマニアの先生にMRIの検査をやってもらえるとは!
不思議な運命です。
その日は予約がいっぱいだったので、僕は翌日の夕方に予約を取りました。
初めてのMRI
翌日、僕はまた病院に行きました。
受ける前に、看護師さんに色々と説明&質問されました。
MRIは磁気を使った検査なので、金属に弱いそうです。
そのため、時計やベルトなど、金属パーツが使われているモノは全て外しました。
また、身体に金属が埋め込まれていないかどうかも詳しく聞かれました。(ちなみに、虫歯の治療跡の銀歯は問題ないそうです)
金属フリーになった状態で、MRI装置のある部屋に通されました。
白くて大きなマシンが、目の前に現れました。
僕はガジェット好きなので、緊張と同時にワクワクします。
最後に、閉所恐怖症がないかどうかも聞かれました。
僕はどちらかというと狭い場所が好きで、子どもの頃はよく、段ボール箱で小さな家を作って、その中に弟と一緒に入って遊んでいました。
動けないほど狭い空間で、ギューギューに押し込められながら楽しんでいたタイプです。
なので、狭い空間はまったく問題ありません。
マシンの前に仰向けに寝そべらされて、最後に顔に白いお面のようなものを上からかぶせられました。
といっても、お面のように顔に密着するタイプではありません。
わずかに空間があります。
どちらかというと、顔が動かないようにするためのものかもしれません。
看護師さんから、「振動に弱い検査なので、頭を動かさないようにお願いします。検査時間は20分程度です。」と言われました。
20分!そんなにかかるのか!と驚きました。
また、音がかなりうるさいらしく、耳栓も付けられました。
最後に、途中で気分が悪くなった時用に、ブザーのようなものを手渡されました。このブザーを持った状態でギュッと握れば、途中で止めてくれるようです。
想像以上の圧迫感
セッティングが終わると、いよいよMRIのマシンの中に、僕の身体が入っていきました。
もう、目の前は白いお面しか見えません。
本当に目の前2~3センチぐらいにお面があるので、かなり圧迫感があります。
狭いところが得意な僕でも、さすがにこの圧迫感のままで20分はキツいなと思いました。
そこで、目を閉じて受けることにしました。
ちなみに、検査中に目は開いていても閉じていても構わないそうです。
想像以上の音のデカさ
いざ検査が始まると、予想をはるかに上回る騒音が聞こえてきました。
ガラガラ・・・ビー!ビー!ビー!ゴロゴロゴロ・・・
というように、色んなタイプの騒音が混じって、交互に聞こえてきます。
目の前で工事をやっているような感覚です。
耳栓が必要な理由が分かりました。
「こりゃ、うるさくてたまらん!」
という自分の心の声が聞こえてきました。
でも、とにかく動いてはいけないと言われていたので、じっとしていました。
すると不思議なことに、しばらくすると騒音が心地よくなってきました。
うるさすぎて他のことが何も考えられなくなるので、逆に瞑想のような状態になったのです。
そして、いつの間にか僕は寝てしまったようでした。
夢の中で、上の娘が出てきました。
娘が歩きながらツルッと滑って転びそうになったので、夢の中の僕は「危ない!」と左手で支えようとしたら、ビクン!と本物の左手が動いて、それがきっかけで夢から目覚めました。
(ヤバい・・・今、けっこうビクンと動いてしまった・・・怒られるかな?)
とドキドキしていましたが、特に何も言われませんでした。
途中で寝落ちしたせいか、20分はそんなに長く感じられず、あっという間に終わりました。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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