From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
ボイストレーナーの毛利大介さんのプチセミナーを受けたときの体験談シェアの続きです。
前回の記事では、電車内アナウンスをする車掌さんや、店員さんたちが使う「鼻に響かせる声」についてお伝えしました。
何も知らない状態で電車内アナウンスを聞くと、「なんでこんな変な声を出すんだろう?」と思いがちですが、実はあの声は、
「エネルギー消費を最小限に抑えつつ、ザワつく電車内でもしっかり声を通すための、偉大なる知恵」
だと分かりました。
僕らがあの声を「変だ」と感じてしまうのは、「鼻に響かせること」自体が問題なのではなく、「滑舌(発音)とイントネーション」が日常会話の時とは違うからです。
実際、ボイストレーナーの毛利さんが「鼻に響かせながら普通の発音とイントネーションでしゃべる」というのをデモンストレーションしてくれたのですが、確かに違和感はありませんでした。
モテる男性の声
次に毛利さんは、「モテる男性の声」を僕らに教えくれました。
会場内は男性の比率が高かったので、みんな食い入るように聞いていました。
毛利さんによると、モテる男性の声は、
「息が多くて、胸に響かせながら話す声」
だそうです。息が多い声は、耳元でささやくように聞こえます。
また、胸に響かせながら話す声は、声のトーンが低めになります。
このコンビネーションが最強らしいのです。
息の多い声は、聞く相手に「個人的で親密な雰囲気」を感じさせます。
そして、胸に響く声は、空気振動の周波数が女性の子宮に響くらしいのです。
だから、女性はこの「息が多くて胸に響かせる声」を好む人が多いとのことでした。
ザワつく会場
実際に毛利さんがデモンストレーションしてくれました。
「こんにちは。ボイストレーナーの毛利大介です」
低音がよく響く、「いかにもイケてる男」の声に早変わりしました。
会場内はザワつきました。男性&女性とも、「おぉー!!これは確かに・・・」というリアクションでした。
女性たちはニコニコしながら、「あー、わかる、わかる。」と深くうなずいていました。
男性たちも、「雰囲気あるなぁ~」と関心しているようでした。
最初の声との違い
「モテ声」は、一番最初に毛利さんがBefre & Afterの実演として見せてくれた、「出川哲朗の声から、いきなりイケてる声への変化」とはまた違う雰囲気でした。
最初の時のイケてる声は、「息が少なく、胸に響かせる」タイプの声でした。
息を少なくすると、声が遠くまで通りやすくなるので、プレゼンなどに向いています。
胸に響かせることで、「落ち着いた雰囲気と、静かな自信」を相手に印象づけることができます。
反対に息を多くすると、1対1の親密な関係を築くのに有効です。
息の多い声は、ドラマの中でイケメン俳優が主人公の女性に向かってささやく時の声のイメージでした。
誰でもできる!
毛利さんのセミナーは、トータル30~40分ほどでしたが、
「同じ人でも声のトーンを変えただけで、ここまで印象が変わるものなのか!」
と誰もが驚くほど、インパクトのあるセミナーでした。
最後に毛利さんは言いました。
「声質というのは、生まれつきのものではなく、単にその人が声を出すときのクセだということが分かっていただけたと思います。
誰でも必ずクセを持っています。
自分の声が好きになれない人は、声を出すときのクセを変えれば、自分の望む声を手に入れることができます。
自分の声に不満がない人でも、状況に応じて何種類かの声を使い分けられるようになれば、仕事でも日常生活でも便利になります。
人生の質を決めるのは、人間関係です。
あなたが相手に与える印象が変われば、人間関係も変わります。
あなたの声を変えれば、周りの人たちに与える印象も大きく変わるでしょう。」
僕は毛利さんの話を聞きながら、すっかり虜になっていました。
今までは、ボイストレーニングは役者や歌手など「声を使う職業」の人向けだと思っていました。
でも、普通の職業の人でも、声を変えることで人間関係を変えるきっかけになる!
と知って、ボイストレーニングの持つ大きな可能性を感じました。
毛利さんは続けました。
「僕は自分の声が嫌いでした。だから、ボイストレーニングのメソッドを研究しまくって、声を変えました。
何年間も研究する過程で、声は誰にでも変えることができると知りました。
変えるためのメソッドも確立しました。もし今日、声を変えることのメリットを感じていただけて、もっと深く学んでみたいと思われた方は、僕のマンツーマンのプライベートレッスンをお試しください。体験版を1回割引価格で受けられます。」
毛利さんのプレゼンが終わるやいなや、大きな拍手が起こりました。
主催者の小澤さんが言いました。
「毛利さんのマンツーマンレッスンを受けてみたい方は手をあげてください。」
会場内から、次々と手があがりました。
そりゃそうだよね~、これだけ強烈なプレゼンをされたら・・・
もちろん、僕も手をあげました。
僕は、毛利さんのプレゼンを聞いて、
「これは英語の発音にも活かせるはずだ!」
という確信が芽生えました。
・・・つづく。
※このブログで解説しているボイトレメソッドは、毛利さんのYouTube動画チャンネルでも見ることができます。良かったらチェックしてみてください。
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