from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
前回までの記事では、英語学習者が外国人バーで英会話の練習をするメリットとデメリットについてお伝えしました。
メリットは、
①コスパが良い(飲食代しかかからない)
②親しみやすいコミュニティー
③リアルな英会話体験ができる
デメリットは、
①行けば必ず英会話できるわけではない
②ある程度の期間、通い続けないと、常連客コミュニティーに入れない
③他の外国人客に塩対応されてヘコむことがる
です。
以上踏まえた上で、「初心者が外国人バーで英会話練習をする時のコツ」をお伝えします。
①お助けアイテムを準備(電子辞書、ポケトーク、スマホ)
自分の英語力だけで勝負しようとすると、どうしても不安になることがあります。
「もし自分の英語が通じなかったら、どうしよう?」
「もし相手の英語が聞き取れなかったら、どうしよう?」
という不安は、初心者だけではなく、中級者にも常について回ります。
特にバーのようなカジュアルな場では、教科書英語にはないようなカジュアルな表現も飛び出します。
そんな時に、自分がちゃんと聞き取れるか?返しがちゃんとできるか?気になるのは自然なことです。
その不安を事前に解消するのが、お助けアイテムです。
電子辞書、ポケトーク、スマホの翻訳アプリなどを準備しておけば、心強いです。
外国人バーでの英会話は、レッスンとは違います。
辞書や翻訳アプリをフル活用しても良いのです。
せっかく便利なテクノロジーがあるのですから、いざとなったら頼れる味方として用意しておくと、安心材料が増えます。
僕も最初の頃は、常に電子辞書をバッグの中に入れて外国人バーに繰り出していました。
ピンチになったら、すぐに電子辞書を使って自分の言いたいことを打ち込んだり、相手に渡して打ち込んでもらったりして、コミュニケーションを続かせていました。
電子辞書は、それ自体が会話のネタとして盛り上がるので、使ってみてとても良かったです。
どうやら電子辞書は、日本と韓国にしかないらしいです。
カナダ留学していた頃に僕は色んな国の留学生たちに電子辞書を見せましたが、韓国人以外は、誰も電子辞書の存在を知りませんでした。
みんな目を輝かせて、「何?この発明品は!!すごい!!」と寄ってきました。
僕は、最初の頃はうっかり机の上に電子辞書を置き忘れて盗まれないように、すごく気をつけていました。
でも後から「盗んでも他の国の人はまったく使えない」ことが分かりました。
キーボードの表記はすべて日本語で、特に辞書の種類を選んだり、発音させたりする「機能ボタン」は、日本語が読めないと使えません。
他の国の留学生たちに電子辞書を見せた時の反応は、
「スゴいけど、まったく読めないから、自分は使えないな。私たちの母国語で作ってくれたらいいのに・・・」
という感じでした。
ということで、電子辞書を見たことがある外国人はほとんどいないので、持って行くだけで盛り上がります。
文字を打ち込んでコミュニケーションを取ること自体も、楽しい経験になります。
②他のお客さんに話しかけない
これは意外に聞こえるかもしれませんが、最初からいきなり外国人のお客さんに話しかけると、たいていは撃沈します。
というのも、慣れていないうちに他のお客さんに話しかけるのは、かなりムズカしいからです。
僕は最初に外国人バーに行き始めたばかりの頃、とにかく緊張と不安が上回って、自分から話しかけることができませんでた。
ある程度慣れてきてからは、自分からガンガン行こう!と決めて、知らない外国人客にいきなり真正面から近づいていって、
「Hi, nice to meet you! I’m Shinya!」
と言っていました。
でも、たいていは「え?」みたいなリアクションになって、いきなり最初から気まずい雰囲気になるのです。
僕がイメージしていた、「英語圏の人たちはみんなフレンドリーで、初対面の人達ともいきなり打ち解けて会話する」というのは、思い込みだったと気づきました。
中にはそういう外交的な人もいますが、それは完全に「人による」という感じです。
外国人でも内向的な人はたくさんいるし、文化的に「どういうタイミングでどう話しかけたら自然か?」という部分は、ある程度ルールがあります。
それを知らずに、いきなり日本人の僕が真正面から突っ込んでいっても、向こうはビックリするだけです。
それに外国人客は、日本人と英会話するためにここに来ているわけではありません。
他のお客さんにフレンドリーに接する義務があるわけでもありません。
だから、いきなり外国人客にガンガン話しかけると、たいていは撃沈します。
かといって、相手から話しかけてくれるのを待っていては、いつまで経っても何も起こりません。
なぜなら、ほとんどの外国人客は「日本人は英語が話せない」という事実を経験しているからです。
では、どうすればいいのでしょうか?
・・・つづく。
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