【電車とバスでピンチ!】

From  師範代Shinya(新村真也)

(※僕がカナダで一人旅していた頃の体験談です)

(→前回のつづき)

 

モントリオールに到着して以来、自分の英語が通じない&相手のフランス語なまりの強い英語がまったく聞き取れない状況に、すっかり意気消沈していました。

 

でも、せっかく来たのだから、部屋にいたらもったいない!この機会を最大限に活かそう!と思い、気を取り直してホテルの外へ出ました。

 

さっき観光案内所でもらったパンフレットを見ながら、オススメ観光スポットに行ってみることにしました。

 

興味のある場所

まずは、自分がワクワクするところに行こう!と思いました。

 

おそらく多くの人たちは歴史的な建造物などがあるスポットを回ると思います。

 

でも、パンフレットの中で僕の興味を一番引いたのは、「熱帯動物園」でした。

 

そこには、ふつうの動物園と違って、爬虫類や珍しい昆虫などが生きたまま展示されていると書いてありました。

 

その中には、僕が子供の頃に憧れて何度も図鑑で写真を見ていた「木の葉バッタ」や、「超巨大ナナフシ」など、アマゾン地帯でしか見られないマニアックな昆虫がいると書いてありました。

 

まさか、ここモントリオールに、そんなエキサイティングなスポットがあるなんて!僕はさっそく、その熱帯動物園に向かいました。

 

電車でピンチ!

熱帯動物園に行くためには、ホテルから電車とバスを乗り継いぐ必要がありました。

 

けっこう距離があります。でも、これを見逃して日本に帰るわけにはいかない!と思いました。

 

そして、電車に乗ったのは良いのですが、やっぱり車内アナウンスはフランス語でした。ちなみに、英語でのアナウンスはありませんでした。

 

電車が止まる度に駅名のアナウンスが流れるのですが、ぜんぜん聞き取れません!

 

日本の電車でさえも、英語でアナウンスが流れたり、電光掲示板に次の駅名が英語で表示されるのに、ここではまったくそういった配慮はありません。

 

パンフレットで事前に調べて、降りる駅も分かっているのですが、駅名の発音が分からないので、ピンチです!

 

車掌さんを見つけようとしましたが、どこにも見当たりません。

 

そういえば、バンクーバーにいたときにも、スカイトレインは自動運転ぽく見えました。

 

たぶんどこかに1人ぐらいは車掌さんがいるんでしょうが、見つけて話しかけたところで、忙しくて無視されるような気がします。

 

今までの経験から、ここカナダの駅員さんは決してサービス精神旺盛ではありません。

 

そこで僕は、乗客の人に聞くことにしました。

 

聞きまくり

次の駅名の電車内放送が流れる度に、隣の乗客の人にパンフレットの駅名を見せて、

 

「次の駅はこれですか?」

 

と英語で聞いてみました。

 

「NO!」

 

と言われたら、次の駅まで待ち、また聞いてみる・・・ということを繰り返していきました。

 

周りの人たちは1駅ごとにどんどん降りていくので、同じ人に同じ質問をする必要がないのが唯一の救いでした。

 

乗客の中に、流ちょうな英語を話せて親切に教えてくれる人が現れるのを密かに期待していましたが、残念ながらそういう人には当たりませんでした。

 

バスでピンチ!

ついに、話しかけた乗客の人から「YES」の言葉が出ました!

 

僕はすばやく電車を降りると、地図を見ながらバス停に向かって歩き始めました。

 

手っ取り早くタクシーで行くという手もありましたが、これだけ英語が通じないとなると、ぼったくられる危険性が高まるのでは?

 

と思い、ここは安全策としてバスを利用することにしました。

 

バスのドアが開くと、運転手さんに行き先を英語で伝えてみました。

 

でも、やっぱり運転手さんもフランス語で返してきました。

 

僕が分からないジェスチャーをすると、ため息をつきながら首を横に振りました。

 

ホテルのフロント係員もこんな対応で、あの時は大ショックを受けましたが、もう僕はこの対応に傷つくことはありませんでした。

 

相手からの優しい対応を最初から期待しないでいれば、けっこう大丈夫なものです。

 

それにしても、全然フレンドリーじゃないなぁ・・・これはこの地域の文化なのかな?

 

まあ、いいや!そんなことは今の自分には関係ない!

 

僕の目的はただひとつ、熱帯動物園にたどり着くことです!

 

別に、バスの運転手さんに気に入られる必要などありません。ウザがられてもいいから、何としても動物園にたどり着いてみせる!

 

そう覚悟を決めると、僕は地図を取り出して、動物園を運転手さんに見せました。

 

そして、

 

「自分はここへ行きたいのだ!」

 

「ここの付近のバス停に来たら教えてくれ!」

 

「俺はあんたのすぐ後ろの席にいるから!」

 

というメッセージを、ジェスチャーと顔の表情を駆使しながら伝えました。

 

運転手さんは、「あ~、分かった!分かったよ!」みたいな感じで、しぶしぶOKしました。

 

そして、バスが出発しました・・・

 

・・・つづく。

 

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