【僕がブログ記事を8年間書き続けられた理由⑥】

 from 師範代Shinya

(→前回のつづき)

① Friction (作業に取りかかる前&最中に感じる小さな「めんどくさい」)

② Momentum (作業を始めた後の勢い)

この2つを意識することで、僕のブログ執筆は順調になりました。

「ポメラ」という小型ワープロを手に入れたことで、

・画面を開いたら、すぐ前回の続きから書き始められる。

・再起動やシャットダウンが必要ない。

・文字を書くだけの機能なので、絶対にフリーズしない。

・ネットに一切つながらないので、気を散らす要素がゼロ。

・一度充電したら、バッテリーが1週間ぐらい持つ。

・小さくて持ち運びしやすいので、電車に乗っている時間にも執筆作業がはかどる。

という点で、パソコンとはまったく違う次元の作業効率を生み出してくれます。

「いかに小さな Friction を減らして、 Momentum を得るか?」

これを常に考えながら進化し続けているのが、ポメラなのです。

英語学習の Friction

この考え方は、英語学習にも同じように応用できます。

英語学習の小さな Friction は、

・テキストを本棚から取ってくる。(見つからない場合は、最後にどこに置いたか思い出しながら、探す)

・テキストをめくりながら、前回やったところの続きのページを探す。

・ラジカセにCDをセットして、電源を入れて、再生ボタンを押す。

・CDのトラック番号を探して、頭出しをする。

・タブレットやスマホの英語学習アプリが整理されていなくて、毎回ホーム画面をスワイプしながら「どこだっけ?」と探す。

・分からない英単語や文法が出てきた時に、調べるために別の文法書や辞書などを本棚から持ってきて、開く。

といった作業です。すべて英語学習で必要な作業なので、表面的には特に面倒だと感じたことがないかもしれません。

だからこそ、気にせず毎日やっていることになります。

1つ1つが小さくても・・・

Friction は、1つ1つが小さくて気づきにくいのですが、積もり積もっていくと、気づかないうちにヤル気をそぐ原因になります。

たとえば、

①「さて、今日の英語学習を始めようかな。え~と、いつもの英語の本はどこにあったっけ?あれ?

昨日、本棚に戻したはずなんだけど、ない。あっちの部屋かな?あれ?ない。どこだ?

う~ん、昨日最後にテキストを使ったのは・・・あっ!そうだ!電車の中だ!昨日帰ってから、バッグに入れっぱなしっだった!」

②「よし、テキストを見つけたぞ!しまった!昨日やったページにしおりをはさむのを忘れた・・・どこからだっけ?もくじをパラパラ・・・このページかな?う~ん、違う。あっ!これか!」

③まずは音声を使って、オーバーラッピングだ。スマホをオンにして・・・あれ?音声再生アプリはどこだっけ?いつもホーム画面にアプリがぎっしりで、どこにあるか分からなくなっちゃうんだよね。

スワイプして・・・ない!もう一度スワイプして・・・ない。もう一度・・・あった!

④アプリを立ち上げて、音声番号はいくつだっけ?あ、31番ね。これ、テキストのユニット番号と同じに揃えてくれたらラクなのに、微妙にズレてるんだよね。

といった流れです。

ここまでの4ステップで、実はすでにかなりのエネルギーと集中力を消費しています。

これらは、英語学習をしている時間ではありません。

でも、ヘタしたら英語学習をしている時間より疲れてしまうことがあります。特に「さがし物」をしている時の人間の脳は、強いストレスを感じることで、疲れやすい状態になると言われています。

これを毎日やっていると、確実にじわじわとヤル気がそがれていくのです。

Momentum を止めてしまうもの

ここまでのステップでようやく英語学習を始めたと思ったら、今度は勉強から気を散らすものが出てきます。

①LINEの着信

②電話の着信

③ネットで英単語や文法の調べ物をしようとブラウザーを立ち上げた時に、ホーム画面に出てくるヤフーニュースの気になる見出し

④ネットで英単語や文法の調べ物をしている最中に、記事の途中に出てくる広告バナー

⑤宅急便のピンポン

⑥家族に話しかけられる

などです。

これらはすべて、あなたの Momentum を奪っていきます。

そして、一度英語学習から離れたら・・・離れている時間がたった1分だったとしても・・・戻ってくるためには、最初の何倍ものエネルギーを必要とします。

上記の①~⑥は、どれも「あるある」だと思います。

だからこそ、よほど意識しないと断ち切るのがムズカしいのです。

 

・・・つづく

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From  師範代Shinya(新村真也)

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