【僕が初めて本を出版するまでの体験談⑥】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
僕が人生で初めて書いた本「やり直し英語革命」が出版されるまでのストーリーの続きです。
 
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部屋に置いてある「宝地図」に、「自分の本が本屋さんの棚にびっしり平積みされている写真」を貼ってから、2週間ほどたった頃のこと。
 
 
いつもの五反田スクールのレッスンが終わった後、受講生のひとりの「ヨリさん」という方が、僕に言いました。
 
 
ヨリさん:「TOEICの問題集を買いたいので、どれがいいかオススメを教えてもらえますか?」
 
 
僕:「もちろんです!何種類かあるんで、良かったら五反田駅前の本屋さんに一緒に寄って見てみましょうか?」
 
 
ヨリさん:「本当ですか?ありがとうございます!」
 
 
そして僕らは、駅前の大きめの本屋さんに行きました。
 
 

ヨリさんのカッコ良さ

ヨリさんは、複数の会社を経営しているビジネスオーナーです。
 
 
独立してから2年たったばかりの僕にとって、経営者歴20年以上のヨリさんのお話を聞くことは、とても勉強になります。
 
 
ヨリさんは僕より年上なのにとても謙虚で物腰がやわらかく、決して自分の意見を押しつけるような言い方をしません。
 
 
それでいて、僕の質問には、とても丁寧に答えてくれます。
 
 
いつも余裕があって、ゆったりした雰囲気を持っています。
 
 
また、ヨリさんはスラッとした長身のイケメンで、ルックスが若々しいので、年齢を聞くまでは、僕はずっと自分より10才ぐらいは年下だと思っていたぐらいです。
 
 
僕の中で、「カッコいいなぁ~」「こうなりたいなぁ~」と思える年上男性ナンバー1です。
 
 
そんな方が僕のスクールの受講生として長く通ってくれていることは、本当にありがたく感じます。
 
 
 

ヨリさんの提案

本屋さんで僕がヨリさんにピッタリのTOEIC本を選んだ後、レジに向かいながらヨリさんが言いました。
 
ヨリさん:「シンヤさんは、自分の本を出さないんですか?」
 
 
僕:「あ、出したいとは思っています。」
 
 
ヨリさん:「それは良かったです。シンヤさんは、もっと広く世の中に向けて発信していくべき人です。」
 
 
僕:「ありがとうございます!頑張ります!」
 
 
ヨリさん:「いつ頃出版するとか、プランはありますか?」
 
 
僕:「いや~そこまで具体的じゃないんですよ。どうやって紙の本を出すのか、その方法がまったく分からなくて・・・ネットで検索しても、自費出版の広告ばかり出てくるし・・・とりあえず、お手軽に電子書籍を自力で作って出そうかなと考えています。」
 
 
すると、ヨリさんの表情が変わりました。
 
 
ヨリさん:「シンヤさん!ぜひ紙の本を出してください!電子書籍は一番最初に出す本として選ばない方がいいと思います。」
 
 
ヨリさんは珍しく強めの口調になったので、僕は驚きました。
 
 
僕:「そうなんですか?それはどういうことですか?」
 
 
 

電子書籍と紙の本の違い

ヨリさん:「電子書籍はお手軽なんで、最近出す人が増えているんですよ。出版業界ではデビュー作で電子書籍を出している人は敬遠されます。後から紙の本を出そうと思った時に、不利なんです。」
 
 
僕:「そうなんですか!ヨリさんはホントに何でも知っていますね!僕はいつか紙の本を出したいと思っているんで、その練習として電子書籍を出そうと思ったんですけど、逆効果なんですね。」
 
 
ヨリさん:「電子書籍は自分1人で出せるお手軽さがあるから、クオリティーが低い状態でも出せちゃうんです。でも、紙の本は出すまでが面倒です。
 
 
まず自分の本の企画が出版社の会議で通らないと採用されないし、採用された後も編集者さんと一緒に二人三脚で作るから、意見が合わないこともあります。
 
 
そうやってたくさんの人たちの目を通して作られた本は、クオリティーは上がる傾向が強いんです。」
 
 
僕:「なるほど!それは分かります。」
 
 
ヨリさん:「もちろん、良い面ばかりじゃありません。たくさんの人たちの目を通ることで、角が削れてインパクトの薄い本になることもありますからね。」
 
 
僕:「たしかに!それはありそうです。」
 
 
ヨリさん:「そういう点では、どちらが良いか悪いかはないんですが、それでも最初の出版は紙の本で出した方がいいと思います。
 
 
なぜかというと、紙の本が出版される過程で色々な人たちと関わって、たくさんのハードルを乗り越えることで、著者として成長できるからなんです。」
 
 
僕:「そうか!あえて困難な道を選ぶことで、経験値が上がって成長できるんですね!」
 
 
ヨリさん:「自分のスタイルを貫いた電子書籍を出すのは、紙の本を出した後でもできます。シンヤさんは、今の自分と紙の本を1冊出した後の自分、どっちが良い本を書けそうな気がしますか?」
 
 
僕:「もちろん、紙の本を出した後の自分です!」
 
 
そういえば、宝地図に貼った写真も、電子書籍ではなく紙の本が本屋さんに並んでいる状態でした。
 
 
宝地図の写真が実現に向けて動き出したと感じました。
 
・・・つづく。
 
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From  師範代Shinya(新村真也)

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2件のコメント

この記事を読んで、ゲームのパーティ編成によく似ているなと感じました。
ゲームでも、1キャラクターだけでは強い敵には歯が立ちません。弱い敵としか渡り合えず、なかなかレベルも上がりません。まるで無名な著者の電子書籍がなかなか注目してもらえないように。
しかし、パーティを組むことで多くのダメージを与えることができ、強い敵を倒して多くの経験値を得てレベルアップしていきます。レベルにバラツキが出てバランスが悪くなる可能性もありますが。まるで、最初は無名だった著者が出版者と二人三脚で1人ではできないクオリティに仕上げることができるように。自分の意図とは違い、内容が多少薄くなってしまう可能性もありますが。
その、ヨリさんという方と巡り合えて、Shinyaさんは運がいい人ですね!

確かに、その通りですね!
パーティーのメンバーの力をうまく使えるかどうかが、強敵を倒す秘訣ですね。

ヨリさんは本当にゲームチェンジャーでした!
出会えてよかったです!

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