From 師範代Shinya(新村真也)
僕の人生を変えた、2つの英語学習メソッドのうちのひとつは、「音読トレーニング」です。
音読トレーニングは、同じ英文を何度も声に出しながら、
・正しい文法
・キレイな発音
・新しい英単語
の3つを同時進行で身体に刷り込んでいくトレーニングです。
やり方がシンプルな割に、身につくスキルの数は多いので、忙しい社会人でも続けやすいのが特徴です。
スポーツで言えば、
① 知識を仕入れる
② 技術を磨く
③ 試合で試す
の3つのステップのうち、②の技術を磨くのが、音読トレーニングの役割です。
レベルに関係なく使える
音読トレーニングは、使う教材によって難易度を変えられるので、どのレベルにいる人にとっても同じ手法でいけるのが特徴です。
僕自身は、TOEIC300点レベルから始めて今に至るまで、音読トレーニングのやり方はまったく同じです。
ただ、違うテキストを同じ方法で仕上げてきただけです。
今はネイティブ用の自己啓発書を音読していますが、毎回新しいページをめくるたびに、
「へぇ~!この英単語にはこんな意味もあったんだぁ!」
と新しい使い方を覚えたり、
「へぇ~!この英単語は知らなかった!」
「この言い回しは聞いたことないや。でも、意味を見ると日常でよく使いそうなフレーズだなぁ。」
と新しい発見があったりします。
音読トレーニングは、レベルに関係なく、初心者~上級者まで効果的に英語力アップできるメソッドです。
音読トレーニングをさらに効果的にする方法
僕が五反田駅前で主催する「英語の達人養成ジム」には、毎週、モチベーションの高い英語学習者の方々が通っています。
毎週のレッスンの最初には、「チェックテスト」があります。
このチェックテストは、紙の上の試験ではありません。
「実技試験」です。
これまで1週間かけて音読トレーニングで仕上げてきた成果を、披露してもらう場です。
音読トレーニングで刷り込んだ英文を、テキストを見ない状態で全員の前で読み上げてもらい、僕はそれを聞きながら、
・スピード
・英単語の発音
・音のつながり
・イントネーション
・表現力
などの「実用スキル」を各項目5段階評価でジャッジします。
このチェックテストには、「魔物」が潜んでいて、練習ではしっかりできたのに、本番では緊張して内容が飛んでしまったり、つっかえまくったりすることがあります。
パーフェクトな仕上がりのSさん
そんな中、先日、中級クラスのメンバーのSさんが、とてもレベルの高いチェックテスト結果を披露してくれました。
スピード、イントネーション、アイコンタクト、気持ちの込め方など、すべてにおいて完璧な状態を保ちつつ、かなり長めの文章を最初から最後までよどみなく言えて、それを聞いていたクラスメイトも僕も驚きました!
最近、中級コースのメンバーが全体的にレベルが上がっている中で、さらにぶっちぎりのレベルの高さだったので、どうやって仕上げてきたのか?
Sさん自身にその秘訣を聞いてみました。
その内容は、音読トレーニングをしているすべての学習者に役立つかもしれないと思ったので、Sさんのコメントをここでシェアします。
(以下、Sさん自身のコメントです)
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秘訣:最初にガツッとやる!
今までは、週の前半をユルめにやって、後半で追い込むようにしていましたが、それでは精神的にかなりキツい上に、完成度もイマイチでした。
あいまいな状態で外や移動時間でシャドーイングをやっても、合っているかどうかわからないまま続けることになるんで、効果は薄いし、たまに間違えて覚えてしまったりしていました。
でも先週から、レッスン直後の日曜や月曜に復習しながらガツッと集中してトレーニングするようにしてみたら、感覚が大きく変わりました。
一度内容を頭に入れてしまった後は、いつでもどこでも正確なシャドーイングができるようになって、ラクな割に効果的なトレーニングができるようになりました。
これは自分の中で新しい発見でした!
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以上が、Sさんのコメントです。
自由な学習スタイル
1日20分の音読トレーニングのペース&やり方は、自分のライフスタイルに合ったものに自由にカスタマイズできます。
でも、もし今後あなたが、
「内容がなかなか頭に入ってこない・・・」とか
「シャドーイングがやりづらい・・・」
と感じたときには、今回のSさんの手法を試してみると、新しい活路が開けるかもしれません。
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