【海外旅行先で現地の人と楽しく話すための勉強法⑩】

 

 from 師範代Shinya

(→前回の続き)

旅行英会話で丸ごと使える言い回しを使った瞬間英作文トレーニング用の例文(文型別)

を開発するために、僕はチャットGPTを活用してみました。

チャットGPTは優秀なAIなのですが、指示の出し方が不完全だと、出てくる結果も不完全になってしまいます。

自分が望む結果を出させるためには、先にAIを教育する必要があります。

僕はまず「英語の5文型」とは何か?をチャットGPTのAIに教え込みました。

その後で、「旅行英会話で使える例文に絞って、第一文型で例文を10本作ってください」というような指示を出しました。

すると、人間が考えるよりずっと速いスピードで、例文を考え出してくれたのです。

ただ、実はこれだけではまだ足りませんでした。

テキストとして完成させるには、もう2つの工程を通してブラッシュアップさせる必要があったのです。

本当に使えるシーンを想定する

まず1つめのブラッシュアップは、本当に旅行英会話で使えるシーンを想定して、例文の数を絞り込むことです。

チャットGPTは、指示通りにとにかく「数を重視」して例文を出力してきます。

でも、中には「え?これ、こんなシーンで使うの?」と頭をかしげたくなるような例文がけっこう出てきます。

チャットGPTに追加の質問で、

「この例文はどんな時に使うことを想定していますか?」

と聞いてみると、一応説明が返ってきますが、「いや、それは明らかにこじつけっぽいな!(笑)」と突っ込みたくなるような答えが返ってくることもあります。

まずは、そういったムダな例文を省いていきました。

次に、僕が使えそうだと感じる例文を残した後は、妻のサヤにすべての例文を見せて、最終選考してもらいました。

サヤは子供ができる前に、海外への一人旅を何度か経験しています。

そのときに、「こういうシーンで、これが英語で伝えられなくて困った!」という悔しい思い出が今でも残っているそうです。

そのシーンを思い出しながら、「そうそう!これが言いたかったのよ!」と感じる例文を優先的に選んでもらいました。

そもそも今回の企画は、サヤからのリクエストで生まれたものです。

サヤも以前から音読や瞬間英作文トレーニングをガンバっていましたが、いざ一人で海外旅行に行くと、ふだんの実力の半分も出せずにヘコむという経験を何度もしました。

だから今回、僕に「旅行英会話で使えるフレーズだけを盛り込んだ瞬間英作文トレーニングのテキストを作って、それを使ったセミナーも作って」と依頼してきたのです。

そこで僕は、サヤのリクエストに応える形でこのテキスト作成に取りかかりました。

なので、例文の最終選定もサヤに任せました。

最終ステップはネイティブチェック

そして最後のステップは、ネイティブによる全例分のチェックです。

僕は自分がふだん英文校正をお願いしている信頼できるアメリカ人の先生に、今回のテキストも見てもらいました。

その結果、かなりの数の例文がお蔵入りになりました。

正直、これは僕の想像を上回る数でした。

チャットGPTはAIなので、「文法的に正しい英文」を出力してきます。

だから英文としての正しさは信頼できることが多いです。

ただし、「自然な言い回しかどうか?」はまた別問題です。

英語を日本で体系的に身につけた僕の目から見ると、特に問題なさそうな言い回しでも、ネイティブの目には違って写ることが分かりました。

「う~ん、意味は通じるけど、ネイティブはこう言わない。」

「これはちょっと相手に失礼だね。」

「これは誤解を受ける可能性もあるよ。」

といった指摘を受けて、大幅に修正したり、一緒に別の例文を考えて新しく加えたりしました。

僕も今までの経験値から、「自然な英文と不自然な英文の違い」に関しては、だいぶ見分けがつくようになってきました。

でも、今回のような短い言い回しほど、「これで本来の意図が通じるのか?言葉足らずにならないのか?」とか、「ネイティブの耳には自然に聞こえるのか?」ということが分からなくなりました。

特に僕が「これは問題ないだろう」と思っていた例文がネイティブの先生に却下された時には、「やはりテキスト作りにネイティブチェックは必須だな!」ということを痛感しました。

とはいえ、「旅行英会話なんて、通じればいいんだよ!」という考え方もあると思います。

もしあなたが自然な言い回しかどうかを気にしない派なら、チャットGPTから出てきた英文をそのまま覚えるのもアリです。

ただ僕は、英語の先生としての意地とプライドがあるので、ネイティブの耳に自然に聞こえる言い回しにこだわったテキストを作りました。

我ながら、「こんなのあったらいいのにな」を形にできたテキストだと思います。

この特製テキストを使ったセミナーを作りました

そして先日、この特製テキストを使ったZoomセミナーを開催しました。

瞬間英作文トレーニングの手順でセミナーを進めて、

①いきなりテスト(瞬間英作文)

②答えの解説

③文型のイメージ解説

④個別練習&ペアワーク

という流れで練習していきました。

夏休み前のタイミングだったので、とても盛り上がりました。

今は、このセミナーの動画バージョンも作っています。

もし興味があったら、こちらをご覧ください。

動画バージョン:旅行英会話で瞬間英作文トレーニングセミナー
 ↓↓↓

最後に、このセミナーの受講者の声をお聞きください。

【動画バージョン受講者】

hiroさん

海外旅行では、困り事はたくさんあるはずなのに、いざ考えると思いつかなくて… だから、今回のセミナーはそれを気づかせてくれました。

CHIKOさん

私にとって、ちょうどよいボリュームでした。コンパクトにまとまっていたので、レッスンを見返すにも負担に感じず、最後まで終えることができました。

Yukiさん

実は、英作文が苦手です。でも海外旅行で使えるフレーズを無理やり英作文すれば英作文が出来るようになるかもと思いました。

【zoomバージョン受講者】

なごみさん

特にサバイバルフレーズは覚えやすいし、実践的だなぁと感心しました。

他のフレーズも口から瞬間的に出るようにしたら、いろんな場面で応用がきくと思います。仲良しフレーズを使って、飛行機の隣の席の方と会話出来たら楽しそうだなぁとワクワクしてきます。

まだ未定ですが、海外に行きたい気持ちが膨らんできました。 二人で実践練習もとても楽しかったし、その後の会話も盛り上がりました。

Erikoさん

文型や会話のパターンを理解して、何度も練習していくことで、自分に必要な言い換えもできる様になりそうです。 最初から文を作るのは、咄嗟にはできないので、この、文型パターン練習をこれからも、続けていきたいです。

hiroさん

旅行中の困ったことの大枠のイメージはありましたが、具体的にどんな時に困るのかと聞かれたら、思い浮かばなかった(たくさんありすぎて)でも、今回、受講してみて『あっそうそう、そんなことで困ってたんだ』と具体的にイメージできました。

堀 智子さん

文型別に、分けて解説され、一石二鳥の勉強でした。

Isamuさん

文型に沿って例文が組んであるので、大変分かりやすい内容でした。後、発音や単語などの解説もあったので大変為になりました。また、例文が実践的で海外旅行に行った時、すぐ使えそうな所が良いです。後、分量も丁度良かったと思います。

 

シルバーウィークや年末年始に海外旅行を考えている方は、ぜひ今から備えておくことをオススメします!

↓↓↓

動画バージョン:旅行英会話で瞬間英作文トレーニングセミナー

—————————————

※このブログに読者登録をしていただくと、最新の記事を1日1回、メールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
    ↓↓↓

 

 

From  師範代Shinya(新村真也)

やり直し英語達成道場 師範代)

※もくじは、こちら

自己紹介は、こちら

こちらですアップ

 

 

 

 

師範代Shinyaの書いた本

↓↓↓

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください