【「どうせ無理」と思っている君へ】

 From  師範代Shinya(新村真也)
 
最近、妻が図書館でスゴく心が温まる本を借りてきてくれました。
 
 
「どうせ無理」と思っている君へ
 
 
というタイトルの本です。
 
TEDにも出ている、植松努さんという方の書いた本です。
 
この動画を見ると、涙が出てきます。
↓↓↓
 
 
植松さんは、北海道でロケットを作っている会社の社長さんです。
 
 
社員数たった20人の町工場で、ロケットを丸ごと全部自分たちで作って打ち上げました。
 
 
ロケットだけではなく、人工衛星も作れるそうです。
 
 
また、宇宙と同じ無重力状態を地上作り出せる実験施設も作ってしまいました。
 
 
この無重力施設は、他にはドイツの研究所とアメリカのNASAにしかないそうです。
 
 
「どうせ無理だよ」という言葉をはねのけて、誰もが不可能と思っていたことを実現してしまいました。
 
 
そんな偉業を成し遂げた人なら、きっと社員にゲキを飛ばしながら、バリバリ働くスゴ腕社長だと思われるかも知れません。
 
 
でも、植松さんは、そんなイメージとは対局にあります。
 
 
自分に厳しくして、バリバリやらなくても、夢は叶うと教えてくれています。
 
 
 

英語学習にも役立つ

この本は、内容を見る限り、中学生向けに書かれています。
 
↓↓↓
 

「どうせ無理」と思っている君へ 本当の自信の増やしかた

 
 
 
僕らは、小学生までは周りの大人達から「夢を持て!」とか言われて育ちます。
 
 
学校の先生や親、親戚の大人達から、
 
 
「君は何にでもなれる!」
 
 
みたいに言われるのです。
 
 
でも、中学生~高校生くらいになると、急に周りの大人達の態度が変わります。
 
 
「いつまでも夢みたいなこと言ってるんじゃない!」
 
 
「現実をしっかり見すえろ!」
 
 
なんて言われるようになります。ちょうどその人生の過渡期にいる中学生たちが、夢や希望を持てるように書かれたようです。
 
 
でも、この本は大人の心も打ちます。
 
 
そして、ここに書いてあることは、英語学習にも役立つと思います。
 
 
なぜなら、英語を習得する道のりは、それなりに時間のかかるからです。
 
 
TOEIC300点レベルの人が、TOEIC900点レベルになるには、少なくとも年単位の時間が必要です。
 
 
その道のりでは、最初の頃のモチベーションが落ちたり、海外旅行をきっかけにまた上がったりと、アップ&ダウンを繰り返すのが普通です。
 
 
急に不安になって、
 
 
「自分は、このまま英語学習を続けても、何も変わらないのではないか?」
 
 
「やっぱり、自分には無理だったんじゃないか?」
 
 
という心の声が聞こえてくるのは、一度や二度ではありません。
 
 
なので、そういう風に気分が落ちたり、行き詰まりを感じた時の対処法を「あらかじめ考えておく」ことが大事です。
 
 
自信をなくしたり、モチベーションダウンから抜け出すきっかけになる考え方が詰まった本が、植松さんの書いた、
 
 
「どうせ無理」と思っている君へ
 
 
だと思いました。
 
 
今日は、その中のひとつをご紹介します。
 
 
 

100点じゃないことは、良いこと

学校教育を受けた僕らは、「周りの人より上を目指すこと」「ミスをしないこと」が良いことだ!と感じやすいです。
 
 
100点満点のテストで、20点を取ったら、
 
 
「なんでこんなに低い点数なんだ!」
 
 
と怒られます。
 
 
頑張って30点取ったら、
 
 
「なんで40点取れないんだ?」
 
 
と言われます。
 
 
40点を取ったら、次は50点を目指せ!と言われる。
 
そんなことを続けて99点を取ったら、
 
 
「あと1点で100点満点じゃないか!何やってるんだ!」
 
 
と言われます。
 
 
そして、先生は常に「良い点数を取った生徒」を褒めます。
 
 
デキる人=良い生徒
 
 
デキない人=良くない生徒
 
 
という図式です。
 
 
 
 

100点じゃないことは、良いこと

でも、植松さんは、こう言います。
 
 
「100点じゃないことは、良いことです。今できないことがあることは、素晴らしい!
 
 
これからできるようになることがたくさん待っているってことだから。
 
 
何かを学ぶとき、自分と他人と比べる必要はありません。昨日の自分より少しでもできることが増えていたら、それが最高なんです!」
 
 
確かに、僕も自分の習い事を振り返ってみると、何でも始めたばかりの頃は楽しかった気がします。
 
 
 

武道、ダンス、英語

僕の場合は、武道やダンスでした。
 
 
始めたばかりの最初の1~2年間が、最高に楽しかったです。それまでまったくできなかったことが、少しずつできるようになる。
 
 
そのプロセスにワクワクしました。
 
 
28才で英語学習を始めた時も、そうでした。
 
 
最初は英会話スクールや外人バーに通うこと自体が楽しくて仕方ありませんでした。
 
 
でも、1年たってから、TOEICを受けたら思ったより低くてヘコみました。
 
 
でも、その数ヶ月後に「音読トレーニング」と「イメージ英文法」に出会って、また自分の心にワクワク感がよみがえりました。
 
 
そこからの数年間は、毎日が、「少しずつできるようになる体験」の連続でした。
 
 
TOEICの点数が上がるたびに、嬉しさがこみ上げてきました。
 
 
 

満点に近づくほど・・・

でも、自分の英語力がアップするにつれて、だんだん感動が薄れてきました。
 
 
TOEICも950点を越えた辺りから、あまり点数のアップ&ダウンがなくなってきて、ワクワク感は減ってきました。
 
 
僕のTOEICの自己ベストスコアは975点ですが、もしあと15点上がって990点満点を取れても、以前のような感動は味わえないような気がします。
 
 
英検1級を目指し始めた頃は、またワクワク感が出てきました。
 
 
でも、1級を取った後は目標がなくなって、ちょっとつまらない感覚がまた戻ってきました。
 
 
国連英検とか、TOEFLとか、IELTSとか、他の英語系試験に行く方向も考えましたが、これらの試験はかなり専門的で学術的です。
 
 
僕は学術的な分野には日本語でも興味が無いので、英語でそれを学ぶ気にはなれませんでした。
 
 
でも今は僕は、「人の英語力を上げる」ことが楽しくてたまりません!
 
 
なかなか上がらなかったTOEICの点数が上がって喜ぶ人の顔を見たり、自信の無かった人が英会話を身につけたことをきっかけに、自信を取り戻して社交的になっていく姿を見るのは、自分のことのようにワクワクします。
 
 
 

今を楽しむ 

英語力が低いうちは、
 
 
「1日でも早く英語力をアップさせたい!」
 
 
「今年中にはTOEIC○○点を取りたい!」
 
 
と思って焦る気持ちが出てきます。
 
 
でも、「できない今の自分」を楽しむことをオススメします。
 
 
英語学習の醍醐味は、
 
 
「昨日の自分にはできなかったことが、今日は少しできるようになること」
 
 
にあると思います。
 
 
そのプロセスが、たまらなくワクワクするのです!
 
 
できなかったことができるようになることで、自信が付きます。
 
 
一度、英語上級者になったら、もう初級者に戻ることはできません。
 
 
「今を楽しむ」
 
 
それが英語学習から満足感を得るコツだと思います。
 
 

P.S.

最後に、植松さんの本のもくじをご紹介します。
 
 
1.「自信が持てない」という君に
 
2.ズタボロに傷ついた自信を修理する方法
 
3.本当の自信の作り方
 
4.君の最高の味方は、君自身
 
5.そんな友達なんか、君にはいらない
 
6.本当の仲間の作り方
 
 
 

「どうせ無理」と思っている君へ 本当の自信の増やしかた

 
—————————————

※「たった2時間で英語耳になる!体験セミナー」はこちら

※「文法力アップ」7日間メールセミナーはこちら

※「英単語力アップ」7日間メールセミナーはこちら

※「英語でマジック」8日間メールセミナーはこちら

—————————————

※このブログに読者登録をしていただくと、最新の記事を1日1回、メールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
    ↓↓↓

 

 

From  師範代Shinya(新村真也)

英語の達人養成ジム 師範代)

※もくじは、こちら

自己紹介は、こちら

こちらですアップ
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください