from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
前回の記事では、フィリピンの先生のレッスンを受けるメリットについてお伝えしました。
フィリピンの先生は愛想が良くてヤル気に満ちた人が多く、会話が弾みやすいので、英語のアウトプット練習の相手として最適です。
オンライン英会話とは関係ないのですが、ここで「英会話を続けるモチベーションの源」について、分かりやすい実例をシェアします。
僕が独立する前に、大手英会話スクール講師として働いていた頃のことです。
そのスクールの夜の時間帯のクラス生徒さんたちの中で、30代~40代男性の間で、ちょっと流行していた場所がありました。
それが、「フィリピンパブ」です。
その名の通り、フィリピン人の女性たちが接客しながらお酒を飲める場所です。
そこに行って、接客係の女性たちに「英語で話して欲しい」とお願いするそうです。
すると、喜んで英語で話してくれると言っていました。
ちなみにそこの女性たちは全員、英語ペラペラで、フィリピンの英語教育水準の高さに驚いたそうです。
会話を盛り上げたい!というモチベーション
パブで働く女性たちは、若くてルックスの良い人たちです。
さらに、接客業なのでホメ上手。初心者レベルのつたない英語でも、すごく大きなリアクションでホメてくれます。
英語勉強中の中年男性としては、「この女性たちとの会話を、もっと盛り上げたい!」と奮闘して、英語学習モチベーションが爆上がりしたそうです。
さらに、コスパの良さも魅力です。
今はどうか分かりませんが、当時の価格は2時間飲み放題で3,000円。
その2時間は、ずっと英語をしゃべり放題。
対面の英会話レッスンと考えたら、1時間あたり1,500円というのは、かなり良いコスパではないでしょうか。
しかも、普通の英会話スクールであれば、グループレッスンでは先生1人対生徒4~5人という図式ですが、フィリピンパブではお客さん数人に対して接客係の女性も数人つきます。
すると順番待ちをする必要がなく、英語をしゃべる時間が圧倒的に多くなります。
グループで話す実戦性
さらに、「数人で同じトピックについて話して、他の人達の発言も全部聞きながら自分の意見も言う」といった練習は、ふつうの英会話レッスンではできません。
グループでまとまってのトークであれば、英語初心者であっても、部分的に参加できます。
聞き取れない時も中上級者が助け船を出してくれたり、中上級者が話す英語を聞いて、「あ!なるほど!ここではこう言えばいいのか!」と気づきがあったりします。
さらにお酒が入ることで、「ミスを恐れる気持ち」が薄くなり、レッスンの時よりも英語が自分の口から出やすくなる、と僕の生徒さんたちは報告してくれました。
ということで、フィリピンパブは「英会話のアウトプット力を磨く場」として、想像以上に役立つみたいです。
英語のスピーキング力が上がるのを目撃!
僕自身はフィリピンパブには行ったことはないのですが、その効果を目の当たりにして驚いたことがあります。
僕が当時担当していた夜の時間帯の初心者向けグループレッスン(30~40代男性のみのクラス)の後に、クラスメイト同士が一緒に誘い合って、フィリピンパブに週1ペースで通っていました。
すると、確かにそのクラスのメンバーだけ、異様に英語のスピーキング能力が突出していったのです!
初心者クラスなので、当然ボキャブラリーは少ないですし、文法ミスも多いのですが、持っているボキャをフル活用して、素早く口から英語を出すスピードがどんどん上がっていきました。
レッスンでは教えたことがないような英単語も飛び出したので、どこで習ったのか聞いてみると、フィリピンパブで教えてもらったと答えてくれました。
でも、週に1回のアウトプットではそこまで上達する可能性は低いはずです。
メンバーに詳しく話を聞いてみると、「モチベーションが上がったついでに、瞬間英作文トレーニングを始めて、続いている」とのことでした。
そこで僕は納得がいきました。
アウトプットの場が加わっただけではなく、瞬間英作文トレーニングも毎日しっかりこなしていたのです。
僕は正直、最初はフィリピンパブ通いで英会話が上達することなんて、現実的じゃないと思っていましたが、少なくとも当時の僕のクラスでは、確かに効果がありました。
モチベーションの源は、人それぞれだと思います。
どんな理由であっても、その人にとって価値があって、英語を学ぶ理由になるのであれば、どんどん活用するのがオススメです。
ちなみに、以前僕のYouTubeチャンネルに出演してくれたJINさんは、オンライン英会話のネイティブキャンプで、同じようにフィリピンの若い女性の先生たちと話すことで、モチベーションを上げていると話してくれました。
オンライン英会話でも、自分のモチベーションに合ったやり方を見つけることは可能です。
・・・つづく。
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