【大人向け英会話習得法:イメージ刷り込み式 英語鍛錬②】

from 師範代Shinya

(→前回のつづき)

前回の記事では、英会話はスポーツと同じステップで上達することをお伝えしました。

①知識を入れる(文法書&英単語帳)

②知識を技術に変える(声出し練習)

③技術を試す(対人の英会話)

この3つのステップを繰り返すことで、英会話は上達していきます。

日本の英語教育では、②の部分が抜けているパターンが多いので、なかなか上達を感じられないことが多いです。

さらに、①の部分では、中学高校で「ルールの丸暗記型」の教育だけになっています。

ルール丸暗記型は、向いている人と向いていない人がいます。

向いていない人には、ルールの丸暗記は苦痛です。

その結果、英文法がキラいになります。

その反動で、大人になってからやり直し英語を始めた時には、

「文法学習ナシで、ひたすら英会話!」

みたいな方法に乗っかりたくなってしまうのです。

でも、文法を無視して音読や瞬間英作文を繰り返しても、効果が半減してしまいます。

文法を一切考えない音読は、単に呪文の丸暗記みたいになってしまうからです。

「文の構造はよく分からないけど、とりあえず声に出してみる」

というのは、英語に触れ始めたばかりの超初心者の頃は有効です。

でも、学校教育を経験している大人のやり直し英語では、あまり効果が見込めません。

かといって、文法の勉強は苦手・・・

どうしたらいいんだ!!

そんな時に有効なのが、「イメージ英文法」です。

ネイティブが英語を話している時のイメージを知る

イメージ英文法は、

「ネイティブが英語を話しているときに、頭の中にどんなイメージを描いているのか?」

を視覚化して覚える学習法です。

イメージ英文法は、ルールの暗記とは違うアプローチ法なので、学校の文法授業が苦手だった人に向いている確率が高いです。

たとえば、日本語にない文法の代表格で、「冠詞 (a, the)」というものがあります。

冠詞のルール解説を見ると、

・a = 数えられる名詞が1つの時、名詞の前に付く。母音の前では an に変化する。(例:an apple など)

・the = 数えられる名詞、数えられない名詞のどちらにも付く。1つでも、2つ以上でも付く。日本語で「その」に相当する意味。

といった感じです。

確かに、このルール解説は正しいのですが、この解説を読んだだけで、「なるほど!」と納得して、翌日から英会話で使いこなせる人はいません。

特に得たいの知れないのは、the です。

日本語を話していて「その」を付ける頻度は、そんなに多くありません。

でも、英語の the は、ものすごく頻繁に登場します。

全部「その」で訳していたら、文章が「その」だらけになってしまいます。

さらに、数えられる名詞と数えられない名詞の両方について、数も関係ないとなると、なおさら使いどころがつかめません。

そのため、the はたくさんの「用法」を出して解説されることが多いです。

①一度話題に出た名詞を、2回目以降言うときには、the が付く。

②唯一のもの(月、太陽など)を言うときには、the が付く。

③目の前に見えるものを言うときには、the が付く。

④公共の乗り物(バス、電車、飛行機など)の前には、the が付く。

などなど・・・

ただし、確かに間違いないのですが、覚えるのはかなり大変です。

しかも、この「用法の丸暗記」には、必ず「例外」がついて回ります。

たとえば、

①初めて話題に出る名詞でも、中には最初から the が付くこともある。

②月や太陽の前には、the が付くが、星の場合は a が付くことが多い。(星にも the が付くことはある)

③目の前に見えるものを言うときにも、選択肢が2つ以上ある時には a になる。

④公共の乗り物でも、タクシーには通常 a が付く。

などなど・・・

こうなってくるともう、覚えるのが大変です!

ネイティブのイメージ

でも、ネイティブはこんな複雑なルールを覚えて使っているわけではありません。

ネイティブが the を使う時のイメージはたった1つです。

the = 自分と相手が、お互いにどれか分かっている時に付ける

です。

そして、

a = 他にもある中の1つ

です。

先ほどのルールや用法はすべて、この根っこのイメージから派生した枝葉に過ぎないのです。

①一度話題に出た名詞を、2回目以降言うときには、the が付く。

一度話題に出した人やモノなら、自分と相手が、お互いにどれか分かっているので、the を付けます。

②唯一のもの(月、太陽など)を言うときには、the が付く。

月や太陽は世界に1つしかありません。自分と相手が、お互いにどれか分かっているので、the を付けます。

でも、星は空を見上げるとたくさんあります。だから、1つだったら a を付けます。

でも、その中でもひときわ大きく輝く星が1つ目立っていたら、the を付けます。

③目の前に見えるものを言うときには、the が付く。

目の前にあるものは、自分も相手も指させるので、the を付けます。

ただし、目の前にイスがたくさんあって、その中の1つと言いたい時には、a を付けます。

④公共の乗り物(バス、電車、飛行機など)の前には、the が付く。

バスや電車、飛行機にはあって、タクシーにはないものがあります。

何だと思いますか?






そうです!「時刻表」ですね。

時刻表で動いている乗り物は、「○時○分発の○○便」というように、自分と相手がお互いに分かるので、the が付きます。

でも、タクシーには時刻表はありません。同じタイミングでたくさんの選択肢があるので、他にもある中の1つを表す a が付きます。

でも、もし台風などで電車がストップして、みんなタクシーを利用したせいで駅前にタクシーが一台もない状況だったら、どうでしょうか?

そんな時に、目の前に1台のタクシーがやってきたら・・・

Let’s take ( a / the) taxi!

a と the、どちらだと思いますか?

そうです!

the ですね!

・the = 自分と相手が、お互いにどれか分かっている時に付ける

・a = 他にもある中の1つ

この2つだけ覚えておけば、冠詞の勉強はもう大丈夫です。

後は、音読や瞬間英作文の例文に a や the が出てくるたびに、

「お互いにどれか分かっているんだな。」

「他にもある中の1つなんだな。」

と思いながら声出しを続ければ良いのです。

そしたら、自分が英語を話すときにも自然に a と the を使い分けられるようになります。

これが、イメージ英文法のパワーです。

次回は、イメージ英文法と音読&瞬間英作文トレーニングを組み合わせた、「イメージ刷り込み式英語鍛錬」について、詳しく解説します。

・・・つづく

 

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