From 師範代Shinya(新村真也)
(※僕がカナダにビジネス留学していた頃の体験談の続きです)
(→前回のつづき)
カナダでの3ヶ月留学が終わりに近づいてきた頃、僕はある人からの電話を待っていました。
その人の名は、ジェフ。
僕は一度も会ったことがありません。
ジェフはトロントに住んでいます。
僕が住んでいるのは、バンクーバーです。
バンクーバーはカナダの一番西側のすみっこにあります。
トロントはカナダの一番東側のすみっこにあります。
世界地図で見ると、左右はしっこ同士です。
日本で言えば、沖縄と北海道みたいな感じです。
でも距離的に言うと、もっとあります。
北海道から沖縄までの距離は、約3,000キロですが、バンクーバーからトロントまでは、約4,300キロもあります。
飛行機で4時間半のフライトです。
なんと、バンクーバーとトロントでは時差が3時間もあります!同じ国内ですが、別世界です!
どうして、そんな遠いところに住んでいるジェフと僕が知り合いになったのか?
話は僕がカナダに来る直前の頃にさかのぼります。
友達の友達
カナダへの留学が決まった僕は、それまで3年間通った英会話スクールの最後のコースを受けている最中でした。
その時点で、僕はその英会話スクールの一番上のクラスまで来ていました。
3年前に最初に入学したばかりの頃は10人以上いたクラスメイトも、レベルが上がるたびに減っていき、今では僕ひとりになっていました。
通常のグループレッスンの料金にも関わらず、クラスメイトがいないという理由で、僕はオーストラリア人の先生とマンツーマンのレッスンです。
とっても得をした気分でした。
そのオーストラリア人の先生の名前は、サラと言いました。(その後カナダの職場で僕の上司になる人と同じ名前です)
僕とサラは、マンツーマンレッスンを通じて仲良くなっていました。
年明けにカナダに渡ることをサラに伝えると、僕にカナダの友達を紹介してくれると言いました。
彼の名前はジェフ。トロントに住んでいて、最近起業して、Tシャツのデザイナーになって自分の工房を立ち上げたそうです。
商品の受注→制作→発送まですべてひとりでやっていると聞きました。
僕はつい最近までジーンズショップの店長をしていたので、ジェフのやっていることにとても興味があります。
ぜひ会ってみたい!ということになりました。
そこで、サラがジェフにコンタクトを取ってくれました。
その結果、なんと僕はジェフの家に3~4日くらい泊めてもらえることになったのです!
なんてこった!!すごい太っ腹です!!
信頼
それにしても、会ったことのない僕を自宅に何日も泊める約束をするなんて、驚きです!
あまり日本では起こらない現象です。見知らぬ人を家に泊めて、セキュリティー面は大丈夫なんだろうか?
僕は、「何かウラがあるのでは?」と一瞬思いましたが、もしジェフが悪いやつなら、サラが僕を紹介するはずはありません。
あ!そうか!自分がそう思うということは、ジェフの方もそう思っているに違いない!
これは、サラというお互いの友達がいるからこそ、信頼して大きな約束ができるんだ!
という結論に達しました。
ジェフとのやりとり
僕がバンクーバーでの滞在3ヶ月間のうち、ジェフとは、パソコンのメールで1回だけやりとりしただけでした。
当時は僕はフェイスブックもやっていなかったので、ジェフの顔写真を見たことすらありませんでした。
そんな状態で、ジェフからの電話を待つのは、かなり緊張しました。
でも、ジェフはなぜメールではなく、電話を指定したのでしょうか?
それには、ある理由がありました。
僕はそれを聞いたとき、めちゃくちゃ驚きました!!
ジェフの提案は、日本文化で生まれ育った僕の常識をひっくり返すものでした・・・
・・・つづく。
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(英語の達人養成ジム 師範代)
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