From Shinya (新村真也)
僕がネイティブの友達4人とカラオケに言ったときのこと。
ひととおりみんな歌ったあとに、僕の元にマイクが回ってきました。
「よし!せっかくだから、ここは英語の歌でいこう!」
と決めました。
とはいえ、僕が歌える英語の歌は、ひとつしかありません。それは・・・
「ネバーエンディング・ストーリー」
のテーマソングです!
ネバーエンディングストーリーは、僕が子供の頃に見て、大好きになった映画です。
映画に出てくる、いろんなキャラクターのモンスターたちに、ワクワクしました。
とくに、犬の顔とドラゴンの身体が合体した、「ファルコン」というキャラクターが大好きでした。
そして、大人になったある日、
「名作映画のサウンド・トラック集」
のCDを買いました。
そしたら、その中に、ネバーエンディングストーリーの主題歌と、歌詞カードがついてきました。
その歌詞カードには、ていねいに、英語の歌詞の上にカタカナでルビまでふってありました。
もともとこの曲はテンポがゆっくりで、ひとつひとつの単語もハッキリ発音しているので、歌いやすいです。
(YouTube動画)
↓
「おぉ!子供の頃にさんざん聞いた、この英語の歌が自分にも歌えるぞ!!」
そして、この曲ばっかり何度も練習して、歌えるようになりました・・・
以上が、僕がネバーエンディングストーリーを歌えるようになった経緯です。
その歌を、こうして今、本場ネイティブたちの前で歌う時がくるとは!!
そもそも、ネバーエンディングストーリーの歌は世界的に有名なのか?それとも、マイナーな分類に入るのか?それもわかりません。
もう、歌ってみるしかありません。
そして、僕は歌い始めました・・・
僕は、練習したとおりにネバーエンディングストーリーのテーマソングを歌い始めました。
今まで自分の部屋の中でしか歌ったことがないので、カラオケで人前で、しかもネイティブたちの前で歌うのは変な気分です。
でも、昔さんざん練習していたおかげで、今こうして久しぶりに歌っても、歌詞がスラスラ口をついて出てきます。
ふとネイティブの友達の顔を見ると・・・
彼らが、すごい「感激した表情」でこっちを見ているではありませんか!!
目を見開いて、首を少し振りながら、僕の歌に聞き入っています。
僕は歌がうまくありません。今まで、日本人の友達とカラオケに行って、自分が歌ってこんな表情をされたことは、一度だってありません!
僕はだんだん、気分がよくなってきました!
(やっぱり、この曲は有名なのかな?どっちにしても、楽しんでくれているみたいで、よかった!!)
そう思いながら、歌っていました。
大きな拍手!!
すべてを歌い終わると、小さなカラオケボックスに、拍手が鳴り響きました。
みんな、こっちをビックリしたような目で見てきます。
「どこで歌詞を覚えたの?」
「英語の歌をうたえるようになったのはいつから?」
いろんな質問を次々に浴びせかけられて、僕は驚きました!
こんなにウケるとは!!
こっちがビックリです!!
たしかに、逆で考えてみると、このリアクションもうなずけます。
こんな想像をしてみてください。
あなたが仕事でアメリカに行って、しばらくそこに住むことになったとします。
そこで、現地のアメリカ人に誘われて、カラオケに行きました。
すると、そのアメリカ人が、カラオケで日本語の歌を歌いはじめました・・・
そのとき、あなたはどんな気分でしょうか?
その人の歌がうまい、ヘタに関わらず、感激しませんか?
きっと、僕が英語を歌ったとき、それを聞いていたネイティブの人たちは、そんな気分だったのでしょう。
そして、どうやら「ネバーエンディングストーリー」の曲は世界的に有名らしく、みんなも一緒に乗ってくれて、大きなリアクションでした!
僕が歌えたのは、この1曲だけですが、それでもメチャほめられて、僕は一気に気分がよくなりました!
でも残念ながら、僕の「手持ちの英語の歌」は、この1曲で打ち止めになりました。
そこで、その後は自分の番が来たら、「ふつうの日本語の歌」を歌いました。
選曲は、過去に日本人の友達にはウケなかったものでした。でも、ネイティブの彼らは、とても良いリアクションで盛り上げてくれました。
「やっぱり、海外の人たちはリアクションがデカくて気持ちいいなぁ!!」
すっかり気をよくした僕は、その夜、カラオケボックスを後にしながら、
「ネイティブとカラオケに行って、彼らの前で英語の歌を歌っちゃった自分」
がまだ信じられず、ウキウキしながら家に帰りました。
From Shinya (新村真也)
(英語の達人養成ジム 師範代)
※もくじは、こちら
自己紹介は、こちら
P.S.
もし、あなたがカラオケ以外にもネイティブと盛り上がりたいなら、「対ネイティブ用秘密兵器」をチェックしてみてください。
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