from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
※最近、話題になっている人気本「人生の経営戦略LIFE」の内容と、英語学習とのつながりを僕が感じた部分のお話の続きです。
①自分が好きな英文素材を使って楽しく勉強を続ける
②たまに受けるTOEICや英検などの資格試験で望む結果を出して、英語力を社会に証明する
この相反する2つの要素を実現するために、僕は試行錯誤を続けてきました。
会社の求めるTOEICスコア900点のカベを突破した僕は、これ以上資格試験を受ける必要がなくなりました。
でも、僕はその後、さらに上を目指したくなってしまいました。
その理由は3つあります。
理由①フォーマル英文を読むのが楽しくなってしまったから
1つ目の理由は、フォーマル英語を読むのが楽しくなってしまったからです。
自分には縁の無い世界だと思っていた、「教養あるネイティブが読む」と呼ばれるメディアの英文雑誌「ウォールストリートジャーナル」や「タイムズ」「ナショナルジオグラフィック」などの切り抜きを読めるようになったことで、楽しくなってしまったのです。
日本語ですら読んだことがなかった、経済、医学、政治、社会、科学、などの分野の専門的な英文を、高卒の自分が読む日が来るなんて、僕にはまったく想像できませんでした。
でも、実際に読んでみると楽しくなってしまったのです。
「理解できる自分が気持ち良い」という感覚です。
別に、ムズカしい英文を読んでカッコつけたいとか、周りに自慢したかったわけでもありません。
ニュースのテーマでネイティブと議論したかったわけでもありません。むしろ、僕はネイティブと話す話題は、恋バナが中心でした。恋バナは、文化や性別を超えて、すごく盛り上がります。
ただ、フォーマルな英文を読むことでそれまで自分自身に対して抱いていたセルフイメージ(勉強が苦手、ムズカしいことは理解できない)といったものが、大きく変わっていく感覚がありました。
それが楽しかったのです。
理由②問題を解くこと自体の快感を知ってしまったから
TOEICの本番で正解率が上がってくると、たとえ問題に出てくる英文の内容そのものに興味がそれほどなくても、受けること自体が楽しくなってくることを実感しました。
「できる実感」が、モチベーションを上げてくれるのです。
特に僕の場合は性格的に、子どもの頃から、「テレビゲームを一度最後までクリアした後に、また戻って何度もプレイし直すこと」が好きでした。
周りの友達は、一度クリアしたらすぐに飽きて別のゲームに行っていましたが、僕は何度も同じゲームをプレイしても、楽しめました。(新しいゲームソフトを次々と買う資金がなかったのも理由ですが)
同じゲームをやればやるほど、上達していくのが面白かったのです。
もちろん、ゲーム内容の楽しさも重要ですが、やはり「できる実感」があると、テンションが上がります。
TOEICでも、860点を超えたあたりから、だんだん同じ快感を味わい始めていました。
理由③資格試験のパワーを思い知ったから
理由の2つ目は、資格試験で高得点を取った後に、周りの反応があまりに変わったことでした。
当時は、TOEIC915点と英検準1級を取っていましたが、外国人バーなどで出会った英語学習者の日本人の方々から、
「すごい英語ペラペラですね!TOEICは何点ぐらい持っているんですか?」
と聞かれた時に、
「915点です。」
と答えると、
「えーーー!!マジっすか!!TOEIC900点超えている人に初めて会いました!握手してもらっていいですか?」
と言われて、あがめられるという経験を何度かしました。
改めて、TOEICがいかに日本社会に浸透しているかを実感したのです。
また、英検も日本人が学生時代に必ずと言っていいほど通る道なので、認知度はほぼ100%です。
特に準1級を取ってからは、自分の合格級を聞かれて答えた時に、相手にかなりビックリされるようになりました。
以上が、僕がさらに上を目指したくなった3つの理由です。
自分の興味と資格試験が交わる
自分が興味のあるジャンルがフォーマル英語になったことで、資格試験の英語と交わるようになりました。
そこで僕は、試しに自分がどこまで行けるのか?挑戦してみたくなったのです。
僕が次に目指したのは、英検1級でした。
日本人なら誰でも一度は学校で耳にしたことがある英検の、最上級グレードに自分が挑戦したら、どうなるのか?
・自分の力は、果たしてどこまで通用するのか?
・もし合格できたら、自分自身に対するセルフイメージがどう変わるか?
・周りの反応が、さらに変わるものなのか?
それを知りたいという好奇心が、メラメラと湧き起こってきました。
そこで僕は、2年間の準備期間を設けて、自分の英語トレーニングメニューを英検1級に向けてカスタマイズしていきました。
ちなみにこの時点でも、「問題集を解く」という作業は、メニューには入れていません。
「英検1級の問題を解くこと自体が楽しい」と感じられるレベル、つまり「できる実感」を味わえるレベルまで、英語力の土台を上げることにしたのです。
そこからの2年間は、特に修行のような感覚はなく、楽しくフォーマル英文を読み進められました。
・・・つづく。
今回紹介した「人生の経営戦略LIFE」の本はこちら↓↓↓
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