【凧あげ=英語学習】

From  師範代Shinya(新村真也)

お正月休みの間、家の近くの土手で久しぶりに「凧あげ」をやりました。あまり風がない日だったので、うまくあがるか分かりませんでしたが、とりあえずトライ!

地面に近い下の方には風が少ないため、最初はなかなかあがりません。

なので、最初は自分から「風を作る」ために、ひたすら走ります!

短く糸を持って、全速力で走るのです。

糸が短いため、コントロールが難しくて、途中で凧の方向が下向きになって急降下することもあります。

でも、なんだかんだで、このプロセスも楽しかったりします。全力で走るので気持ちいいし、いい運動になります。

 

一度あがり始めると・・・

走る方向を変えて何度か繰り返すうちに、凧が今までよりも少し高くあがるポイントがありました。

よし!見つけた!この方向だな!

そして、そのまま走り続けると・・・

グワッ!とあがりました!!

よし!!来たぞ!!

そのまま一気にヒモを伸ばして、軌道に乗せます。

やはり、少し高い場所は風が強いらしく、凧はぐんぐん上がっていきます。

でも、途中で勢いがなくなって、ヒモがゆるんで落ちそうになりました。

とはいえ、さっきほど走らなくても、ちょっと糸を引っ張るだけで、すぐにまた軌道に乗せることができました。

そして・・・ついに巻いてある糸を全部伸ばしきるところまでいきました!

 

上がりきった世界

さっきまで僕の手元にあった凧は今や、はるか遠くの上空でワサワサとなびいています。

この状態になるともう、僕自身が動く必要はほとんどありません。すごくラクです。

ちょっと糸を引っ張るだけでカンタンに方向転換できます。

僕は、上空にたなびく凧を見上げながら思いました。

「これは、英語学習と一緒だな・・・」

・・・と。

 

最初が一番大変

英語学習も、始めたばかりの頃が一番エネルギーが必要です。

ジタバタする割には、なかなか結果が出ません。

TOEICテストの点数が50点上がって大喜びしてたら、次のテストで100点落ちてヘコんだりします。

英会話スクールでのレッスン中も、「今日は上手にしゃべれた!俺は上達している!」と感じたと思ったら、次の週のレッスンでは言いたいことがぜんぜん口から出てこなくて、ボロボロ・・・

なんてことは、ザラにあります。

ふと隣を見れば、自分より勉強時間の少ない同僚の方が、TOEICの点数が高い。そして自分より上手に英語をしゃべってる・・・

そうなると、だんだん自信がなくなってきます。

こんなにガンバってるのに結果が出ないってことは、俺には才能がないんじゃないのか?もう、やめようかな・・・

そんな気持ちになってきます。

 

走らずにあがる凧はない

でも、その状態は、凧を抱えて下の方で走っている時です。そして、自分のとなりで、はるか上空で舞っている凧をあげている人を見て、うらやましがっている状態なのです。

でも、その人だって、必ず凧を抱えて下の方で走り回っていた頃があります。

もし、「そんな時期はなかった」という人がいたら、きっとそれは、

「努力を人に見せたくないタイプ」 か、

「昔のことで忘れてしまっている」

だけなのだと思います。

僕は、英会話スクールに通い始めてから最初の1年間は超低空飛行でした。

そして、「音読トレーニング」に出会ってから1年半は、上がったり下がったりを繰り返していました。

ところが、1年半を越えたあたりから、一気に風を受けて舞い上がりました。(前の記事:ブレイクスルー体験で詳しく書いています)

 

一番楽しいのはいつ?

下で走り回っている間は、となりで動かずに立ってるだけで上空に凧を上げている人をうらやましく思います。

でも、実際に凧あげで楽しいのは、風を探して走り回っている時や、凧が風を受けて勢いよく舞い上がった瞬間です!!

実際に舞い上がって上空で安定してしまうと、やることが減ります。周りからはうらやましがられるかもしれません。

でも、やってる自分自身にとっては刺激が少なくて、つまらなくなってっしまうのです。

実は、英語学習も同じ感覚です。

僕は今、TOEIC900点を越え、英検1級も取った状態なので、凧で言えば上空を舞っている状態です。

もちろん、上を見上げればキリがありません。

今でもネイティブや帰国子女にはかないません。

アメリカの大学卒の人にもかないません。

自分よりはるか上空で高く舞っている凧はたくさん見えます。

でも、日常生活や仕事の中で、ある程度快適に英語を使えています。

まったく新しい英文を音読しても、以前よりもずっと少ない回数で脳内に定着するのがわかります。

今でも音読トレーニングは毎朝続けているので、新しい英単語やフレーズが自分の中で増えていく上達実感はあります。

でも、自分のこれまでの「英語学習歴」を振り返ってみて、

「一番ワクワク&ゾクゾクしたのはいつか?」

と聞かれたら、やっぱり、

「音読トレーニングに出会ってからブレイクスルーを経験してカナダに渡ったあたりだった」

と答えます。

 

「過程」を楽しむ

「最初から苦労しないで短期間で英語力をアップさせたい!」

と思うのは、人間なら当然の欲求です。

人間の脳には、「少しでもラクをして良い結果を得たい」という本能が組み込まれています。

でも、もし英語学習にそんなインスタントな方法があったとしたら・・・

楽しい人生になるでしょうか?

それは、「もう軌道に乗って上空を舞っている凧のヒモを、となりの人から手渡される」ようなものです。

嬉しいのは最初だけで、1分もたてばすぐに退屈してしまうでしょう。

 

想像してみてください・・・

もし、あなたが今、ジタバタしながらも英語学習をあきらめずに頑張っているなら、こんな想像をしてみてください・・・

あなたが望む「高い英語力」を手に入れ、自分の英語学習の歴史を振り返っている姿を・・・

未来のあなたが今を振り返ったとき、印象に残っているのは、今の時期かもしれません。

今、必死で走り回っている「この瞬間」が、いつかステキな思い出になる日をイメージしながら進んでいきましょう!

 

おまけ:
ところで、「凧」は英語でなんて言うでしょう?

答えは・・・

「kite」(カイト)です。

この単語には、鳥の「トンビ」の意味もあります。
たしかに、凧とトンビは似ていますよね!
翼を広げて、空にふわふわ浮きながら飛ぶ姿が!

 

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From  師範代Shinya(新村真也)

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