
from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
※最近、話題になっている人気本「人生の経営戦略LIFE」の内容と、英語学習とのつながりを僕が感じた部分のお話の続きです。
①自分が好きな英文素材を使って楽しく勉強を続ける
②たまに受けるTOEICや英検などの資格試験で望む結果を出して、英語力を社会に証明する
この相反する2つの要素を実現することは、最初はできないと思っていましたが、僕の場合は英単語帳のDUO3.0をきっかけに、フォーマルでアカデミックな英単語にも興味がわくようになりました。
自分には縁の無い種類の英単語だと思っていましたが、だからこそ「理解できた時の喜び」が大きかったのです。
「コツコツと積み上げていけば、こんなレベルの英文も理解できるようになるのか!」
という達成感がありました。
また、それまではカジュアルで表面的な英会話しかしてこなかった外国人の友達と、社会問題などの踏み込んだ内容で会話できるようになったら、カッコいいかも?!と思うようになったのです。
この心境の変化は、自分でも驚きでした。
そして何よりも大きな変化は、これまで海外旅行すら一度も行ったことがなかった自分が、海外留学したいと思うようになったことです。
これはDUO3.0を音読や瞬間英作文で仕上げた人達がよく言うことですが、
「身につけた英語力を、実戦で試してみたい!」
という衝動に駆られることがあります。
僕も例外ではありませんでした。
初めてTOEICが必要になる
そこで僕は、当時通っていた英会話スクールのネイティブの先生2人の出身国である、カナダに行くことにしました。
僕が受けたいと思ったビジネスコースでは、日本にいる間にTOEIC730点以上のスコアを提出しなければ入学できない、という決まりがありました。
そこで、僕は2年ぶりにTOEICを受けることにしたのです。
この時が、初めて自分の人生でTOEICスコアが必要になるタイミングでした。
ただ、この時期にはまだ、僕はテスト勉強には積極的にはなれませんでした。
事前に問題集を解いたものの、公式問題集を通しで2回やった程度です。
日常の英語トレーニングは、これまで通り好きな英文の音読と瞬間英作文トレーニングの2本柱でした。
体系的にトレーニングし始めてからは、初めて受けるTOEICだったので、まずは自分の立ち位置を確かめるつもりで1回受けました。
2年前の前回がボロボロで、300点台だったので、今回はかなり緊張しました。
当日は運悪く風邪を引いてしまい、咳を抑えるために風邪薬を飲んで受験しました。
副作用で頭がボーッとする中での受験でしたが、DUOのおかげか、リスニングがすごくやりやすく感じました。
リーディングでも読める英単語がめちゃくちゃ増えていて、驚きました。
結果は、650点。
数ヶ月であと80点上げる必要があります。
ここでも僕は、テストのための勉強はする気になれませんでした。
当時の僕は、「受験テクニックを磨く作業」に時間を投入することに、どうしても抵抗があったのです。
「実力をアップさせるトレーニングはする。けれども、テストのための勉強はしたくない。それでダメなら、今回は縁が無かったと諦める。留学自体は他のコースでもできるから、そっちを検討する。」
と決めました。
実力だけで点を取る覚悟
その代わりに、僕はこれまでやっていなかった英語トレーニングを取り入れました。
それは、多読トレーニングです。
多読トレーニングとは、自分にとってカンタンすぎるレベルの英文で書かれた本を、返り読みせずにひたすら一方通行で目をすばやく動かしながら読んでいく手法です。
目的は、リーディングスピードのアップ。
前回のTOEIC受験で、自分が英文を読むスピードの遅さを痛感したので、そこを克服するために多読トレーニングを取り入れました。
多読トレーニングで読む英文の素材は、自分が興味が持てるものなら何でも良いので、僕はこれまで通り、偏りなど気にせずに、自分が興味を持てるトピックの本だけを買って読み始めました。
多読トレーニングは、かなり劇的な効果がありました。
・返り読みしたくなる衝動が抑えられるようになった。
・一方通行で素早く目を動かすクセがついた。
・理解度60%ぐらいで読み進めても、最後まで読み切れば、だいたい何を書いてあるのか分かることが、体感できた。
という効果です。
また、多読用の語彙制限本とはいえ、「英語だけで書かれた本を読んでいる自分、スゲー!!カッコいい!!」と思えました。
読む素材を興味のあるものだけに絞った結果、多読トレーニング自体はとても楽しく続けられました。
なんとか結果を出せた
次のTOEIC受験本番前には、これまで通り問題集を2回通しで解く練習をするだけにしました。
多読トレーニングの効果は、劇的でした。
明らかに数ヶ月前より早いスピードで読めたのです。
その結果、なんとかギリギリ735点を取れて、望むコースの留学ができたのです。
(※僕の場合は、「これでダメなら、諦める」という覚悟があったのでできたのですが、状況によってはそこまで割り切れない人もいるはずです。これはあくまで、僕の例です。)
カナダから帰国後も、「資格試験の結果を出したい」という欲求と、「自分がやりたい勉強内容にしたい」という欲求の折り合いを付ける作業は、続きました。
・・・つづく。
今回紹介した「人生の経営戦略LIFE」の本はこちら↓↓↓
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From  師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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