From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
※僕が20才の頃、「アクション俳優になろう!」と決めて、「俳優養成所」に入った時のストーリーの続きです。
 
 
恐怖のヒゲ先生のレッスンが始まってから、初めての宿題発表の日になりました。
 
 
クラス内にはみんなのピリピリした緊張感と、ソワソワした不安感が入り混じって、これまでにないムードが漂っていました。
 
 
みんな下を向いて、宿題の範囲の文章を念仏のように唱えています。
 
 
しばらくすると、ドアがガラッと開いてヒゲ先生がやってきました。
 
 
僕らはビクン!と反応して、つばを飲み込みました。
 
 
クラスルームは物音ひとつないぐらいに静まり返りました。
 
 
わずか2週間前まではユルい雰囲気でガヤガヤしていた教室内のこの場の雰囲気が、ウソのようです。
 
 
この静かな雰囲気の中でひとりずつ前へ出て発表するのは、心臓が飛び出るぐらい緊張します。
 
 
何より「失敗したらヒゲ先生に怒鳴られそう」というプレッシャーが、緊張感を増幅させます。
 
 
ヒゲ先生は、静かなトーンで口を開きました。
 
 

恐怖の始まり

ヒゲ先生:「では、さっそく宿題の発表に入りたいと思います。前回もお伝えしましたが、本は手に持たずに前へ出て発表してもらいます。
 
 
・・・まさか!!!」
 
 
最後にヒゲ先生の声が急に大きくなったので、ビックリして僕らの身体はビクン!と反応しました。
 
 
ヒゲ先生:「まさかあれだけ言ったのに・・・練習不足で文章を覚えてきてない者はいないと思いますが。
 
 
万が一!!!
 
 
万が一文章を覚えてきてない場合は、その場で退場してもらいます。一度退場したら、もうこの教室に戻ってくることは許しません。」
 
 
 
僕の心の声:(ひ~!恐いな!!もう!これ以上俺たちを脅さないでくれ~!!)
 
 
ヒゲ先生:「私は時間をムダにしたくありません。もし練習不足で文章を覚えてきていない者がいた場合、その人ためにみんなの時間を使うのはもったいない。
 
 
だからもし!!
 
 
もし練習不足で自信がない者がいたら、正直にこの場で手を挙げて、速やかに退室してください。」
 
 
(うぉ~!究極の選択を与えられた・・・自信がない者なんて言ったら、全員じゃない?今日ここに来ている人なら練習不足の人もいなさそうだけどな・・・)
 
 
周りを見渡しましたが、誰も手を挙げていません。
 
 
たしかに、ここで手を挙げる方が緊張する気がします。
 
ヒゲ先生に怒鳴り飛ばされたあげく、何もさせてもらえずに退室になるのは、悲しすぎます。
 
 
しばらく沈黙が続いた後、ヒゲ先生が口を開こうとした瞬間、僕と同じ20才ぐらいの男子1人が、うつむきながら手を挙げました。
 
 
挙げた手が小刻みに震えています。
 
 
 

最初の脱落者

彼は以前のクラスでも一緒でしたが、家ではあまり練習してこないタイプでした。
 
 
今回はさすがに練習してきたようですが、今までやっていなかったことを急にやるのは大変だったと思います。
 
 
ヒゲ先生:「ん?君は練習をやってきていないので自信がないということかな?」
 
 
彼:「あ、れ、練習はしてきたのですが、自信が・・・ありません・・・本を・・・見ないで・・・発表するのは・・・」
 
 
「なにぃ~ナメてんのか!!!」
 
 
とヒゲ先生が怒鳴りつけるのかと思いきや、意外な反応が返ってきました。
 
 
ヒゲ先生は静かな落ち着いたトーンで言いました。
 
 
ヒゲ先生:「正直に言ってくれてありがとう。では、このまま退室してください。次週からどのクラスに行くかは、受付スタッフに相談してください。」
 
 
その静かな対応を見て、もう1人の男子が手を挙げました。
 
 
「あ、あの・・・僕も自信がないので帰ります。」
 
 
ヒゲ先生:「どうぞ。」
 
 
2人の男子は、そのまま教室を出て行きました。
 
 
発表が始まる前から2名もの脱落者を出すこのヒゲ先生は、本当に恐ろしい人です。
 
 
ヒゲ先生:「後は大丈夫かな?帰るなら今のうちですよ?」
 
 

どうせ散るなら・・・

本当は全員、手を挙げたい気分だったと思います。
 
 
僕も自信はまったくありませんでした。
 
 
でもどうせ退室することになるなら、今ここでビビって自分から引っ込むよりも、家で練習してきた成果を全力でぶつけみる方を選ぼうと思いました。
 
 
何もしないままあきらめるよりも、やってみて失敗してレッドカードを渡された方がいいと思いました。
 
 
もちろんその場合は「失敗したらヒゲ先生に怒鳴られる」というリスクがあります。
 
 
でもどうせ1回で退場になるので、何度も怒られ続けることはないでしょう。ツラいのはその時だけです。
 
 
ここまでのやりとりを見て、僕の中にくやしい気持ちがわき起こってくるのを感じました。
 
 
俺たち、この先生にやられっぱなしじゃないか!
 
 
このまま、何もしないまま引き下がってたまるか!
 
 
せめて一度、この教室に自分の声を響かせてから、華々しく散りたい!
 
 
そんな想いがフツフツとわき上がって来ました。
 
 
残っているクラスメイトのみんなも、同じように感じているようでした。
 
 
みんなの不安そうな目の奥に、小さな怒りの炎がメラメラと燃えているのが見えました。
 
 
・・・つづく。
 
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