From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※僕が20才の頃、「アクション俳優になろう!」と決めて、「俳優養成所」に入った時のストーリーの続きです。
ダンスクラスのイッサ先生のファッションをマネし始めた僕は、イッサ先生とそっくりな服装でダンスをするようになりました。
シャツやパンツの色や形など、イッサ先生の着ている服と似たものを「通販のセシール」のカタログから選んで、そっくりなコーディネートで固めました。
もちろん、イッサ先生の着ている服と僕が着ている服は値段がケタ違いです。
素材や色など、細かい部分を見ていけばぜんぜんおしゃれ感が違うと思います。
ただ、ファッション超初心者の僕の目からしたら、けっこう似ているように見えました。
服を変えるだけで変わるイメージ
僕はそれまで「上下ジャージ」という何のおしゃれ感もない服装でダンスを踊っていたのですが、服装を変えてからは自分の見え方が変わったのが分かりました。
鏡に映る自分の姿が、「ちょっと様になっている」ように見えたのです。
もちろん、ストリートダンス初心者の僕の動きやポーズは、イッサ先生のカッコ良さには遠く及びません。
でも、服装を変えただけでけっこう雰囲気が変わることが分かりました。
逆に言えば、もしイッサ先生が「もじもじ君」のような上下ピッタリしたタイツのような服装で踊ったら、今ほどカッコ良く見えないはずです。
イッサ先生のカッコ良さは、服装まで含めての表現力なんだなと気付きました。
同年代の人たちがファッションにこだわる理由
この頃から、僕は同年代の人達(20才前後)がファッションにこだわる理由が、なんとなくわかるようになりました。
ダンスのようにスキルを磨いて自分の姿をカッコよく見せられるようになるには、かなりの年月がかかります。
でもファッションを変えると、一瞬で自分の見え方が大きく変わります。
僕はこれまでファッションが与える自分の見え方を意識したことがありませんでした。
ひと言で言えば、「ダサい格好をしたやつ」だったわけです。
でも、服装を変えるだけで、一瞬で自分の見え方が変わりました。
自分自身に対するイメージも変わりました。
僕は今回、初めて自分のファッションを一新したことで、憧れのイッサ先生に一歩近づけたような気分になりました。
さらに、イッサ先生からカッコいいストリートダンスを教わっている自分はイケてる、と思えるようになりました。
僕と同年代の人達は、「イケてる自分になりたい!」という思いで、ファッションに磨きをかけているんだろうな、と気付きました。
自分はイケてる!と思える感覚
僕はこれまで色んな習い事にチャレンジしてきました。
それらはすべて、「自分はイケてる」と思えるようになりたかったからです。
高校時代は周りがヤンキーばかりで「ケンカの強いやつがイケてる」という価値観の中で生きていました。
だから空手を身につけて、「強くてイケてる自分」になろうとしました。
僕の高校時代は「空手道場に通っている」というだけで、すでに周りから一目置かれる文化がありました。
一方で、高校を卒業したら、周りの価値観が一変しました。
「女性にモテる男はイケてる」
「仕事がデキる男はイケてる」
という世界になったのです。
腕力が支配していた学生時代とは、大違いです!
①女性にモテる男はイケてる
②仕事がデキる男はイケてる
という2つのうち、①に大きな影響を与えるのは、ファッションです。
よほど顔が整ったイケメンでもない限り、服装がダサいと女子ウケは良くありません。
つまり、モテに直結しやすいのがファッションなのです。
僕はイッサ先生に出会うことで、それまでまったく興味のなかったファッションに対する見方が変わってきました。
・・・つづく。
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