From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
カラーコーディネータの資格テストの3級&2級のダブル受験が終わりました。
これで、半年間の講座も終わります。
僕は、名残惜しい気分で最後の授業を受けに行きました。
この講座は「3級を取ること」を目標にしているコースで、一応2級の内容までカバーしている、という感じになっていました。
そして、残念ながらそれ以上レベルが上のコースはありませんでした。
おそらく、需要がないんだと思います。
テストを受けた時の当日の会場の様子を見ても、それが良く分かりました。
午前の3級の時には、会場の教室は満室で、建物全体にあふれんばかりの人数がいました。
でも、午後の2級の時には、一気に人数が減りました。
やはりどのジャンルでも、初心者の数が最も層が厚く、上に行くにつれてだんだん母数が減っていくようです。
そして上に行くほどに、要求される知識はマニアックになっていきます。
1級なんて「受けよう」と思う人自体が少ないのかもしれません。
対象者の数が少ない資格のコースを作っても、スクールにとってはビジネスとして成り立たなくなってしまいます。
だから、おそらく3級までのコースしかないんだと思います。
「少数派」の魅力
でも僕は「少数派」という言葉に惹かれます。
「トップ数パーセント」なんて言われると、ワクワクしてしまいます。
「自分もトップ数パーセントの世界に行ってみたい!そこから見える景色を眺めてみたい!」
と感じてしまうのです。
と言っても、「みんなが興味ないようなジャンル」でトップ数パーセントになるのは、僕にとってはあまり魅力的ではありません。
これに関しては、高校時代に苦い思い出があります。
高校時代に僕はTVゲームにハマっていました。
当時はスーパーファミコン全盛期で、クラスメイトの8割ぐらいがスーパーファミコンのゲームをやっていました。
そんな中、僕は「メガドライブ」というちょっとマイナーなゲーム機を持っていました。
さらにその中の「マイナーな格闘ゲームのソフト」を持っていました。
当時はお金がなくてそれしかソフトがなかったので、そのマイナーな格闘ゲームを毎日プレイして、極めて強くなりました。
レベルをハードに設定した状態で、どのキャラを使っても全面クリアできるまでになったのです!
でも、僕の身につけたスキルを評価してくれるクラスメイトは1人もいませんでした。
友達の集まりにメガドライブを持って行って技を披露しても、あまり伝わりませんでした。
そこで2人対戦プレイをしてみましたが、誰もやったことがないゲームなので、僕のスキルが発揮される前にゲームオーバーになってしまいます。
僕にとっても手応えがまったくありません。
僕の対戦相手も、
「なんか操作しづらくてつまんないゲームだなぁ!」
とふてくされる、という状況になりました。
メジャーなジャンルを極める快感
そこで僕は、バイト代を注ぎ込んでスーパーファミコンをゲットしました。
そして、当時みんながハマっていた「ストリートファイター2」(通称スト2)という格闘ゲームのソフトを買いました。
今までと同じ要領で、毎日少しずつ練習を積み重ねました。
さすがに人気ゲームだけあって操作性も良く、僕はゲームをプレイすること自体が快感になりました。
そして、毎日プレイするたびにコントローラーがどんどん手に馴染んできて、技が思い通りに出せるようになりました。
しばらく経って、再びクラスメイトと集まった時に、案の定「みんなでスト2大会やろうぜ!」とう流れになりました。
みんなやり込んでいるので、白熱の戦いが繰り広げられました。
そして、僕の練習したスキルを見てみんなが驚くのが快感でした。
「おぉー!!シンヤいつの間にそんな技を!!」
「あれ?シンヤってスーファミ持ってたんだっけ?」
という感じで、僕のスキルがみんなに評価されました。
全員のレベルが高いのでさすがに1位にはなれませんでしたが、大会が終わった後にはみんなの僕を見る目が変わっていました。
以前は「マニアックなゲームをやり込んでるやつ」というだけのイメージでしたが、今回は「スト2のスキルが高いやつ」というイメージになりました。
僕はこの時、
「みんながやらないゲームをやり込んでも、誰もスゲー!とは言ってくれない。けどみんながやってるゲームをやり込むと、スゲー!と言ってもらえる。」
ということを学びました。
カラーコーディネーターも人気の資格
そして、今回トライしているカラーコーディネーターの資格も思った以上に人気のようでした。
最初はマニアックな資格だと思っていましたが、3級の試験会場に行ったら服飾系の専門学校生たちで溢れかえっていて、「オシャレな人種にとってはスト2波の大人気の資格」だと分かりました。
そして僕は、俄然やる気が出てきました。
「カラーの資格で1級まで取ったら、オシャレ野郎たちに、スゲー!と言われるようになるのでは?」
という期待が高くなってきたのです。
でも、問題は1級のコースがないので、勉強法がまったく分からないことでした。
・・・つづく。
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