From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
「あら!それは助かる!ぜひお願いしますね!」
先生はニコニコしながら僕に言いました。
僕は最後の授業の後に、クラスメイトのKさんと一緒に先生のところに行って、「パーソナルカラー診断の男性モデル」になることを志願したのです。
Kさんがうまくつないでくれたので、スムーズに話が進みました。
僕は、心の中でガッツポーズをしていました。
これで、先生とのコネクションを持ち続けることができます。
僕がモデルを志願した理由には、2つの期待がありました。
①1回13万円かかる「パーソナルカラー診断」の結果やアドバイスを無料でもらえる。
②先生とつながることで、1級のテストの勉強法を教えてもらえるかもしれない。
とにかく、先生とつながることさえできれば、
「今後自分がどうやってカラーの勉強を続けていけばいいのか?」
の指針が分かると思いました。
僕は、このチャンスを作ってくれたKさんに感謝しました。
授業最終日
授業最終日は、思ったより寂しい気持ちになりませんでした。
「終わる感じ」がしなかったのです。
クラスメイトのKさんとMさんとは連絡先も交換していて、これまでにも授業がない日でもメールでやりとりしていました。
また、これまでにも授業の日以外に3人で会ってお茶したりすることがありました。
「今後もお互いに近況報告し合おう!」
ということで、授業がなくても会える確率が高い状態でした。
また、先生ともつながることができました。
僕にとってはここからが始まりで、新しい世界が開けるような感覚でした。
Kさんのパーソナルカラー診断
最後の授業からしばらくたった頃のこと。
Kさんからメールで連絡がありました。
Kさん:「さっき例のパーソナルカラー診断のモデルやってきたんだけど、講座面白かったよ!私のパーソナルカラーが分かった!スプリングだって!!」
僕:「お疲れ様!おぉー!スプリングだったか!俺の予想は外れたね(笑)」
Kさん:「これからは、スプリングの服を揃えないと。前にデパートのイベントで10分のカラー診断受けたときには、ウィンターって言われたんだけど、全然違うじゃん!って感じ。」
僕:「やっぱり外れるんだね。デパートの時とはやり方が違うの?」
Kさん:「やり方自体は同じなんだけどね。色の布を何枚も顔の下に当ててチェックする。でも、かける時間が全然違う!
今回は、丸1日がかりだった。場所を移動しながら何度も布を当てる作業を繰り返したよ。蛍光灯の下では正確に測れないみたい。
日光がある状態でやらないと、本当のパーソナルカラーは見えないんだって。」
僕:「そうなんだ!じゃあ、日光が入らないデパートの中ではそもそもムリがあるんだね。それにしても丸1日がかりかぁ~!なかなか大変だなぁ・・・」
Kさん:「あ、でもきっとシンヤ君の場合はそこまでかからないと思うよ。講座は丸1日がかりだけど、実際にモデルが必要になるのは午後からだから。
でも私は講座の内容が気になったから、午前中から参加したの。午前中は理論の説明とかがメインだった。
布当て作業はトータル4~5時間ぐらいかな。」
僕:「なるほど!じゃあ俺は自分から志願しない限りは午後から参加になるわけね。それにしても、4~5時間でも長いね。」
Kさん:「でしょ?なかなかこんなにガッツリ診てもらえるチャンスはないから、いいと思うよ。」
僕:「パーソナルカラーが分かれば、一生モノだもんね!」
Kさん:「そうそう!」
ふくらむ期待
Kさんとのやりとりを通して、僕の期待は高まりました。
パーソナルカラー診断を受けることで、「自分に似合う色」が分かります。
自分に似合う色の服を着ることで、顔色が良く見えるようになり、5~10才ぐらいは若返ることができるそうです。
とはいえ、当時の僕の年齢は23才です。
5~10才若返ったら、「13才~18才に見える」ということになります。
さすがにそれはないでしょう。
まだこの年齢だと、年下に見られるのは逆にデメリットが大きいです。(ナメられるという点で)
とはいえ、パーソナルカラーのメリットは若返るだけではありません。
顔色が良く見えることで健康そうに見えて、「デキる男」という印象を与えることができるそうです。
ということは、女性にモテる確率もアップするかもしれません!
それに、若返りのパーソナルカラー診断の話は、今後きっと女性との話題で使えそうなネタです。
「色を味方につければ、人生が変わる」
これは先生がよく言っていた言葉ですが、それを実際に体験する機会が目の前に来ていることに、僕はワクワクしました。
・・・つづく。
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