【僕が「習い事」に感じた夢と希望:カラーコーディネーター編44】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
 
・西洋人タイプで社交的な年上女性のKさん
 
 
・日本人タイプで守りの固い年下女性のMさん
 
 
どちらをデートに誘うべきか?かなり長い間悩んだ後、僕はKさんにトライしてみることにしました。
 
どっちも可能性の低さは同じぐらいだとしたら、せめて愛想良く接してくれそうなKさんの方が良いと思いました。
 
 
Kさんはカラーの勉強も熱心で、僕が1級を取ることに対しても応援してくれています。
 
 
僕にパーソナルカラー講座の情報を教えてくれたのもKさんです。
 
 
そういう点でも、話が合いやすいかなと思いました。
 
 

Kさんをデートに誘う

僕はドキドキしながらKさんと2人で会うお誘いメールを送ってみました。
 
 
すると、予想通りあっさり「いいよ!」と返事が返ってきました。
 
 
しかも、Kさんの方が場所や時間を提案してきました。
 
「なんてラクなんだ!」
 
 
僕は驚きました。やっぱりKさんにして良かった気がします。
 
 
当日は、待ち合わせ場所に行くまでの道中が一番緊張しました。
 
 
でも現地に着いたら、いつもの雰囲気でKさんが現れて、「おはよ!」と明るく声をかけてきてくれました。
 
「あ、いつも通りのKさんだ。」
 
 
と思って、僕の緊張は一気に解けました。
 
 
その後はKさんが選んだレストランで一緒にランチを食べに行き、いつもの雰囲気でカラーの勉強の話や今後の転職先の希望の話などで盛り上がりました。
 
 
2人だけだったらどんな感じになるのか?を体験できたという点では、収穫はありましたが、結果は「いつもと変わらない」ということでした。
 
 
Kさんの雰囲気は本当にいつもと変わらず、服装もいつも通り「ジーパン姿」でした。
 
 
もし仮に今日のKさんが、普段着ないワンピースやスカートを着てきたり、口紅を赤くしてきたりといった「分かりやすい変化」があれば、僕は「いけるかも?!」という期待が持てたかもしれません。
 
 
でも、Kさんは服装も話し方も完全に「いつも通りのモード」でした。(僕が細部を見落としていただけかもしれませんが)
 
 
僕も女性経験値が低いので、どうやって会話をいつもと違う雰囲気に持っていけばいいのか?よく分からずに、「楽しいけどいつもと変わらない雰囲気」のまま、時間だけが過ぎていきました。
 
 

分からないもどかしさ

結局その日は、何も進展はないままデートが終了しました。
 
 
そもそもこれはデートだったのか?
 
 
Kさんの中ではただ「いつもの友達と2人で会っただけ」なのでは?
 
 
という疑問がわき起こってきました。
 
 
まあ、この流れは事前に予想した通りなのですが、それにしてもKさんと今後どうやって距離をつめればいいのか?まったく分からなくなりました。
 
 
もちろん、今回はまだ2人で会うのは初めてです。
 
 
今後、2回、3回と2人で会う機会を作れば、少しずつ変化があるかもしれません。
 
 
ただ、この時点での僕はKさんとの関係に変化を起こすための「作戦」を練るための知識や経験がありませんでした。
 
 
なので、1回目の今日で完全に「手詰まり」になったような感覚になりました。
 
 
「仲良く楽しく過ごせた」にも関わらず、心の底では敗北感のようなものを味わっていました。
 
 
やっぱりMさんにした方が良かったのでは?という迷いがまた出てきました。
 
 
#女性と付き合うにも勉強が必要
 
これはだいぶ後になってから読んだ本で知ったのですが、「女性との付き合いにも勉強が必要」ということを、この時の僕は知りませんでした。
 
 
女性にモテる男性というのは、大きく分けて3パターンあります。
 
 
①女性にアピールできる素材を持っている男性(お金持ち、ハンサムなど)
 
 
②特に学ばなくても女性の扱い方が上手にできる男性
 
 
③後から学んで女性の扱いが上手になった男性
 
 
この3つのうち、①のタイプの男性はパッと見で分かりやすいです。
 
 
②のタイプの男性は、若いうちからそつなく女性と付き合えるので、ある程度長く一緒にいる周りの人達には分かりやすいです。
 
 
③のタイプの男性は、若い頃にはモテずに大人になってから「デビュー」するので、あまり表からは分かりません。
 
 
僕は①でも②でもないので、モテたいと思ったら③になるしかないのです。
 
 
つまり、女性の心理を学んで「座学と実戦」を繰り返すことでしか、上達はありません。
 
 
座学を無視して、「ひたすら実戦!当たって砕けろ!」を繰り返すだけでは、成長はないのです。
 
 
でも、この時の僕はまだ「女性と付き合えるかどうかは、運の問題」だと思っていました。
 
 
つまり、「自分にピッタリな女性と出会うことができれば、トントン拍子にコトが進む」と思っていたのです。
 
 
そのマインドだと、「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」作戦を繰り返しがちです。
 
 
英語学習に例えると、「自分にピッタリな教材や学習法に出会えたら、苦労なしで英語がペラペラになれる!」と信じて、ノウハウコレクターになるのと似た感じです。
 
 
そんな奇跡のようなことが起こる確率は、ゼロとは言いませんが、かなり低いことは間違いありません。
 
 
でも僕はこの時、「KさんとMさん、どっちの方が確率が高いか?どっちの方が運命の人か?」という視点で見ていました。
 
 
そもそも、それを見極める目が養われていないのに、なぜか「運命の人は本能的に分かる」と信じていたのです。
 
 
・・・つづく。
 
 
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