From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
・西洋人タイプで社交的な年上女性のKさん
・日本人タイプで守りの固い年下女性のMさん
どちらをデートに誘うべきか?かなり長い間悩んだ後、僕はKさんにトライしてみることにしました。
どっちも可能性の低さは同じぐらいだとしたら、せめて愛想良く接してくれそうなKさんの方が良いと思いました。
Kさんはカラーの勉強も熱心で、僕が1級を取ることに対しても応援してくれています。
僕にパーソナルカラー講座の情報を教えてくれたのもKさんです。
そういう点でも、話が合いやすいかなと思いました。
Kさんをデートに誘う
僕はドキドキしながらKさんと2人で会うお誘いメールを送ってみました。
すると、予想通りあっさり「いいよ!」と返事が返ってきました。
しかも、Kさんの方が場所や時間を提案してきました。
「なんてラクなんだ!」
僕は驚きました。やっぱりKさんにして良かった気がします。
当日は、待ち合わせ場所に行くまでの道中が一番緊張しました。
でも現地に着いたら、いつもの雰囲気でKさんが現れて、「おはよ!」と明るく声をかけてきてくれました。
「あ、いつも通りのKさんだ。」
と思って、僕の緊張は一気に解けました。
その後はKさんが選んだレストランで一緒にランチを食べに行き、いつもの雰囲気でカラーの勉強の話や今後の転職先の希望の話などで盛り上がりました。
2人だけだったらどんな感じになるのか?を体験できたという点では、収穫はありましたが、結果は「いつもと変わらない」ということでした。
Kさんの雰囲気は本当にいつもと変わらず、服装もいつも通り「ジーパン姿」でした。
もし仮に今日のKさんが、普段着ないワンピースやスカートを着てきたり、口紅を赤くしてきたりといった「分かりやすい変化」があれば、僕は「いけるかも?!」という期待が持てたかもしれません。
でも、Kさんは服装も話し方も完全に「いつも通りのモード」でした。(僕が細部を見落としていただけかもしれませんが)
僕も女性経験値が低いので、どうやって会話をいつもと違う雰囲気に持っていけばいいのか?よく分からずに、「楽しいけどいつもと変わらない雰囲気」のまま、時間だけが過ぎていきました。
分からないもどかしさ
結局その日は、何も進展はないままデートが終了しました。
そもそもこれはデートだったのか?
Kさんの中ではただ「いつもの友達と2人で会っただけ」なのでは?
という疑問がわき起こってきました。
まあ、この流れは事前に予想した通りなのですが、それにしてもKさんと今後どうやって距離をつめればいいのか?まったく分からなくなりました。
もちろん、今回はまだ2人で会うのは初めてです。
今後、2回、3回と2人で会う機会を作れば、少しずつ変化があるかもしれません。
ただ、この時点での僕はKさんとの関係に変化を起こすための「作戦」を練るための知識や経験がありませんでした。
なので、1回目の今日で完全に「手詰まり」になったような感覚になりました。
「仲良く楽しく過ごせた」にも関わらず、心の底では敗北感のようなものを味わっていました。
やっぱりMさんにした方が良かったのでは?という迷いがまた出てきました。
#女性と付き合うにも勉強が必要
これはだいぶ後になってから読んだ本で知ったのですが、「女性との付き合いにも勉強が必要」ということを、この時の僕は知りませんでした。
女性にモテる男性というのは、大きく分けて3パターンあります。
①女性にアピールできる素材を持っている男性(お金持ち、ハンサムなど)
②特に学ばなくても女性の扱い方が上手にできる男性
③後から学んで女性の扱いが上手になった男性
この3つのうち、①のタイプの男性はパッと見で分かりやすいです。
②のタイプの男性は、若いうちからそつなく女性と付き合えるので、ある程度長く一緒にいる周りの人達には分かりやすいです。
③のタイプの男性は、若い頃にはモテずに大人になってから「デビュー」するので、あまり表からは分かりません。
僕は①でも②でもないので、モテたいと思ったら③になるしかないのです。
つまり、女性の心理を学んで「座学と実戦」を繰り返すことでしか、上達はありません。
座学を無視して、「ひたすら実戦!当たって砕けろ!」を繰り返すだけでは、成長はないのです。
でも、この時の僕はまだ「女性と付き合えるかどうかは、運の問題」だと思っていました。
つまり、「自分にピッタリな女性と出会うことができれば、トントン拍子にコトが進む」と思っていたのです。
そのマインドだと、「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」作戦を繰り返しがちです。
英語学習に例えると、「自分にピッタリな教材や学習法に出会えたら、苦労なしで英語がペラペラになれる!」と信じて、ノウハウコレクターになるのと似た感じです。
そんな奇跡のようなことが起こる確率は、ゼロとは言いませんが、かなり低いことは間違いありません。
でも僕はこの時、「KさんとMさん、どっちの方が確率が高いか?どっちの方が運命の人か?」という視点で見ていました。
そもそも、それを見極める目が養われていないのに、なぜか「運命の人は本能的に分かる」と信じていたのです。
・・・つづく。
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