【小さい=正義:ミニチュア文化の日本①】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
僕は約2年前に東京へ引っ越してきてから、生活スタイルが大きく変わりました。
 
 
一番大きな変化は、「移動手段」です。地元の静岡に住んでいた頃は、毎日の移動手段はマイカーでした。
 
 
クルマだと、基本的に手荷物はトランクや座席に積んで移動できます。
 
 
すると、あまり手荷物を「持ち歩く」という感じはありません。
 
 
「家からクルマまでの移動距離」と、「クルマを降りてから建物内に入るまでの移動距離」に、手荷物を運ぶ感じになります。
 
 
でも、東京へ引っ越してきてからは、電車移動になりました。(クルマは駐車場代が驚くほど高いので、手放しました)
 
 
どこへ行くにも電車です。しかも、電車内は今まで静岡で経験したことがなかったほど混んでいてギューギューです。
 
 
駅から建物までも、けっこう歩きます。さらに、レストランなどに入っても、隣のテーブルの人とひじが当たってしまうぐらい、せまい間隔で座ります。
 
 
そういう生活を続けているうちに、
 
 
「いかに手荷物を軽く、小さく、数を少なくまとめるか?」
 
 
ということの大切さが、身にしみて感じるようになってきました。
 
 

電車内に手荷物を忘れるリスク

自宅から五反田の教室へ通うときにも、いかに手荷物を減らすか?ということを考えるようになりました。
 
 
僕は毎回の自分のレッスンを動画に撮って、後日復習用として会員さん達に配信しています。
 
 
そのための撮影機材を勉強しながら徐々にアップグレードしてきましたが、「ただ値段が高くて機能が良いもの」という基準で選ぶと失敗することを学びました。
 
僕が自分の教室に毎回持っていくアイテムは、
 
 
・英語テキスト
 
・ウォークマン&スピーカーの音響セット
 
・ビデオカメラ&ピンマイク&三脚の撮影セット
 
 
です。これらを1つでも忘れたら、レッスンも撮影もできません。すべてを毎回持ち歩くのは、けっこう大変です。
 
 
雨の日は、これに加えてさらに「傘」が増えます。
 
 
さらに、たまに外で動画編集やブログ記事をアップすることがあるので、ノートパソコンも持ち歩くことがあります。
 
 
そうなると、手荷物の数と重さは相当なものです。
 
 
ビデオカメラは高性能になるほど、大きくて重くなります。大きいと1つのバッグに入りません。すると、カメラ用に別のバッグを用意する必要があります。
 
 
手荷物が増えると、電車の中に忘れる確率がアップします。僕はちょっと前、雨の日に電車の中に三脚を忘れてきてしまいました。
 
 
すぐに駅に問い合わせしましたが、三脚はその後も出てきませんでした・・・
 
 
三脚は、僕の持ち物の中でも安い部類に入りますが、それでも「損したぁ~!」という気分が大きくて、かなりヘコみました。
 
 

手荷物を減らす

僕は、それまで持ち歩いていたビデオカメラ用バッグを使うのをやめました。
 
 
そして、バックパックの両サイドのペットボトル用ポケットに入るサイズのビデオカメラをゲットしました。
 
今僕が使っているビデオカメラは、ペットボトルぐらいのサイズの小さな本体に、プロ用のビデオカメラに使われているのと同じセンサーを積んだモデルです。
 
 
持ち運びやすさと高性能を両立させた、「バランスの良さ」が決め手になりました。
 
 
三脚も、細くて小さくて肩にかけて歩いてもジャマになりづらい「一脚」と呼ばれる種類に変えました。
 
 
ふつうの一脚は杖のような長細い棒なので、常に手に持っている必要がありますが、僕が買ったモデルは下に小さな三脚が付いていて、自立するタイプです。
 
 
ふつうの三脚に比べて、広げたときにも場所を取らず、持ち運びにも便利です。
 
 
欠点としては、土台が小さいので重いカメラを着けられないことですが、僕の使っているビデオカメラは軽いので問題ありません。
 
 
ビデオカメラと三脚を見直したことで、僕の手荷物は一気に軽く小さくなりました。
 
 
それまで両手がふさがっていて携帯を取り出すのにもいったん荷物を下ろさなければならなかったのに、今ではバックパック1つと、一脚の袋を肩からかけるだけなので、両手がフリーになります。
 
 
なんて快適なんだ!
 
 
やっぱり、東京で暮らすには「小さいこと=正義」だなぁ・・・と実感しました。
 
 
ところが、ひとつだけ問題がありました。それは、「パソコン」です。
 
 
どうしても、ノートパソコンは今のバッグには入らないのです。外でパソコンを使いたいときには、別にバッグを用意する必要が出てきます。
 
 
僕は、「パソコンも何とかしたい!」と強く思うようになりました。
 
 
・・・つづく。
 
 
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