From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
僕の書いた本「やり直し英語革命」のレビューの続きです。
7つの近道勉強法では、最後の7つ目でモチベーションの維持方法についてお伝えしています。
僕ら日本人は子供の頃から学校で「完璧主義」になるような教育を受けています。
「あなたはここはいいけど、ここはダメ。ダメなところを伸ばしましょう。」
みたいな感じです。大人になってもその価値観は根強く残っているので、どうしても「できない部分にフォーカスして、マジメに頑張りすぎて燃え尽きてしまうパターン」に陥りがちです。
僕が今まで見てきた英語学習者の中で、順調にトレーニングを続けて上達している人は、良い意味で「手を抜くのが上手」です。
英語やスポーツのように少しずつ積み上げていくジャンルでは、結果にこだわり過ぎずに過程を楽しむ姿勢が大事なのかもしれません。
英語学習3種の神器
7つのルール番外編として、「英語学習3種の神器」をご紹介しています。
①電子辞書
②MP3プレーヤー
③小型スピーカー
の3つです。
「英語学習用のガジェットをフル活用して、英語学習に集中できる環境を整えましょう!」
というメッセージです。
この3種の神器は、このブログでもYouTube動画でもご紹介していますが、読者&視聴者の方々の反応が良いです。
体験セミナーや単発セミナー参加者の方々はよく、「私も3種の神器を買いました!」と言いながら、バッグから自慢の道具を取り出して見せてくれます。
実は3種の神器に関しては、実は本に載せるかどうか?かなり迷いました。
なぜなら、テクノロジーの分野は進歩が早くて、毎年新しいモデルが出たり、それまで人気だったジャンルが突然売れなくなって、製造中止になってしまったりするからです。
数年後には本で紹介したガジェットが「時代遅れ」になる可能性があります。
そこで僕は、特定の機種を紹介するのではなく、ジャンルを紹介するだけにとどめておきました。
また、このブログ記事やYouTube動画へのアクセスリンクを本に印刷しておくことで、「最近情報はネット上で更新するから、チェックしてくださいね」という形にすることができました。
スマホの驚異
ここからは、本に書かなかったちょっとマニアックなガジェットの話をお伝えします。
ガジェットの世界では今、スマホの進歩が「恐怖の存在」になっています。
多くの電化製品のメーカーのヒット商品が、スマホの影響で売れなくなってしまっています。
たとえば分かりやすい例で言うと、カメラ業界です。
カメラ業界では、ちょっと前までは「コンパクト・デジタルカメラ(通称コンデジ)」と呼ばれるジャンルが、一世を風靡していました。
こんな感じのカメラがコンデジです。
↓↓↓
Canon デジタルカメラ PowerShot SX720 HS ブラック 光学40倍ズーム PSSX720HSBK
「ポケットに入る小さいサイズで、キレイな写真が撮れて、写真データを携帯に送ったり、パソコンやテレビで見ることができる」
というコンセプトは、それまでカメラに興味のなかった若い女性などの層も取り込んで、一大ブームになったのです。
その後、スマホにもカメラが付いて写真が撮れるようになりましたが、まだまだ画像のクオリティーは低く、コンデジとは明らかに画質に大きな差がありました。
ところが、スマホのカメラは、毎年ものすごいスピードで進化していきました。
コンデジはすでに「成熟期」に入ってしまっていたため、進歩スピードが遅く、スマホのカメラ進歩スピードに数年で追いつかれてしまいました。その結果、
「コンデジで撮っても、スマホのカメラで撮っても、画質はあんま変わらないじゃん!」
ということになりました。だったら、わざわざコンデジで撮ってからスマホに送るよりも、スマホで写真を撮ってそのままSNSなどにアップした方がラクです。
お出かけするときも、写真をスマホで撮ればコンデジを持って行く必要がないので、荷物がひとつ減ります。
その結果、コンデジは一気に売れなくなりました。
コンデジ市場が縮小してしまい、今後は新モデルを出しても巻き返すのは難しいだろう、と言われています。
としてついに今年、2019年に、コンデジ界の先駆け的なメーカー「カシオ」が、コンデジ業界から撤退しました。
カシオの撤退は、ひとつの時代の終わりを告げる出来事でした。
まだコンデジは完全になくなったわけではありませんが、市場は明らかに縮小しています。
ワープロやタイプライターがパソコンに取って代わられたように、コンデジも近い将来、家電売り場から姿を消す日が来るかも知れません。
この流れは、「英語学習3種の神器」にも影響を与えるのでしょうか?
・・・つづく。
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