From 師範代Shinya（新村真也）
（→前回のつづき）
子供が生まれてから、洗い物の数と所要時間が一気に増えました。
食器に加えて、ほ乳びんを洗わなければならなくなったのです。
ほ乳びんは専用のスポンジで洗うのですが、これがけっこう手間で、一つ一つのパーツを分解して個別に洗わなければなりません。
しかも、１日に何度も洗わなければなりません。
それまで１日２０分程度だった皿洗いが、1.5倍の３０分以上かかるようになりました。
ほ乳びん洗い自体は、ずっと続くわけではありません。
子供が乳児ではなくなったら、卒業になるでしょう。
でも、こんどは離乳食が始まって、大人のように皿やスプーンを使って食べるようになります。
結局、洗い物の所要時間は今とあまり変わらないでしょう。
ためしに、今後自分が皿洗いをする時間を計算してみました。
皿洗い時間の年間トータル
１日３０分×３６５日＝１万９５０分＝182.5時間
１０年で1,825時間です。
これは、英語初心者が上級者になるまでに必要と言われている「2,000時間」に近い数値です。
僕はこの数値を見たときに、「ギャー！」と叫びたくなりました。
皿洗いが好きで、手洗いすることに喜びを感じる人であれば、問題ないと思います。
でも僕は、皿洗いのスキルをプロレベルまで極めたいわけではありません。
これは一刻も早く、自動化せねば！！
と感じました。
そこで、これまで気にはなっていたけどなかなか手を出せなかった「食洗機」を導入することにしました。
工事不要タイプ
僕らは賃貸アパートに住んでいます。工事をすることができません。
また、台所周辺にはすでに巨大なヘルシオが２台置かれています。
そこで、工事が一切不要で、動かすがラクで置く場所を色々と試せるお手軽タイプの食洗機を探しました。
１０年ほど前にも、食洗機には一度興味を持ってリサーチしたことがあるのですが、どれも設置が面倒そうに見えました。
その時にはあまり「これだ！」というものが見つかりませんでした。
でも今、１０年ぶりに探してみたら、食洗機の世界はものすごい進化していました。
工事が不要のタイプもけっこう多くて、たくさんのユーチューバーが「実際に試してみた動画」を出していました。
それらのレビュー動画を片っ端から見て回りました。
レンタルという選択肢
最初は、今後の引っ越しの可能性を考えて「家電レンタルサイト」での月額レンタルを考えていました。
僕がカメラを借りるときによく使う「レンティオ」というサイトは、価格の高いガジェットを手軽なレンタル料で試すことができます。
カメラだけではなく、家電などの生活用品も幅広く扱っています。
レンタルしながら気に入れば、そのまま購入することもできる、という素晴らしい仕組みです。
買い物には、常にリスクがつきまといます。
「買ってみたら、思ったのと違った！」
というリスクです。どんなに詳しくリサーチして、アマゾンでレビューを見まくっても、自分に合うかどうか？は、実際に手にするまで分かりません。
自分の生活の中で使ってみて初めて、良い悪いを判断できるのです。
この買い物のリスクを減らす仕組みのことを、マーケティング用語で「リスク・リバーサル」と言います。
リバーサル(reversal)は、リバース（reverse)の名詞で、「反転、逆転」という意味があります。
リスクをひっくり返す、つまり「買い手側のリスクをなくす」ということです。
「最初はレンタルで使ってみて、良いと思えば買う」
というスタイルは、まさにリスクリバーサルの発想です。
もちろん、最初から普通に買うよりも総コストは上がります。
でも、自分で買って使ってみて「やっぱり合わない」と判断して手放す方が、トータルでのお金はマイナスになります。
メルカリで売る場合は、梱包や発送などの手間がかかります。
その点では、レンタルはとても良い手段だと感じます。
また、使う期間が短いと決まっているものも、レンタルの方が便利です。
実は今使っているベビーカーも、このレンティオから借りているものを使っています。（ラッキーなことに、新品が届きました！）
時間がたてば確実に使わなくなるものに関しては、レンタルの方が処分の手間もなくて良いと感じます。
「今は、モノを所有する時代から、共有する時代になった」
と何かの本に書いてありました。
そこで僕らはまず、レンティオのラインナップの中から食洗機を探してみました。
・・・つづく。
僕が使っている食洗機はこちら
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