From 師範代Shinya(新村真也)
3ヶ月間のカナダ留学の2ヶ月が終わって、3ヶ月目に突入すると当時に、僕はインターン生として現地の企業で働き始めました。
僕が1ヶ月間お世話になる職場は、都会のバンクーバーの中でも特に先進的でファッショナブルな感じのする、メトロタウンという場所にあります。
初日の朝は、行くまでの間にめちゃくちゃ緊張しました。
「今日から英語で仕事をするんだ!今までのように、学校の先生や留学生たちと話すわけではない。現地の人たちに混じって、同じ土俵で働くのか・・・」
そう思うと、僕はだんだん自信がなくなってきました。
僕がカナダに来た目的
でも、僕がカナダに来た最大の目的は、自分がネイティブと同じ土俵で生活できるのか?を確かめるためです。
僕が考えていた「生活」というのは、単に買い物ができるとか、レストランでオーダーできるとかいったレベルではなく、ちゃんと社会人として働いてお金をもらえるのか?という意味も含みます。
そのために僕は、単に学校へ通って英語を習うようなふつうの留学ではなく、ビジネス留学コースを選びました。
インターンの仕事
これから始まる1ヶ月間は、インターンです。インターンは法律上、働いた対価としてお金がもらえるわけではありません。
その代わり、労働ビザを取らなくても働けるので、日本にいる時にカンタンに申請できました。
それに、インターンでも現場に入って働くことに変わりはありません。
学校の先生からは、「インターン生の労働内容は、ふうつの社員と変わらない。だから、いい体験になる。」と聞かされていました。
インターンでいい働きをすると、そのまま社員として登用される人もいると聞きました。
僕は最初から「滞在期間は3ヶ月」と決めていたので、期間を延長することは考えていませんでしたが、それでも1ヶ月間でビジネスの現場を実際に体験できることは大きな財産になるだろうと思いました。
初日の光景
ビルのエレベーターのドアが開くと、面接の時と同じ光景が広がりました。
受付にカウンターがあって、壁には大きく「アレクサンダーカレッジ」と書かれています。
ここは、民営の2年制のカレッジです。ここを卒業すると、そのまま4年制の大学に編入したり、短大卒の資格を取って働くことができます。
専門学校のように職業的な訓練をするコースもあります。
受付には、あのちょっと怖い金髪女性もいました。
僕は、「最初の印象が肝心だ!」と思い、緊張を隠しながら無理やり笑顔を作って元気よくあいさつしました。
僕:「Good morning!」
金髪女性:「Hey!」
彼女はチラっと僕の方を見て、短くあいさつしました。
(ここから先は、本当は英語のやりとりですが、日本語訳のみでお届けします。↓)
金髪女性:「えーと・・・名前なんだっけ?」
僕:「シンヤです。今日からここで働きます。」
金髪女性:「あ、そうだったわね。シンニャ、じゃなくてシンヤね。発音難しいわね。」
僕:「よく言われます。」
金髪女性:「どのくらい働くんだっけ?」
僕:「1ヶ月間です。」
金髪女性:「そう、楽しんでね。」
僕:「ありがとうございます。」
相変わらずしゃべり方はツンツンした感じに聞こえましたが、初めて会った時に比べると、少しだけ優しくなったような気がしました。
いえ、単に僕が慣れてきただけかもしれません。
衝撃のタスク
しばらくすると、僕を面接してくれたマーケティング部長のサラがロビーに出てきて、僕に明るい声で話しかけてきました。
サラ:「Good morning! Shinya!」
僕:「Good morning!」
サラ:「いよいよ今日からね!待ってたわ!」
僕:「ありがとうございます。」
サラ:「じゃあ、さっそくあなたにこの1ヶ月間でやってもらいたい仕事を伝えるわね。」
僕:「はい!わかりました!」
サラ:「あなたには、マーケティング部門の仕事をしながら、受付の仕事もしてもらいたいの。今、受付はここにいるメリッサ一人だけだから、あなたが入ってくれたら助かるわ。」
僕:「はい!わかりました!」
(この女性はメリッサっていうのか。それにしても、この怖い人と一緒に仕事をすることになるとは!なんだか余計に緊張してきたぞ・・・)
僕らはメリッサのすぐ前で話していましたが、メリッサは、こっちを見ることもなく、自分の仕事を忙しそうにこなしています。
(う・・・こりゃきっと初日から怒られそうな予感がするな・・・)
サラ:「じゃあ、まずはマーケティングの仕事を説明するわね。」
そう言って、サラは僕を自分の部屋に呼びました。
そこで僕は、さらに衝撃を受けることになりました・・・
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(英語の達人養成ジム 師範代)
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