【ネイティブの「感覚」を体験してみよう!(その②)】

From  師範代Shinya(新村真也)

(→前回のつづき)

 

前回の記事では、getの「ネイティブ感覚のイメージ」をお伝えしました。

 

ネイティブ感覚のイメージは、

 

「動いてポン!」

 

です。

 

今日は、残りの3つの例文が、どういうニュアンスになるか?を見ていきましょう。

 

持ってくる

Will you get me a beer?

↑ビール持ってきてくれる?

 

このgetには、ビールがない場所からビールのある場所に「動いて(移動して)ポン!(手に取る)」して、こっちに持ってくるというニュアンスを感じます。

 

リビングで一緒にテレビを見ているお父さんが子供に、

 

「ちょっと台所に行ってビール持ってきてくれないか?」

 

「えー!?今、テレビいいところなのに!(離れたくない)」

 

と言っているシチュエーションが「get」には感じられます。

 

getするに「動きと努力」が必要なので、面倒です。

 

もし、テレビを見ながらでも手渡せるような近い距離にあるものを「取る」という場合には、「pass」を使います。

 

Will you pass me the beer?

 

という感じです。

 

着く

I get to the office at 8:00.

 

私はいつも8時にオフィスに行く(着く)。

イメージは、同じく「動いてポン!」です。

 

サザエさんのエンディングテーマソングの最後のシーンをイメージしてください。

 

「サザ~エさ~んは、ゆっかいだっな~♪」

 

という歌詞が流れたあとに、みんなが家の中に入って行って、

 

「パッパラッパララララッ!ポン!」

 

という効果音が流れます。

 

この最後の「ポン!」は、まさに家に到着したgetのイメージです。

 

get to the office という表現は、まさにこのサザエさんのニュアンスです。

 

動いて(移動して)ポン!(到着)する感覚です。

 

次にいきましょう!

 

~の状態になる

She got angry.

↑彼女は怒った。

 

これは、同じような意味を表す、

 

She was angry.(彼女は怒っていた)

 

とはまったく雰囲気が違います。

 

She got angry には、「動き」が感じられます。

 

「感情の動き」です。

 

最初はニコニコだったのに、何かがあって、急に怒り出したイメージです。

 

ニコニコ

感情が動いて

ポン!(変化)

怒った!

 

というイメージです。

 

なんとなく想像できたでしょうか?

 

getを使うことで、「感情の変化」にフォーカスしています。

 

動いて(感情が動いて)ポン!(変化=怒った)です。

 

まとめ

以上、前回の記事からのgetのイメージを全部まとめると・・・

 

I got a new shows.

新しいクツを買った。

↑家から動いて(店に行って)ポン(買う)!

 

Will you get me a beer?

(ビール持ってきてくれる?)

↑リビングから台所まで動いて(移動して)ポン(取る)!

 

I get to the office at 8:00.

私はいつも8時にオフィスに着く。

↑オフィスに向かって動いて(歩いて)ポン!(到着)

 

She got angry.

↑彼女は怒った。

ご機嫌状態 → 感情が動いて(変化して)ポン!(怒りモード)

 

 

1つのイメージで全部いける!

getが「動いてポン!」だと捉えるクセがつくと、あらゆる文の中で使われる「get」の意味が瞬間的に取れるようになります。

 

もちろん、最初は慣れるまではいくつかの例文を音読しながら、「何がどう動いてポンなのか?」を意識する必要があります。

 

でも、しばらくして慣れてくると、「動いてポン!」のパターンが、ある程度見えてきます。

 

その結果、日本語訳を考えなくても、英語脳のままでgetを使った文章を素早く作れるようになります。

 

あなたの中で、この「ネイティブ感覚」が研ぎ澄まされてくれば、初めて見るgetの使い方も、推測して意味が取れるようになってきます。

 

すると、「熟語」も怖くなくなります。

 

むしろ、熟語こそ、イメージ英単語学習法の真骨頂です!

 

「ネイティブが英単語に持つイメージ」が結びついているに過ぎません。

 

次回は、実は「ネイティブ感覚」を使ってカンタンにマスターできる「熟語」の世界を見ていきましょう。

 

—————————————

※「たった2時間で英語耳になる!ライブ体験セミナー」はこちら

※「文法力アップ」7日間メールセミナーはこちら

※「英単語力アップ」7日間メールセミナーはこちら

※「英語でマジック」8日間メールセミナーはこちら

—————————————

今回のレクチャー内容を動画でまとめて見ることもできます。

↓↓↓

※このブログに読者登録をしていただくと、最新の記事を1日1回、メールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
    ↓↓↓

 

 

From  師範代Shinya(新村真也)

英語の達人養成ジム 師範代)

※もくじは、こちら
 
自己紹介は、こちら

こちらですアップ