(→前回のつづき)
AIが自動で英文を読み上げてくれる「音読さん」を、英語学習にどう活用するか?を考えてみましょう。
大きく分けると、
①インプットに使う
②アウトプットに使う
という2種類に分けられます。
①インプットは、音読などの教材として使う活用法です。
「テキストの英文は気に入っているけど、付属の音声データが気に入らない」
という状況があった時に、今まではガマンして使い続けるしかありませんでした。
でも、今は音読さんを使えば、自分のお気に入りの音声で読み上げてもらうことができます。
もう1つの使い方としては、「気に入っている英文を、色んな国の発音で練習する」という方法です。
テキスト付属の音声データはアメリカ発音だけど、もしイギリス発音だったら、どういう雰囲気になるんだろう?オーストラリア発音だったら?
という風に、違う国の発音を聞いて練習してみるのも良いかもしれません。
特に、TOEICテストのリスニングで点数を上げたい人にとっては、アメリカ、イギリス、オーストラリアの3カ国の発音に慣れておくことは、メリットが大きいです。
TOEICテスト(LR)では、この3カ国にカナダ発音を加えた、全4種類の発音のナレーターが使われています。
ただ、アメリカとカナダは発音が似ているので、音声教材を使い分ける必要はないと思います。
アメリカ発音に慣れている人は、イギリスとオーストラリア発音が苦手という人が多いので、この3カ国の発音を同じ英文で聞き比べることができるのは、音読さんの大きなメリットです。
長い音声データを小分けにするのにも役立つ
音読教材の中には、1ユニットがやたら長いものがあります。
たいていの音声データは1ユニットごとにトラックが分かれているので、長い英文を読み上げると、5分~10分ぐらいになってしまうものもあります。
僕のこれまでの音読経験上、1ユニットが5分を超えるとキツくなり始めます。集中力が保てなくなるのです。
また、英文があまり長いと1日の反復回数が減ってしまうので、効率が下がる気がします。
1ユニットの英文は、長くても3~4分ぐらいまでがベストです。
もし1ユニットが長すぎる教材を持っている時には「音読さん」を使えば、読み上げ音声を小分けにすることができます。
これはけっこう便利です。
音読教材の読み上げに使うときは、会員登録がオススメ
音読さんには、1ヶ月間で使える文字数制限があります。
・会員登録なしの場合、1ヶ月で1,000文字まで
・無料会員登録した場合、1ヶ月で5,000文字まで
というようになっています。
音読テキストは文字数が多めなので、少なくとも無料会員登録はしておいた方が良いでしょう。
週に1回、新しいユニットに進みながら音読する場合は、
5,000文字÷4週間=1,250文字
という計算になります。
1週間かけて音読で回すユニットの英文が1,250文字以内であれば、音読さんを無料で使い続けることができます。
参考までに、速読速聴英単語Basic2400と、同シリーズのDaily1500のテキストの英文ぐらいまでの長さなら、無料の範囲内で収まる計算になります。(1週間1ユニットずつ進めた場合)
これ以上の文字数のテキストを使いたい場合は、1ヶ月間だけ有料プランに登録するのもアリだと思います。
有料プランには、「期間の縛りルール」がありません。
1ヶ月だけ入って、すぐ抜けることができます。
有料プランは月額980円で20万文字までいけます。
1ヶ月だけ入って、その間はひたすら英文を音声変換していく期間にすれば、1冊の英語テキストすべての音声を読み上げる音声データが手に入ります。
次回は、僕が実際に英語テキストを音読さんに読み上げさせようとした時に、気付いた注意点をお伝えします。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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