From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
※僕が最近オンライン英会話を始めた体験談の続きです。
せっかく高い方の「ネイティブプラン」に申し込んだので、僕はしばらくネイティブを指名してレッスンを受けてみることにしました。
レッスンスタイルは、とりあえず今回も「自己紹介+フリートーク」で何人かの先生とやってみることにしました。
ネイティブと言っても、国によって発音のクセは違います。
僕が今まで会って話したことのあるネイティブは、アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリスの4カ国がメインです。
同じイギリスでも、アイルランド出身の人とスコットランド出身の人とでは、だいぶ発音が違いました。
僕は自分の音読教材の8割ぐらいはアメリカ&カナダの発音CDを使ってきました。
また、今まで英語講師として一緒に働いたネイティブも半数以上がアメリカ&カナダ出身だったので、必然的にイギリスとオーストラリアの発音は聞きづらく感じることが多いです。
特にオンライン上で話す相手として考えた場合は、なおさら「聞き取りやすい発音」を選びたいと思いました。
タイミング的に今すぐ受けられる講師で検索したら、アメリカ出身の人は、なかなか見つかりませんでした。
そこで、イギリス出身の男性を選んで予約しました。
ネイティブでもネット回線が悪い?!
ネイティブは先進国に住んでいるので、当然ネット回線は良くて発展途上国のノンネイティブよりも話しやすいものだと思い込んでいました。
でも、実際につながった相手のイギリス人男性は、フィリピンに住んでいました。
しかも、フィリピンの中でもけっこう田舎の方と言っていて、ネット回線はかなり遅めでした。
ちゃんとヘッドセットをつけて音声に気を配っているのが分かりましたが、ネット回線の悪さで音質がかなり貧弱な感じです。
顔はかろうじて分かりますが、けっこう画質が荒くて、動きもカクカクしています。
加えて、イギリス発音です。
これは、けっこうキツいかも?!始まって早々に、僕は苦戦を覚悟しました。
カンタンな英語が聞き取れない
序盤の自己紹介などは、今までに何度か同じ話をしているので、なんとか乗り切ることができました。
でも、たまに向こうが聞いてくる質問が聞き取れないことがありました。
特に僕が何度も聞き返してしまったのが、
What does your wife do?
(あなたの奥さんは何の仕事をしているの?)
という質問です。
このフレーズは聞き取れずに、僕は3回聞き返してしまいました。
なぜかというと、イギリス発音では「t」や「s」「z」「f」などの発音をけっこう強めに息を吐く傾向があります。
What does your wife do?
というフレーズには、けっこう息が強くなるパートが含まれてします。
加えてネット回線の悪さでけっこう音がこもって聞こえます。
その結果、
What does your wife do?
の発音が、
ワッ シュシュ ショー ワイブッ ドゥー?
と聞こえるのです。
この音は僕の脳内ストックにはないため、3回聞き返して4回目でやっと分かました。
相手のイギリス人男性ははとても優しそうで良い先生でしたが、やはり音質の悪さで「また話したい」という気持ちにはなりませんでした。
25分のフリートークが終わった後は、僕は集中力を使い果たして、グッタリしてしまいました。
サンプル動画の音質はあてにならない
DMM英会話の講師の紹介ページには、動画が埋め込まれています。10秒前後の短い動画ですが、写真よりも多くの情報を得ることができます。(このアイデアは画期的だと思います!)
・その講師がどんなアクセントの英語を話すのか?
・話すときの雰囲気(明るい系 or 落ち着き系等)
・写真と実物の違い(写真はたいてい盛っている)
などをあらかじめ知ることができるのです。
ただ、動画を見てもひとつだけ分からないことは、「ネット回線の状態」です。
動画の場合は、みんなYouTubeにアップしています。
おそらくスマホで撮った動画をアップしているんだと思いますが、YouTube上ではみんなクリアな音声です。
動画の場合は、現地のネット回線の遅さは関係ありません。
もちろん、ネット回線が遅いと「動画をYouTube上にアップロードする時」には時間がかかります。
が、その動画を僕らが日本で見るときには、すでにアップロードされているので、どの国に住んでいる人の動画もクリアな音声で聞こえるのです。
でも、いざリアルタイムの英会話!となった時には、ネット回線のスピードが会話の品質を大きく左右することが、今回の実体験で分かりました。
・・・つづく。
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