
from 師範代Shinya(英語学習のヒントをYouTubeでも発信中)
ここ数年、ユーチューバーたちがこぞって使っている、小さなカメラがあります。
DJIというメーカーの、Osmo Pocket 3(通称「オズポケ3」)というカメラです。
YouTubeをよく見る人なら、手のひらサイズの細長い本体の上に、小さなカメラがちょこんと付いている姿を見たことがあるかもしれません。
実際、このカメラはかなり売れています。
家電量販店などの実売データを集計するBCNランキングによると、日本国内のデジタルビデオカメラ市場では、オズポケ3だけで年間販売台数シェア41.5%を記録しました。
約2.4台に1台がオズポケ3だった計算なので、1機種だけで市場の4割以上を占めたことになります。
なぜ、そんなに人気なのか。
理由はいくつかありますが、まず大きいのが、小さいのに画質がかなり良いことです。
名前の通りポケットに入るくらいのサイズなので、大きなカメラを持ち歩かなくても、旅行先や街歩きなどで気軽にキレイな動画を撮ることができます。
もう一つの大きな特徴が、「ジンバルカメラ」であることです。
ジンバルというのは、カメラ部分が自動で動いて、手ブレや揺れを抑えてくれる仕組みです。
スマホを手に持って歩きながら撮影すると、どうしても歩くたびに映像が上下に揺れやすくなります。
一方でオズポケは、上についている小さなカメラ部分がクルクル動いて、できるだけ水平を保ちながら撮影してくれます。
そのため、歩きながら撮っても映像がかなり滑らかになります。
僕もこのオズポケ3を持っています。
セブ留学の時の撮影や、家族旅行や子どもとのお出かけ、ボルネオ島の昆虫ツアーに行った時など、かなり活躍してくれました。
小さいのでバッグに入れても邪魔にならないし、「今日は動画を撮るぞ」と気合いを入れなくても、とりあえず持っていけるところが気に入っています。
そんな中、最近このシリーズの新型が出たので、さっそく買いました。
Osmo Pocket 4P(通称「オズポケ4P」)という名前です。
たくさんのユーチューバーが飛びついています。
ここまで読んで、
「オズポケ3を持っているのに、また似たようなカメラを買ったの?」
と思った人もいるかもしれません。
はい、僕自身も買う前にそこはかなり考えました。
オズポケ3が壊れたわけでもありません。
画質に大きな不満があったわけでもなく、今でも普通に使えます。
それなのに、なぜ新しいカメラを買い足したのか。
理由の一つは、「小さな不便」をなくしたかったからです。
オズポケ3だけでは撮りづらい場面があった。
僕がオズポケ3を使っていて感じていた小さな不便の一つが、遠くにあるものを撮る時でした。
オズポケは「自撮り」をメインに使うことを考えて作られています。
そのため、レンズはかなりの広角です。
広角レンズは、目の前にいる人や風景を広く撮るのは得意です。
家族旅行で歩きながら子どもを撮ったり、旅先の景色を撮ったりする時には、とても使いやすいです。
ただ、少し離れたところにいるものを大きく撮りたい時には、とたんに使いづらくなります。
対象物が豆粒のように小さく映ってしまうからです。
そのため、自分が近づけないシーン時には、別のカメラを使うことがありました。
たとえば、ボルネオ島でテングザルなどの野生動物を撮る時や、昆虫ツアーで少し離れたところにいる虫を撮る時などです。
そういう時には、オズポケからスマホやビデオカメラに持ち替えます。
「近くはオズポケ、遠くはこっち。」
という感じで使い分けてきました。
これが、ちょっと面倒でした。
オズポケを安全にバッグにしまって、ビデオカメラを出して、スイッチをオンして、構えて、録画ボタンを押す。
この行程が、けっこう面倒で、シャッターチャンスを逃してしまうこともよくありました。
ところが、そうやって苦労して撮った映像でも、忘れたり、使わないで終わりにしてしまうことがけっこうありました。
なぜながら、本当に面倒なのは家に帰ってからだからです。
撮ったはずなのに、編集で使わなくなる
複数のカメラを使うと、撮影したデータも別々になります。
オズポケのSDカードに入っている動画もあれば、スマホの中に入っている動画もあります。
ビデオカメラを使えば、さらに別のSDカードです。
旅行中は、
オズポケで撮る。
その直後にスマホかビデオカメラで撮る。
またオズポケに戻る。
ということを普通にやっています。
でも後から編集しようとすると、
「あれ、この映像の次に撮ったのはどれだっけ?」
となります。
それぞれの機器からデータを取り出して、撮影した時間を確認しながら時系列に並べていく必要があります。
これが意外に面倒です。
しかも、僕の場合はその面倒さが原因で、
「まあ、このスマホで撮った部分は使わなくてもいいか。」
となることがありました。
せっかく現地で撮ったのに、編集が面倒だから使わない。
これは、かなりもったいないです。
新しいオズポケ4Pを買った理由の一つは、この部分をできるだけ減らしたかったからです。
オズポケ4Pは、この小さな面倒を解消するために作り出されました。
1台のカメラに、広角と望遠の2つのレンズを搭載した、2眼カメラなのです。
最近は、スマホも2眼、3眼のカメラが付いているものが増えていますが、その技術をジンバルカメラに応用したのが、オズポケ4Pなのです。
これは、まさに僕が求めていた機能でした。
広く撮りたい時も、遠くを撮りたい時も、なるべく1台で済ませる。
そうすれば、家に帰ってSDカードのデータを読み込んだ時に、基本的には撮影した順番で動画が並んでいます。
編集する側からすると、これだけでもかなりラクになります。
小さな不便がなくなると、持ち出す回数も増える。
もう一つ大きいのが、持っていくカメラの台数を減らせることです。
出かけるたびに、
「オズポケを持って、ビデオカメラも持って、写真用の一眼カメラも持って・・・」
となると、だんだん面倒になります。
カメラ本体だけではなく、バッテリーや充電ケーブルなども増えます。
家族で出かける時には、ただでさえ子どもの荷物があります。
だったら、
「今日はこれ1台でいいや。」
と思える方が、気軽に持ち出せます。
僕はここに、けっこう大きな価値を感じています。
カメラというと、つい画質や新機能ばかりに目が行きますが、どれだけ性能が良くても家に置いたままでは意味がありません。
逆に、少しくらい高いカメラでも、持ち出す回数が増えて、旅行や日常の撮影でどんどん使うなら、結果的には元を取りやすくなります。
今回オズポケ4Pを買って改めて感じたのは、「小さな不便をなくすことが、使う回数を増やす」ということでした。
そして、これは英語学習でも同じだと思います。
英語学習でも「ちょっと面倒」が積み重なる
英語学習が続かない時には、やる気の問題だと思いがちです。
でも僕は、自分の英語学習を振り返ってみても、意外に「ちょっと面倒」が大きく影響していると感じます。
毎回、今日は何を勉強するか考える。
音声ファイルがどこにあるか探す。
使う教材を本棚から探して持ってくる。
オンライン英会話を始める前に、今日はどの教材を使うか考える。
一つ一つは、本当に小さなことです。
数十秒で終わることも多いでしょう。
ただ、それを毎日やるとなると、その小さな面倒が、
「今日はいいかな。」
につながることがあります。
僕自身、今の英語学習は午前中に「日本語のように話せるキレッキレ英語リローデッド」をやって、夕方にはオンライン英会話でアウトプットするという流れがかなり決まっています。
毎朝、
「今日は何をやろう?」
とゼロから考えることはありません。
同じ教材を繰り返しているので、始めるまでの手間が少なく、その分すぐ英語に入れます。
これも、ある意味ではオズポケを1台にまとめたい理由と似ています。
やることをシンプルにして、小さな面倒を減らすことで、実際に使う回数を増やしているのだと思います。
続かない時は、やる気より「不便」を探してみる
英語学習をもっと続けたいと思った時に、
「もっと頑張らなきゃ。」
と考える前に、一度自分の学習環境を見てみるのもいいかもしれません。
教材をいつも手の届くところに置いておく。
使う教材をある程度固定しておく。
音声をスマホですぐ再生できる状態にしておく。
そんな小さな工夫でも、英語を始めるまでの面倒は減ります。
僕がオズポケ4Pを買った理由も、今まで撮れなかったものが急に撮れるようになるから、というだけではありません。
撮影して、家に帰って、編集するところまでを少しラクにしたかったからです。
その結果、以前より持ち出す機会が増えて、撮る回数が増えるなら、僕にとってはそれだけでも買った価値があります。
英語学習でも同じように、今の勉強法を大きく変えなくても、「ここ、毎回ちょっと面倒なんだよな」という部分を一つなくすだけで、英語に触れる回数が増えることがあります。
続けるために必要なのは、新しい勉強法を探すことより先に、毎日の小さな不便を見つけることなのかもしれません。
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