From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回のつづき)
「熟語」は丸暗記でなんとか乗り切ることもできなくはありません。
でも、それはかなりキツい旅になるでしょう。
getから始まる熟語だけを覚えようとしても、
get on (乗る)
get in(親しくなる)
get to(到着する)
get out(出す)
get by(切り抜ける)
get off(乗り物から降りる)
get over(カゼが治る)
get down(どんちゃん騒ぎする)
get away(逃げる)
・
・
・
・
・
・
まだまだ続きます!
ちなみに、僕の持っている電子辞書の中の「ジーニアス英和大辞典」の「成句検索」のスペースに「get」を打ち込むと、
「候補が500件を越えています」
という恐ろしい注意書きが出てきて、しばらくフリーズした後に、さっきのような get~ の熟語がズラーッと並びます。
getだけでもこんなに多いんですから、さらにtakeやputなどの他の動詞にも相当な数の熟語があります。
そんなのとてもじゃないけど、丸暗記はキツいです!
でも、熟語を丸暗記せずに使いこなせるようになる方法があります。
そのカギを握るのが、「イメージ英単語」です。
英単語を「基本イメージ」で覚える
「英単語を日本語訳に当てはめて覚える」という作業は、一見効率的に見えますが、実はそうではありません。
日本語に当てはめて覚える方法では、すぐに限界がきます。
その限界を打ち破るべく登場したメソッドが、「イメージ英単語」です。
前の記事で、DUOエレメンツの本を使った「前置詞をイメージで覚えるメリット」についてお伝えしました。
ちょとおさらいしましょう。
従来の方法
on(英語) = 上に(日本語訳)
↑これでは他の日本語訳に対応できない。
イメージ英単語を使った方法
on(英語)=くっつき感(イメージ)
↑意味の広がりに対応できる。
イメージ英文法を使った学習法のステップ①は、前置詞をイメージで覚えます。
イメージで覚えることで、「意味の広がり」にも気持ちが向くようになるのです。
たとえば、onという英単語を目にしたとき、ネイティブの頭の中には、常に「くっついている感じ」が漂っています。
on the desk
(机にくっついた状態=上に乗っている)
on the airplane
(飛行機の座席に身体がくっついた状態=中にいる)
on foot
(自分の身体が足の上に乗ってくっついている状態=徒歩で)
という感じです。
熟語は、このイメージが広がったものに過ぎません。
熟語の正体
get on(乗る)という熟語は、実は電車や飛行機や船など、胴体が長細い乗り物にしか使えません。
get on the train
get on the airplane
という感じです。
もし、クルマやタクシーなどの小さい乗り物に乗るときには、「囲まれ感」を持つ「in」を使います。
get in a car
get in a taxi
という感じです。
つまり、前置詞のイメージをひとつだけ覚えてしまえば、あとは熟語でも何でも関係なく前置詞を会話で使いこなせるようになるのです。
熟語の正体を一言で言うと、
「シンプルなイメージを持つ英単語同士がくっついて、意味が広がったもの」
です。
前置詞だけなら、DUOエレメンツを使って覚えられます。
↓↓↓
「DUOエレメンツ」
DUO elements [デュオ エレメンツ] 前置詞/副詞(↑クリックすると、アマゾンの販売ページに行けます)
これ一冊でも、かなりたくさんの熟語を覚えられます。
でも、より深く熟語を自分のものにして丸暗記なしでネイティブ感覚で熟語を使いこなせるようになりたいなら、「get」などの熟語でよく使われる英単語のイメージも覚えることをオススメします。
そすうれば、後がもっとラクになります。初めて見る熟語でも意味が推測できるようになるからです。
「え~!!基本単語のイメージまで覚えなきゃならないの?何だか大変そうだなぁ~!」
と思いましたか? 大丈夫です!
getのようにたくさんの意味を持っている英単語でも、基本イメージは実はたったひとつしかありません。
次回は、getなどの基本の英単語の習得法をお伝えします。
※「たった2時間で英語耳になる!ライブ体験セミナー」はこちら
—————————————
※このブログに読者登録をしていただくと、最新の記事を1日1回、メールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
↓↓↓
From 師範代Shinya(新村真也)
(英語の達人養成ジム 師範代)
コメントを残す