From 師範代Shinya(新村真也)
前回の記事に引き続き、発音トレーニングの方法をお伝えします。
前回は、カシオの電子辞書の中に入っている機能をご紹介しましたが、電子辞書はすぐに買える金額ではありません。
そこで今回は、もう少しハードルの低い「スマホの無料アプリ」の中でいいものはないか?と思い、探して試してみました。
今回、僕が試したのは、「発音博士」というタイトルのアプリです。
割と分かりやすいタイトルで、取っつきやすさを感じます。
スタート画面の作りもシンプルで、使い方はすぐに飲み込めました。
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画面を開くと、こんな感じでリストが並びます。
赤くなっているところが、無料でできるところです。
カギのマークがある部分は、タッチすると課金するようにメッセージが出てきます。
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無料で試せるのは、「基本100単語」と「月、曜日、数」の英単語だけのようです。
ちょっと無料エリアが少ないかなぁと感じます。が、その代わりにポップアップ広告などが出てこないので、集中しやすい気がします。
「基本100単語」をタッチすると、ABC順に、よく使う英単語と2~3語の組み合わせフレーズが出てきました。
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タッチすると、いきなりネイティブ発音が流れます。
スピーカーマークをタッチすると、何度もお手本の発音を聞くことができます。
発音記号も表示されるので、発音記号を読めるようになりたい人には良い設計ですね。
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緑色のスタートボタンを押すと、聞き取りが始まります。
スマホに向かって元気よく発音してみましょう。
すると、あなたの発音をジャッジした後に点数が表示されて、点数に応じたBGMが鳴ります。
100点を取ると、けっこう派手な音が鳴るので、テンションが上がります。
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発音に対するフィードバックは、文章では細かく出てきませんが、代わりに自分の発音がどうだったのか?を発音記号で表してくれます。
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さらに、ピンクの音声マークを押すと、自分の発音を聞くことができます。
ボイスレコーダーのような役割があります。
以上が、基本的な使い方です。
ここからは、この「発音博士」のアプリを実際に試してみて感じた長所と短所をお伝えします。
良いと感じたところ
①文字が大きくて見やすく、画面の作りもシンプルで使いやすい
②けっこう正確に発音を聞き取ってくれる
③自分の音声がけっこうクリアに録音される
④良い点数が付くと、テンションが上がる
⑤自分の発音がモデルと違う場所を教えてくれる
ちょっと残念に感じたところ
①無料でできる範囲をもう少し広げて欲しい
②有料の範囲を全部合わせても、収録語数は1,200~1,500語ぐらいしかない。ちょっとボリュームが少なめかも
③英単語レベルがMAXで中3まで。難しい発音の英単語が出てこない
④英単語や短いフレーズでしか練習できない。長めの文章の中での練習はできない。
という感じです。さすがに、前回ご紹介したカシオの電子辞書の「発音トレーニング」には敵いませんが、それでもけっこう良い線を行っているように思えます。
次回は、僕がもうひとつダウンロードした海外製の英語発音アプリ、「ELSA Speak」をレビューします。
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