【リアル&オンラインの融合イベントを開催して感じたこと②】

from 師範代Shinya

(→前回のつづき)

「リアルとオンラインの融合」と言っても、現時点ではカンタンにできるわけではありません。

なぜなら、Zoomなどのオンライン会議システムは基本的に、

1人1台パソコン(もしくはスマホ・タブレット)」

を前提に作られているからです。

1画面に20人映っているような状況では、Zoom上の人たちとリアル参加者の人たちとの間で、コミュニケーションが上手に取れません。

Zoomは「パソコンの目の前に座っている1人の人の声」を聞き取って届ける仕組みなので、それ以外の人たちの音声は雑音として認識されて、ノイズ処理されてしまいます。

そのため、20人が同時に同じぐらいの声のボリュームで話してザワザワしている中では、1人の人がパソコンの前に座っても、話が聞きづらくなってしまいます。

普通に考えたら、

①全員、1人1台スマホやパソコンを使ってZoomにつなぐ

②1台のパソコンを手渡しで1人ずつ回していく。

という方法しかありません。

でも、①の方法では、Zoom上に20人の顔が1人ずつそれぞれ映ってしまい、それぞれが隣の人たちと雑談している姿が映るだけです。

Zoomだけで参加している人の目線からは、「横を向いて話している人たちが20人映っている」ようにしか見えません。

また、会場の1人がZoom参加の人に話しかけてきても、誰が話しかけているのか見分けがつきません。

背景の雑音も、20人全員分入ってしまいます。

②の方法は、1人ずつ回していく作業がけっこう面倒です。

また、背景雑音が大きすぎて、Zoom参加者の声も聞こえづらいでしょう。
パソコンのスピーカー音声をMAXにしても、おそらく聞こえません。

そこで今回、Zoom中継のエキスパートの力を借りることにしました。

(↑サクラサク会では、もう一つの本業でもあるマジシャンとしてミニマジックショーも行いました!)

Zoomとリアルをつなぐエキスパート

そのエキスパートは、「ヨッシーさん」です。

ヨッシーさんは、職歴やスキルが多彩で、

・ゲーム音楽の作曲

・プログラミング(Webページ製作)

・ラジオのDJ

・セミナー撮影

・Zoom活用法講師

・セールスコピーライター

・マーケッター

・コンサルタント

と、色んな仕事を経験しています。

今回は、ヨッシーさんのスキルの中の「セミナー撮影」と「Zoom活用法」のスキルを借りました。

詳しい仕組みは、専門的過ぎて僕にもよく分からないのですが、1台のパソコンにビデオカメラ、ワイヤレスマイク、PA機材の3つをつないで、
・ビデオカメラを駆使して、会場全体の様子をZoom内に画面中継。

・パソコンのZoom画面を、店内の巨大プロジェクターに映し出して、リアル会場にいる全員がZoom参加者の顔を見れる状態。

・Zoomのみ参加で話している人の音声は、リアル会場の巨大スピーカーを通して、店内の全員の耳に聞こえる。

・リアル会場の中で、「Zoom上の人たちに話しかけたい人」の声だけを拾って、雑音を抑えながらZoom参加の人たちに届ける。

という状況を実現してくれました。

ここまでやると、初めて「リアルとオンラインが融合している実感」を味わうことができます。

おそらく、ここまで機材を揃えてイベントをやっているケースは、全国的にも珍しいと思います。

全部揃えようと思ったら、機材費が膨大な金額になることと、専門の知識を持った操作専用スタッフが最低1人必要になるからです。

でも今回は、このシステムの考案者のヨッシーさん自身が操作スタッフになってくれて、さらに自前の撮影機材を持ち込んでくれました。

さらに、新目黒茶屋は店長ウッチーの歌のライブを定期的に開催しているので、マイク、スピーカー、プロジェクター、PA機材などがすべて揃っています。

今回、リアルとオンラインの融合イベントを実現できたのは、

・ヨッシーさんの協力

・ウッチーが使わせてくれた音響機材

・お店を貸し切りにするのに必要な人数まで集まってくれた、リアル参加の皆さん

のおかげです。

サクラに書いた夢を発表

今回のイベントでは、僕がマジックショーの中で出したサクラの花(紙製)に、全員が「英語学習でなりたい自分像」を書いて、1人ずつマイクの前で発表するというコーナーがありました。(コーチSayaのアイデア)

もちろんZoom参加のメンバーも、会場の全員が見える巨大プロジェクターの中で、店内のスピーカーを通して、1人ずつ発表してくれました。

みんなそれぞれ、夢や目標が違っているので、自分以外の人たちの目標を聞くのも、楽しくて刺激になります。

また、みんなの前で宣言すると、実現しやすくなります。

会場には、同じ道を目指す英語学習者しかいないので、誰も自分の夢を否定したり、笑ったりする人はいません。

安心して自分の目標や夢を口に出すことができます。

また、皆からの応援を受けることで、モチベーションが上がり、「自分にもできるかもしれない」という気持ちになってきます。

この「私にもできるかもしれない感」を持つことが、何よりも大事なのです。

それまで遠い夢のように見えていたことが、言葉にして応援を受けることで、現実のものとして近づいてきます。

この発表には、本当にスゴい力があって、僕とサヤは数年前からやっているのですが、実際に夢を実現した人たちが続出しています。

その後は、自由時間でみんなで雑談タイムでした。

みんな席を移動しながら、色んな人たちと話していました。

3年ぶりに開催したリアルイベントは、本当に楽しかったです。

久しぶり過ぎて、リアルの感覚を忘れかけてしまい、正直おそるおそる開催したのですが、とても濃い時間になったと感じています。

またこういう、リアルとオンラインの融合企画をやりたいと思います。

今後、このスタイルが世界中で流行すれば、コンパクトな機材1台で今回と同じ環境を実現できるようになるかもしれませんね!

 

p.s.次回のzoomイベントは「ゴールデンウィークオンライン英語自習会(zoom)」です。サクラサク会に参加したメンバーもすでに多数お申込みいただいています。英語へのモチベーションに火を付けたい方はぜひ!↓↓↓

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