From 師範代Shinya(新村真也)
(→前回の続き)
前回は、Sayaの幼少期の英語経験についてお伝えしました。
今回は、学生時代の英語経験について見ていきます。
Sayaは中学校では「英文法」の勉強をガンバったそうです。
その時の記憶のおかげで、今でも英文を見たときに文型がしっかり取れます。
形容詞、副詞といった文法用語にも拒絶反応はありません。
ただ、この時の覚え方は語呂合わせなどを使った「丸暗記式」でした。
歴史の年号を覚えるように、単なるルールとして英文法も覚えていたそうです。
NHKのラジオ英会話
中学の時には学校での勉強に加えて、NHKのラジオ英会話をやっていました。
1日15分、テキストと音声での勉強です。(ただ、今となっては内容はまったく覚えていないようです)
やっていた当時の感覚としては、この15分のラジオ英会話が自分の英語力アップに効果があったのかどうか?よく分からない感覚だったそうです。
英語に触れる時間
おそらく僕の予想では、「英語自体に触れる時間を確保する」という点で、それなりの効果があったのではないか?と思います。
特にラジオ英会話は音声を聞いて練習するので、ここでも英語発音に対して「耳が慣れる感覚」が養われていたのではないか?と推測できます。
英語は、どう勉強するか?も大事ですが、それ以上に「どのぐらい英語に触れている時間があるか?」が大事です。
ぶっちゃけ、どんな学習方法であれ、毎日英語を声に出す習慣があれば、それなりに上達はします。
たった15分とはいえ、中学生の頃に週6日間×3年間続けた場合、トータル4,680分=78時間になります。
積もり積もると、かなりの時間です。
1日3時間の猛勉強を26日続けたのと同じだけの長さになります。
ちなみに英語はスポーツや楽器の練習と同じなので、1度に根を詰めて長時間やるよりも、毎日少しずつやって疲れ果てる前に切り上げた方が、上達しやすくなります。
そういう点でも、1日15分のラジオ英会話は理にかなっています。
高校では読み書き中心
Sayaは中学を卒業すると、青山学院に入りました。
青学は英語に力を入れているイメージがあるので、「え?英語エリートじゃん!」と思われるかもしれません。
でも、Sayaは英語の「オーラルコミュニケーション」のクラスは一番下のレベルでした。
オーラルコミュニケーションというのは、英語を話すことをメインにした授業のことです。
先生はネイティブですが、レベルは一番下のクラスだったので、先生の話す英語は超ゆっくりスピードでした。
それでも皆が理解できずにポカンとしている時には、先生は日本語でしゃべっていたそうです。
なので、授業で英会話力が身に付くようなレベルではなかったみたいです。
対して、従来の「読み書き中心の英語の授業」では、Sayaのクラスは「普通レベル」でした。
その普通レベルのクラスの中では、英文法や読解の習熟度はけっこう上の方だったようです。
つまり、Sayaの高校時代は、
「しゃべりはまったくダメだけど、読み書きはそれなりにできた」
という状態でした。
典型的な「日本人の英語学習パターン」だと思います。
大学受験はなし
日本人の英語力が最も高まるのは、大学受験の時だと言われています。
志望校に合格するために英単語を一生懸命覚えて、難しい論文のような英文を和訳する作業に耐えながらガンバります。
対してSayaは、青学の内部進学で大学に進みました。
これまでの成績を総合で判断されるので、「一発勝負の試験」は経験していません。
そのため、受験のために必死になって英単語を丸暗記する時期はありませんでした。
ここまでが、Sayaの高校時代の英語バックグラウンドです。
①英語の発音に対する慣れ
②しっかり身につけた文法の土台
この2点が、今のSayaのリスニング力の急激なアップに影響を与えていると思われます。
次回は、リスニング力と文法力が密接に関わっている理由をお伝えします。
・・・つづく。
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