from 師範代Shinya
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
※僕がこの半年間受け続けている、アメリカ人起業家(兼ユーチューバー)のショーンさんのオンライン講座を受けた体験談の続きです。
ショーンさんの講座は、かなり骨太です。
「ラクしてサクッと成功しちゃおう!」みたいな表面的なテクニックは一切出てきません。
ショーンさんの動画セミナーの各チャプターは、毎回この3ステップになっています。
①骨太な戦略を伝える
↓↓↓
②受講生が「え~!そんな大変な作業、できないよ~!」と思っていることに共感する
↓↓↓
②世界の英語の格言を何度も引用して励ます。
という作業を繰り返していきます。
英語の格言
英語学習者の視点では、英語の格言の種類がたくさん聞けるのは学びがあって嬉しいポイントです。
・Every master was once a disaster.
意味:どんな達人でも、最初はひどい状態(超初心者)からスタートしている。
・Punch fear in the face.
意味:恐怖を乗り越えて、行動せよ。
など、新しい行動を起こすときの励みになる言葉を覚えられます。
そして、なぜか英語の格言は日本語の格言よりも、心に染み入ってきます。
日本語で、「恐怖を乗り越えろ!行動せよ!」と自分に言い聞かせても、どこかで冷めた自分がいて、「そうは言ってもね・・・」という心の声が聞こえてきます。
でも、英語で、「Punch fear in the face!」と音読すると、なぜか冷めた自分が出てきません。
それどころか、勢いがついてやる気が出てくるのです。
第2言語で話すと素直になれる
元心理カウンセラーのアメリカ人の英語の先生から、こんな話を聞いたことがあります。
「母国語ではなく第2言語で話す時には、ふだん人に言わないような内容を素直に言えるようになる。母国語で同じ内容を伝える時に出てくる恥ずかしさ、抵抗感、反論といったものが、第2言語では出にくくなる」
ということです。
おそらく、英語の格言も同じだと思われます。
日本語の格言を聞いた時より、英語の格言を聞いた時の方が、素直に「良いこと言うね~!」と受け入れられる気がします。
日本のYouTube教材やセミナー
僕は今回、英語の講座を使って学んでいますが、日本のYouTube攻略教材やセミナーに参加したこともあります。
そこで気付いたことは、日本では割と「ラクしてサクッと成功しちゃおう!」的なアピールをしているところが多いことです。
セミナーの内容も小手先のテクニック的な内容で「これさえやれば○○です!」みたいな、お手軽戦略をウリにしている部分が多い印象でした。
もちろん、広い顧客層に訴えるためには、お手軽戦略の方がウケが良いでしょう。
でも、日本文化はどちらかというと、「勤勉文化」だと思います。
「汗水たらして働く」
という言葉を聞くと、ガンバっている人としてポジティブなイメージで受け取る人が多い気がします。
でも、日本で起業家にビジネス戦略を教えるようなセミナーでは「ラクしてサクッと成功しちゃおう!」的なアプローチが多いのです。
英語教材でも、「ラクして短期間でペラペラ系」のものが多く宣伝されています。
一方で、欧米の英語圏の教材には、けっこう骨太なものが多いです。
僕はこれまでにも、別のビジネス系教材や動画セミナーなどの英語版を買って勉強したことがありますが、「ラクしてサクッと~」みたいな売り方をしていませんでした。
もちろん英語圏にも、「ラクしてサクッと系」の教材は売られているとは思います。
でも、「骨太で本物の戦略」をウリにしている教材も同じぐらい多い印象です。
これはとても不思議です。
勤勉文化の日本には「ラクしてサクッと系の教材や広告」があふれていて、効率やスピード重視の欧米では「骨太戦略の教材や広告」が多いとうのは、むしろ逆のような気がします。
英語の先生ユーチューバーも海外は骨太
僕は、海外の英語の先生のYouTube動画をたまに見ます。
・ネイティブの先生が英語で英語学習法を教える動画
・南米やヨーロッパ出身のノンネイティブの先生が、英語で英語学習法を教える動画
どちらも見るのですが、内容はけっこう骨太です。
ラクして短期的な効果が出るウラ技的なものではなく、どちらかといと、地味だけど確実な方法を教える感じなのです。
もしかして、欧米文化は効率重視を長年かけて追求してきたからこそ、「急がば回れ」的な発想になっているのかもしれません。
その結果、骨太で確実な方法を教えるスタイルの方が、多くの人達にウケるのかもしれません。
こういった文化の違いを知ることができるのも、同じジャンルで日本語教材と英語教材の両方を体験してみる醍醐味です。
次回の記事では、僕がショーンさんのセミナーから学んだ、「英語学習者にとっても通じる大事な学び」をお伝えします。
・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む)
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From 師範代Shinya(新村真也)
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