【最近、僕が「服のリサイクルショップめぐり」にハマった理由②】

 from 師範代Shinya

(→前回のつづき)

・新品とほとんど変わらない状態の服が、定価の10分の1以下の値段で手に入る。

・着ることにためらいがなくなるので、たくさん着て元が取れる。

・子どもにヨダレや鼻水、食べ物の汁をつけられても、心が乱れない。

・自分がこれまで着たことがないジャンルの服にも挑戦しやすい。

といった大きなメリットが、リサイクルショップにはあります。

加えて、「目が肥える」というメリットを、最近感じるようになりました。

新品だったら買わないような価格帯のブランド服が、ユニクロと同じかそれ以下の価格帯で手に入るので、試しに着てみて、ユニクロの服との違いを比べることができるのです。

それにより、経験値が増えていきます。

素材の違いを実感

たとえば、僕は先日、リサイクルショップで500円で売られていた、何の変哲もないコットン製の無地の白Tシャツを買いました。

汚れはどこにもなく、肌触りが良くて、綿100%なのに表面に光沢があって、いかにもしっかりした素材だったので、「ユニクロよりは高そうだな」ぐらいに思っていました。

買った後でタグを見てブランド名で価格を調べたら、なんと1着15,000円もするTシャツだったことが判明しました!

自分が無地の白Tシャツに、1万5,000円も出そうと思う日は、絶対に来なかったでしょう。

でも、着てみると、その肌触りの良さに感動しました。

確かに、高級な綿が使われているだけあって、着心地も良いし、表面の光沢が高級感を醸し出しています。

この経験をした結果、僕は「素材に対する目」が、一段階レベルアップした気がしました。

それでも僕は、新品でこのTシャツを買う気にはなれません。

でも面白いのは、このTシャツに15,000円の価値を見いだして、実際に買って、でも結局、自分の手持ちの服やライフスタイルに合わないと分かって売った人がいる、ということです。

もちろん、その人にとっても、その経験が一段目を肥えさせたことになるとは思います。

ただ、「高ければ満足度が上がる」とは言い切れないのが、服えらびのムズカしいところでもあり、オモシろいところでもあるのでしょう。

他人にとって不要なものが、自分にとって必要

リサイクルショップに行くようになって僕が気づいたのは、

「他人にとって不要になったものが、今の自分にとって必要」

ということです。

子供服も、自分の子どもが大きくなった人にとっては、もう使う機会がありません。

でも、今まさにそのサイズの服を必要としている親たちがいるのです。

大人の服も、買った時にはテンションが上がったけど、結局着ないままタンスの肥やしになっていた・・・

なんて経験がある人は多いと思います。

でも、「今、その服を着たい人」は、必ずどこかにいるわけです。

その人に安く譲ってあげたら、めちゃくちゃ嬉しい。

それが、リサイクルショップが人気の理由だと思います。

自分に合うものを選ぶ目を養うには、経験が必要

「他人にとって良いもの」が、必ずしも「自分にとって良いもの」とは限りません。

他の人達の評価が高くても、自分にピッタリ合うかどうかは、また別問題です。

そして、自分に合うかどうかをジャッジするためには、ある程度の経験値が必要です。

僕たちはどうしても、買い物する時に「失敗したくない」という心理が働きます。

でも、おそらくまったく失敗しない買い物は、ムリだと思います。

トライ&エラーを繰り返す中でこそ、自分に合うものが見えてくるからです。

失敗したと思っていた買い物も、実は「自分を知るために必要な材料だった」と捉えることができます。

そしてこれは、英語学習でも同じです。

教材選びで失敗しても、それは経験になる

英語の教材を選ぼうと思った時に、「有名な英語教材」や「話題のアプリ」にばかり目がいきがちです。

Amazonのレビュー評価が高い本を選んだり、英語が得意な人がおすすめしていた参考書を買ってみたり。

でも、どれも続かない。身につかない。やる気が続かない。

そんな時には、落ち込む必要はありません。

「今、自分は実験している」と考えてみてください。

大切なのは、自分に合っているかどうか、です。

それを知るために、買って使ってみたんだと思うようにしてみると、気がラクになります。

どんなに詳しいレビューを見てからその本を買っても、実際に使い始めてみるまでは、自分に合っているかどうかは、分かりません。

だから、たとえ合わなくても、ヘコむ必要はないのです。

僕は、ブログやYouTubeで、自分が良いと思った英語テキストを、細部まで徹底的に分析して紹介しています。

アマゾンのレビューを読んだだけでは得られないぐらい、細かい部分までお見せするのが、僕のこだわりです。

著作権侵害を恐れて中途半端なレビュー内容になるのを防ぐために、事前に本の著者の先生や出版社に連絡して、許可を取ってからレビューしています。

おそらく、ここまで面倒なことをしているユーチューバーやブロガーはないのでは?と勝手に思っています。

おかげで最近は、著者の先生や出版社から新刊のサンプル本をお送りいだいてレビューすることも増えていきました。

それにより、本屋さんに並んだとほぼ同時に、詳しいレビュー動画を出せることも増えています。

レビューの中では、どういう人に向いているか?が伝わるように常に意識しています。

それにより、あなたが「買ったけど、合わなかった」という確率を減らせますが、完全にゼロにはできません。

だから、ある程度は「買ったけど使わないテキストが本棚に並ぶこと」を想定しておくのが良いと思います。

僕の本棚にも、そういう本がたくさんあります。

僕はこれまでの20年間で、数百冊もの英語テキストを買ってきましたが、実際に使ったのは、全体の1割以下です。

でも、それらの本に出会うために、必要な実験だったと思っています。

あなたも、もし自分の本棚に使わない英語テキストが並んでいたら、「私は、自分に合うテキストを探すための実験を繰り返しているんだ。」とつぶやいてみてください。

そして、今使っているお気に入りのテキストがあれば、それを見つめながら、「この本に出会うために、私は他の本を試してきたんだ」と言ってみてください。

失敗やムダを恐れないことが、結局は一番の近道なのですから。

(完)

 

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