【佐藤さんとの再会】

From  師範代Shinya(新村真也)

(※僕がカナダに3ヶ月間留学した後、帰国した後の体験談です)

(→前回のつづき)

留学キャリアカウンセラーの佐藤さんに久しぶりに会った僕は、カナダでの留学や一人旅の思い出を洗いざらい話しました。

佐藤さんは、嬉しそうに僕の話を聞いてくれました。

僕が、目の前のことに集中して、余計なことを考えずに3ヶ月間過ごしたことが伝わったので、満足そうでした。

カナダでの生活は、とても充実していたし、仕事観も変わったものの、じゃあ、日本で何をしたいのか?と考えたとき、思いついたのは前の記事にも書いた3つの選択肢でした。

①英語を教える講師になる

②外資系企業で働く

③海外と取引のある日本の会社で働く

 

希望の順番としては、この順番通りでした。

一番やってみたいのは、英語を教える仕事で、次は外資系。そして最後は海外と取引のある日系企業でした。

留学生経験者の職探し

佐藤さんによると、留学経験者のほとんどは、「英語を使う仕事がしたい」という希望をする人が多いそうです。

僕もその気持ちはよく分かります。

せっかくここまで英語力を上げたのに、まったく英語ができない人と同じ仕事をするのは、なんだかせっかく投資した勉強時間を無駄にしているような感覚になります。

なので、僕も最初は佐藤さんに同じようなことを言っていました。

 

「英語を使う仕事」が見つけにくい理由

「英語力を活かした仕事がしたい!」と言っている留学経験者が多い一方で、その願いを叶える職種を見つけるのが難しいのが現状のようです。

なぜか?それには理由があります。

「英語を使う仕事」という言葉には、すごく曖昧な響きがあります。

「同時通訳者」や「翻訳家」といった分かりやすい例を除いて、英語を使う仕事はバリエーションが多すぎて、具体的な仕事内容が浮かんできません。

仕事で英語を使うシーンは、職種や所属部署によってまったく違ってきます。

会社勤めをするにしても、英文メールでのやりとりがメインの部署もあれば、電話でのやりとりが必須の部署もあります。

英語で会議やプレゼンするのが当たり前の会社もあるし、英語で書かれた学術的な専門書を読むのが仕事、という部署もあります。

英語というのはあくまで「ツール」であって、「目的」にはなりません。

単に、

「英語を使う仕事なら何でもいい!」

そんな心境では、自分自身でも英語力をどこでどう活かせばいいのか?がイメージできません。

自分がイメージできなければ、就職先探しの基準もブレます。

面接を受けても、説得力のあるプレゼンはできません。

結果的に、自分の強みを生かせる職場を見つけづらくなります。

佐藤さんによると、これが留学生がハマりがちな落とし穴だそうです。

英語にこだわり過ぎて、逆に視野が狭まってしまうのです。

英語は「テコ=増幅装置」

とはいえ、高い英語力を身につけることで、「その他大勢の日本人ができないことができるようになる」ことは確かです。

英語力をうまく仕事や人生に活かすためには、少し考え方を変える必要があります。

「高い英語力を持っている」

こと自体に価値を見いだそうとするよりも、

「英語力を使って自分のやりたいこと&できることの幅を広げる」

という風に考えた方がうまくいくようです。

実際、英語は自分の活躍の場や学びのチャンスを広げるツールであることは間違いありません。

 

不純な動機

僕はこれまで、3回職業を変えてきました。でも、そこまで深く自分のやりたいことや能力などを考えて職種選びをした経験がありませんでした。

最初の鉄工場の仕事を選んだ基準は、

「とりあえず、家から通いやすい職場で、残業がないところならどこでもいいや。」

という感じでした。

2回目の販売員の仕事は、

「とりあえず、冷暖房が効いてる職場で、完全週休2日制ならどこでもいいや」

という感じでした。

3つ目のジーンズショップの仕事は、

「とりあえず、正社員で働けることならどこでもいいや。」

という基準で選んでいました。

これらの不純な動機で始めた仕事の中には、結果的に長く続いたものもありました。

それなりに楽しいと感じたのも事実です。

でも、そもそもの出発点で、「自分の合った仕事は何だろう?」と真剣に考える機会はありませんでした。

そして、見切り発車をしてから、「う~ん、これは自分にとっては一生続けたい仕事ではないな」と感じることが多くありました。

もちろん、やってみなければ分からないことはたくさんあります。

18才の自分に賢明な判断ができるとは思えません。ここまでの道のりは、必要なプロセスだったと感じます。

ただ、日本企業文化の中では、新規採用者の年齢は35才がひとつの足きりゾーンだとすると、31才の僕は、そろそろ、

「本気で長く続けたい!この道を極めたい!」

と思える仕事を選ぶ時期に来ていると感じていました。

・・・つづく。

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From  師範代Shinya(新村真也)

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