from 師範代Shinya
(→前回の続き)
※英検2級の面接を受けるなら、1度は読んでおくべき新テキストのレビューの続きです。
次のパートは、2級から加わる難関パートの「イラスト描写」です。本ページはプロモーションが含まれています
今まで僕が見てきた英検受験者の中では、「このイラスト描写が最も苦手!」という声も多いです。
3コマのストーリー性のあるマンガを見ながら、何が起こったのかを伝えていく英文を、即興で作らなければなりません。
さらに、1コマあたり「2つの要素」を描写する必要があります。
イラストの登場人物の表情を見て、どう感じているのかを感じ取らなければなりません。
たまに、「日本語でもどう説明すればいいのか分からない」と感じるようなイラストに遭遇することもあります。
一応、黙読時間が20秒ありますが、20秒なんてあっという間です。
とても英文まで考えて組み立てる時間はありません。
イラスト描写問題の戦略
では、この本に書いてある戦略の一部を3つだけご紹介します。
①どんなに短くてもOKなので、とにかく「1コマ2文」で話すことを死守する。
②時制は必ず、過去形か現在形で言う。
③吹き出しの中がセリフの場合、
・人物1 said to 人物2 +「吹き出しのセリフをそのまま」
例:Mrs. Yamada said to her husband,
゛It’s rainy today, but I think we can go out.”
という感じです。
他にも、具体的な戦略が載っています。
特に③のポイントは大事です。
直接話法 VS 間接話法
人が言ったセリフを誰かに伝えるには、英語では2パターンあります。
「トムが『今日は仕事を休む』って言ってたよ。」
という日本語を英語にする場合、2つの言い回しができるのです。
パターン① Tom said, ゛I’m taking a day off.”
パターン② Tom told me that he was taking a day off.
どちらも言っていることは同じですが、難易度が大きく違いますよね。
パターン②の方は、that でつないで、その次の文章は
I → he
am → was
に変える必要があります。
特に、am を was に変えるところは、日本人には難易度が高く感じます。
文法書では、①を直接話法、②を間接話法などと呼んでいますが、②はミスが多くなりがちなので、試験ではトライしない方が良いです。
便利な「描写文の型」が満載
この本では、上記のような基本的な戦略に加えて、「文を追加する技」として、テンプレの型がいくつも用意されています。
たとえば、
Look + 形容詞
楽しそう → He looked happy.
わくわくしている → He looked excited.
イヤそう → He looked unhappy.
など、全部で9パターンも型が載っています。
さらに、この9パターンを組み合わせて、
He looked happy and excited.
というように、より1文を長くするテクニックも学べるのです。
この型を覚えておけば、どんなイラストが出ても、必ずどれかにヒットするはずです。
以上を踏まえた上で、本番と同じイラスト問題を見ながら、描写文の組み立てを練習していくことができます。
1ステップごとに「何をすればいいか?」「どこに気をつければいいか?」がハッキリ指示されているので、すごく分かりやすいです。
この本に従って何度か練習すれば、本番でも落ち着いてイラスト描写ができるようになるでしょう。
完璧な英文は作れなくても、ツボを押さえてれば、「合格点に達するだけの描写」はできるようになるはずです。
そうなれば、もうイラスト描写問題も怖くありません。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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