from 師範代Shinya
先日、多読セミナーをZoomで開催しました。
日本では、「英語を身に付ける=英会話」のイメージが強い気がします。
たとえば、周りの人に「趣味は英語学習です」と言ったら、
「わぁ~!じゃあ、英語ペラペラなんですね?」
「ちょっと英語しゃべってみてくださいよ!」
と言われる確率が高い気がしませんか?
(そう言われるのがイヤで、英語学習をやっていることを周りに隠している人も多いです)
でも実は、言語は「読む」ことの方が機会としては多いです。
日本語でも、仕事や日常生活で「話している時間」と、「文字を読んでいる時間」を比べると、おそらく読んでいる時間が長いのではないでしょうか?
「いや、私は本や新聞を読まないから」
という人でも、友人や家族とLINEのやりとりをしたり、スマホでヤフーニュースを見たりする時間があると思います。
また、街を歩いていると、広告ポスターや看板が目に飛び込んできます。
YouTube動画やTV番組を見ている最中も、画面の下にテロップが出てくることが多いです。
音楽番組見ている時には、歌詞が下に表示されます。
ふだん文字を読んでいる自覚がない人でも、実は無意識レベルで文字を読んでいる機会は多いのです。
僕がカナダに留学した時にも、1日の中で英語を読む機会の多さに驚いたのを、今でも覚えています。
バスの時刻表、お店の値札や商品説明、天気予報など、日常生活で英語を読めないと困るシーンがたくさんありました。
また、現地の企業で働いた期間も、1日の中で話している時間よりも読んでいる時間の方が長くありました。
職種にもよると思いますが、オフィスで働いている人にとっては、文字を読んだり書いたりする時間の方が、話す時間より長いはずです。
そんなこんなで、僕が留学した期間で一番必要に駆られたのは、実は「読む力」でした。
その体験から、帰国後は、リーディングの力を伸ばすことに目覚めたのです。
英語を読むハードル
最近は、日本語でも本を読む人の数が減り、年齢を問わず活字離れが進んでいる、と言われています。
そんな中で、「英語を読む」となると、ますますハードルが上がります。
日本語なら、サラッと目を通しただけでもだいたい意味が分かります。
でも、英語だとしっかりじっくり読み込んでいかないと、意味が取れないことが多いです。
そもそも僕たち日本人は、学校の授業で英文をじっくり読みながら和訳していく方法しな習ったことがありません。
だから急にサラッと素早く読もうとしても、できないのです。
その手間とエネルギーが「めんどくさい」という感情につながります。
人間は本質的に、めんどくさいことは避ける傾向があります。
めんどくさいことでもやる気になる時は、
①どうしても必要に駆られた時。
②実はこれ、楽しいかも!と気付いた時。
です。
順番的には、①→②になります。
楽しさに気付くためには、最初の一歩を踏み出す必要があります。
でも、そもそも最初の一歩を踏み出すのには、ある程度の強制力が必要ですよね。
僕の場合はカナダ留学中の体験が、強制力につながりました。
でも日本に住んでいると、英語が読めなくて困ることは、ほとんどありません。(仕事で英語を使わない限りは)
そこで先日、英語を読む力を養うための「英語の長文がスイスイ読めるようになるための多読セミナー」を開催しました。
セミナーは最初の一歩を踏み出す場
トータル19名の英語学習者が集まって、みんなで英文を読んでいくトレーニングを行いました。
セミナーのように場所と時間が固定されていると、それも強制力につながります。
また、読んだ時のスピードや理解度を毎回チャットボックスで報告していただく形を取ることで、集中力が高まるようにしました。
さらに、初見の英文を読んだ直後には、グループに分かれてお互いに内容をディスカッションする、という形式にしました。
英文を1人で黙々と読んでいると、飽きてしまいがちです。
でも、読む度にスピードと理解度を記録したり、読んだ内容を口に出したりすることで、目的意識を持つことができて、飽きを防ぐことができます。
セミナーでは、ただやみくもに読むだけではなく、「英文の波に乗ってスイスイ読み進める」ための3つのスキルを練習しました。
独学だと、このスキルの必要性に気付いてやり方を知るまでに時間がかかってしまいます。
そこをショートカットできるように、このセミナーを開催しました。
実際に参加してくれたメンバーの声の一部をご紹介します。
↓↓↓
長文は見ただけで読む気が出ずにいました。どんな風に取り組んで学習して行くべきかもわかりませんでした。
・セミナーの感想
このセミナーがきっかけでコツをつかみ、長文に取り組めたら良いなと思って申し込みました。私は超がつく程の初心者ですが、思っていたよりも楽しく、ポイントを教えて頂いたので隙間時間でも出来そうな事がわかり、学習していけそうです。
とても嬉しくなりました。セミナーを開いて頂き、ありがとうございました!
・英語の長文&多読の悩み
英文を読むのに時間が掛かること
・セミナーの感想
意味の取れない単語や文法で何度も読み直すことが要因だと思います。
・英語の長文&多読の悩み
単語の意味がわからない。
・セミナーの感想
実践を交えた多読トレーニングを何回もやった事で、多読トレーニングのやり方がよくわかりました。疑問が解決された事で、モチベーションも上がりました。これから楽しんで好きな分野の本を読みこなしていきたいです。
・英語の長文&多読の悩み
大切なお知らせなどが理解できない。 サイトによってはdeepLなどで翻訳できないことがある。 自分で自由自在に余裕で読めるようになりたいのになれなぁぁぁぁぁぁぁい!
・セミナーの感想
今まで思っていた多読のやり方が違うのでとても新鮮でした!
・英語の長文&多読の悩み
長い文章や構造が複雑な文章になると、読み続けるのがしんどくなって、途中でやめてしまうこともあった。
・セミナーの感想
たぶん複雑で長い文章を読み取る力と読む速度両方足りないんだと思うので、多読トレーニングで読む速さをアップできたらと思います。
構文の読み解き方は今やっている文法の勉強以外に読解力を身につける必要がありそうです。
今回のセミナーで読むスピードを上げるトレーニング方法を教えてもらえたので、少しずつ継続していきたいです。
・英語の長文&多読の悩み
TOEICテストで最後まで解ききれない。
・セミナーの感想
これまで精読(?)に費やしてきたので、速読の練習を忘れていました。Shinya先生からの助言ではっとしました。
以上です。
もしあなたが、いつか英文を読めるようになりたい・・・けど、なかなか最初の一歩が踏み出せない。
と感じているなら、こういったセミナーを受けてみると、始めるきかっけになるでしょう。
今回、スケジュールの都合が付かずに参加できなかった方々から、「セミナーの録画バージョンを受けたいです!」という声をいただいたので、2月28日(火)までの期間限定で録画バージョンをリリースします。
セミナー録画版の詳細を知りたい場合は、こちらを確認ください。
↓↓↓
英語が読めるようになると、取れる情報の幅が大きく広がります。
今は海外の本もアマゾンでカンタンに買えるようになりました。
ネット記事も英語で書かれたものの方が圧倒的に多いです。
英語が読めるようになるインパクトは、英語を話せるようになることよりも、大きなものかもしれません。
もしあなたが英語を読めるようになりたい!と思ったことがあるなら、今すぐカンタンな英文を読むことから始めてみてください。
その努力は、きっと報われます!
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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