From  師範代Shinya(新村真也)
 
僕がカナダのバンクーバーの企業で働き始めた頃に一番不安だったこと。それは、
 
「自分が今まで磨いてきた英語が、英語圏のビジネスの現場で通用するのか?」
 
ということでした。
 
カナダの現地企業の受付で働きながら、同時にマーケティング部門の調査資料を作る仕事をすることになった僕には、自分の力を試すフィールドが与えられた感じがしました。
 
こんな風に書くと、なんだか積極的でカッコよく聞こえるかもしれまんせんが、実際には僕はビビりまくっていました。
 
受付には僕以外にベテランのメリッサがいましたが、メリッサが席を外したり、有給を取って休みの日には、僕が電話と来客対応をしなければなりませんでした。
 
 

電話はむずかしい

僕が一番むずかしいと感じたのは、電話対応でした。
 
あるとき、こんなことがありました。
 
僕が受付にひとりでいるとき、電話が鳴りました。メリッサはいません。
 
僕は、自分の心臓がドキドキするのを感じながら、おそるおそる受話器を取りました。
 
僕「お電話ありがとうございます。アレクサンダーカレッジです!」
 
相手「こんにちは!○○の○○です。○○に○○した○○の件でお電話しました。クリスさんはいらっしゃいますか?」
 
(↑○○の部分は聞き取れていない)
 
僕「あ・・・はい!クリスですね!ただいまおつなぎします!」
 
(内線番号を押す)
 
クリス「はい!」
 
僕「あ、クリスさん、お電話が入っています。」
 
クリス「誰から?」
 
僕「それが、名前が聞き取れなくて・・・あと、用件もババッと早口で言われましたが、聞き取れませんでした・・・すみません。」
 
クリス「あぁ、いいよ。電話に出ればわかるから。ありがとう。電話回して。」
 
僕「はい。」
 
こんな感じのやりとりです。
 
最初のうちは、電話越しの聞き取りはこんなレベルでした。相手のしゃべっているセリフのうち、8割が聞き取れませんでした。
 
僕のリスニング力の問題というより、下地知識の無さと、電話の音がこもってハッキリ聞こえないことが原因だと思います。
 
 

対面はラク

受付に直接人が訪ねて来て、それに対応をしたこともありましたが、電話に比べるとずっとラクでした。
 
目の前にいる人の声はハッキリ聞こえるし、いざとなったらジェスチャーを使えます。電話と違って、相手の顔が見える安心感もあります。
 
僕はこの経験から、「英会話の中では、電話で話すのが一番むずかしい」ということを思い知りました。
 
 

電話対応のコツ

でも、何度も繰り返すうちに、電話対応もある程度コツをつかめてきました。
 
基本的に受付にかかってきた電話は、僕に用があるわけではありません。
 
社内の誰かのデスクに内線を回すのが受付の役目です。
 
だから、電話をかけてきた相手が話したがっている人のデスクに電話を転送すればいいのです。
 
全部を聞き取らなくても、一応仕事はできます。
 
僕が注意して聞き取りに集中すべきなのは、「相手の名前」と「相手が話したい人の名前」です。
 
ついでに、「相手が話したい人」が今、デスクにいるかどうか?を知っておくのも、スムーズなやりとりに必要だと分かりました。
 
 

余裕が出れば聞き取れる

ある程度ルーティーン化して心に余裕が出てくると、だんだん電話越しの相手のセリフが聞き取れるようになってきました。
 
これはきっと、「慣れ」だと思います。電話独特のこもった声に慣れたのと、心に余裕が出ることで、肩の力が抜けて、聞き取りやすくなってきたのかもしれません。
 
 

困ったケース

でも、たまにどうしようもないケースがありました。それは、「外部業者からの電話」です。
 
外部業者の中には、こちらの担当者の名前を知らずに、僕はそもそも誰に転送すればいいのか分からないケースもありました。
 
また、用件がまったくつかめない事もありました。
 
たとえば、ある日こんなことがありました。
 
(電話が鳴って・・・)
 
僕「はい。お電話ありがとうございます。アレクサンダーカレッジです。」
 
業者「こんにちは。○○の○○の件でお電話しました。」
 
僕「担当者の名前はどちらですか?」
 
業者「担当者様のお名前は分かりません。今回初めて発注をいただき、お名前も会社名でお受けしているもので。」
 
僕「そうなんですか・・・もう一度用件を教えていただけますか?」
 
業者「○○の○○について、発送方法とお支払いの件でお電話しました。」
 
僕「○○とは何でしょうか?商品名ですか?」
 
業者「いいえ。○○ではなく、○○が商品名です。」
 
僕「○○が商品名ですね。では、分かる者が戻ってきたら、○○についてお電話があったことを伝えておきます。」
 
業者「お願いします。あ、あとインボイスはいつ頃どこへ送ればいいですか?」
 
(ん?インボイス?なんか聞いたことある単語だけど・・・どういう意味だっけ?)
 
僕「すみません、インボイスとは何ですか?」
 
業者「は?・・・インボイスってのは・・・えーっと・・・インボイスはインボイスですよ!」
 
(ぬぬ!キレ気味だ!どうしよう?とりあえず、インボイスが何かは後で調べよう)
 
僕「分かりました。では、インボイスをいつ頃どこに送ればいいかを聞いておきます。」
 
業者「お願いします!ガチャッ!」
 
電話を切ると、僕の焦りが見えたらしく、ロビーを歩いていた人が僕の方に近寄ってきました。
 
「大丈夫?なんだか困ってたみたいだけど・・・」
 
それは、カレッジ(大学)の先生でした。僕の職場は民営のカレッジなので、ロビーで先生が出入りしています。
 
僕はすかさず聞いてみました。
 
「今、どこかの業者からの電話だったんですが、インボイスって何でしたっけ?」
 
先生「あぁ、それはね・・・」
 
先生は、僕にもわかりやすく説明してくれました。さすが先生!インボイスは、「請求書」という意味でした。
 
ちなみに、こうやって恥をかいて覚えた英単語は、強烈に記憶に焼き付きます。
 
とはいえ、恥をかく必要はありません。会話の中で使ってみて、「通じた!」という体験も記憶に焼き付きます。
 
だから、覚えた英単語を実際の英会話でガンガン使っていくことは大事です。
 
・・・つづく。
 
 
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